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ダメ人間の再生

初めまして、オラミ(30)と言います。サラリーマンです。

私は随分ダメな人間でした。

でもある所で働いて少し光が見え始めました。

それはラブホテル・・・3年前に働き始めて、先月ある理由で辞めることになりました。その3年間のラブホ生活の話をここで小分けでしていきたいと考えています。

第1階「生活苦の果て」

ちょうど3年前私は生活苦によりラブホテルで働くことを決めた。理由は女だった。現在は奥さんもいて子供もいて幸せな生活を送っている。

そもそもなぜラブホなのか?

・手っ取り早い

・何も考えなくて良い(掃除だから)

・体を動かせる

など私にとってメリットが多かったからだ。元々は同棲していた女性と別れ話になり「出て行く!」と言ってから一年以上家賃、携帯代、生活費を払わず月に15万以上の出費を強いられお金がそこをついたのも原因だった。そんな状況が続き借金手前の所でラブホで働いているという友達にをそこのバイトを紹介してもらったという訳だ。

友人→(今後もよく出てくるので補足)高校からの付き合いのある兄弟のような関係のやつ。ここではJとでも言っておこう。


早速ラブホの採用担当に連絡した。連絡すると日にちを指定してきたのでその日に行くことにした・・・・

面接当日。ラブホに到着しフロントにいたおばちゃんに「オラミです」と声をかけると「あーオラミさんね。おばば(ホテルの実質的な権力者。実はあとでバイトリーダー的な存在だった事が判明する)さんなら6階にいるからエレベーターで行ってね」と言われ、私は人生でほぼ初めてであろうラブホテルのエレベーターに乗り6階へ向かった。

6階を降りるとメガネのおばちゃんが立っていた。

メガネのおばちゃん→このラブホテルに勤めて3年のベテラン。お局的存在。ここではKさんとしておこう。

Kさん「あなたがオラミ君ね。602の部屋でおばばさんが待ってるわ」

おばば→こホテルの実質的な権力者。この人のいうことは全部YESと言わないとクビ。オーナーもちゃんといるのだがこの人が全部実権を握っているのだ。

私は言われるがまま602と書かれた部屋に行った。そして奥の部屋にじゃりン子チエみたいなおばちゃんが、ソファに座っていた。

おばば「あんただね。バイトを応募してきたの」

私ははいと答えると

おばば「お金は働いた分自分の身になる。働かなかったらお金ももらえない。わかる?」

突然言われて私は「はぁ・・」としか答えれなかった。さらに

おばば「ここで仕事をするということは、私の言うことちゃんと聞くこと、聞いてたら給料は貰えるんだから」

続けて訳のわからないことを言われた。私はこれは面接なのかと疑問を持ち始めた。これ以上おばばの話を聞くと訳がからなくなってくるので

私「Jの友達なんです!」

とデカイ声でおばばの話を遮るように言った。

おばば「あーそうなんだね!ヨシキの友達か!あんた」

ん?ヨシキ?なんだその名前あいつの名前はJだったはず・・・

聞くところ、このホテルでJはヨシキという名前で通っているらしい。ヨシキはXの映画を見に言ったJがホテルのバイト中ヨシキのことを熱弁していたことで、このあだ名がついたらしい。

話は戻るがおばばにこのJの話をした途端態度が変わった。

おばば「いつからこれるの?」

私「明日です!!」

そいうとあっさり採用決定!明日からこのラブホにくることになったのだ。

私は思った。Jって凄いやつだな・・・・

さぁ明日から出勤だ!頑張ろう!

(このラブホを辞めるまであと3年・・・・・)


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