「食べて寝て、体を休めて、赤ちゃんと触れ合うという本来の産後の過ごし方を実現できた」S.Aさん(36)
S.Aさん(36)
無痛分娩でご出産され、産院を退院後すぐHOTEL CAFUNEを利用いただいたS.Aさま。身体の休息をメインに過ごされました。
ー産後ケアリゾート『HOTEL CAFUNE』を利用しようと思った経緯を教えてください。
一番最初に知ったきっかけは、10年くらい前の女優さんのニュースでした。ただ、その時はあくまで韓国にそういう施設があるんだな、というくらいで、日本のカルチャーではないんだろうなと無意識に思っていました。
実際に自分が利用を検討を始めたのは、コロナ禍の出産で3日で退院しなければならないことになり、不安を覚えたのがきっかけでした。その時になって初めて、産後ケアを受けることができないか検索してみたのです。そこで日本にも産後ケア施設ができていることを知り、また偶然いいタイミングで友人に勧められたのもあり、HOTEL CAFUNEを選びました。
実は、以前他の産後ケア施設も実際に見学に伺っていたのですが、都内から距離があり、家族に送迎を依頼しづらいな、と思っていた矢先だったので、HOTEL CAFUNEができてとても助かりました。実際、渋谷区の自宅から高速で30分ほどで着きました。
助産師さんが毎日ケアをしてくれることも安心して選べるポイントでした。検討していた他の施設さんは、民間資格の方が産後ケアをするところだったんです。みなさんすごく優しくて素敵な方ばかりでしたが、専門知識に基づいたケアを受けたかったので、結果としてHOTEL CAFUNEを選んで良かったと思います。というのも、3日で退院してから一番大きな山だったのが、5日目くらいからおっぱいが張って苦しかったのがどうしても自己解決できなくて。自宅に出張助産師の方を呼んで乳房マッサージをしていただいたりしたこともあるのですが、HOTEL CAFUNEでは長期間にわたって毎日プロフェッショナルに授乳の状況や乳房の状態をみてもらえることに、私も家族もとても安心しましたし、もっと早く入ったら良かったと思いました。
あと、とはいえ『母乳道場』みたいな感じだったら嫌だなとも思っていて、HOTEL CAFUNEはそういう雰囲気じゃなかったのも良かったです(笑)。
ーご家族は産後ケアに関してどのように捉えていらっしゃいましたか?
やはり、出産というのが女性の身体に大きな負担になるので、病院でしっかりしたケアを受けられないまま3日で出てきてしまうことを心配しておりました。家族としても、産後の私が3日で帰されてもどうしたらいいか...という戸惑いがあったと思います。だからこそ、こういったプロフェッショナルのいる施設かつ面会できる自由さもある空間で過ごせることに安心して送り出してくれました。
ーHOTEL CAFUNEで過ごしてみていかがでしたか?
私はとにかく休むつもりで来ていたので、夜は赤ちゃんを預かってもらってぐっすり睡眠を取りました。日中は赤ちゃんと一緒に昼寝をしたり、テレビをみたり、Kindleで本を読んだりして過ごしていました。
滞在後半でだんだん体力が回復して元気になってきてからは、友達と会ったりもしましたね。HOTEL CAFUNEに併設されているカフェでお茶しました。
お食事が5回出てくるので、母乳育児に対する気持ちも前向きになれました。食べて寝て、体を休めて、赤ちゃんと触れ合うという本来の産後の過ごし方を実現できたのが本当に良かったと思います。赤ちゃんのペースに合わせて一緒に横になるって、自宅だとなかなかできないですよね。
あと助産師さんという有資格者の方が身近にいてくれるのが、赤ちゃんにとっても母体にとっても安心でした。マッサージも、乳房ケアも、アロマリンパケアマッサージも助産師さんがしてくださったので、身体を委ねることができました。
HOTEL CAFUNEの大きな特徴は、助産師さんや保育士さんなどの専門的な人材が多くいること、そして医療機関じゃないからこそ心をほぐしてもらえるような空間があることだと思うんですよね。例えば「お尻が赤いのが気になる」というときに、病院だったらお薬を出して解決する、という形になると思うのですが、HOTEL CAFUNEだったら助産師さんに「温かいお湯で洗うといいですよ」というような言葉をかけてもらえる。そのようなコミュニケーションに救われることもあると思っています。
ー印象に残っている出来事などはありますか?
やはり、おっぱいのマッサージをしてくれたのが良かったな、と思います。産後ケアでおっぱいをここまでしっかり見ていただけるとは思っておらず、自分で搾乳器を調べて買ったりして自己解決を試みていましたので、いい意味で予想を裏切られましたね。元々、完全に母乳にしようと思っていたわけではなくて混合で行こうと思っていたのですが、そんな私の希望に寄り添って授乳プランを考えてくださったり、アドバイスをいただけたのが大きな実りだったと思います。母乳をどうするかというのは、産後の傷が癒えた後の一番の悩みだと思うので、そこを解決できて助かりました。HOTEL CAFUNEにいるからこそできた子供とのスキンシップが母乳育児だと思っています。
自宅にいると、料理をしたり家事をしたり、どうしても家族のスケジュールに合わせて動かないといけないことが多いと思うんです。だから、母乳のリズムと、赤ちゃんのリズムに合わせて過ごす時間を持てて、母親として息子とふたりっきりで向き合う時間が作れたことが大きな財産だと感じます。家に帰ったら、家族の都合などもあるのでミルクに移行していくと思うのですが、ここまで母乳育児できたぞ、スキンシップを取ったぞ、という自信を持てるようになりました。そういう意味でも、ここにいる時間に価値があったと思います。
ーどういった方におすすめしたいですか?
私は母にサポートしてもらうことができたのですが、コロナ禍であることもあり、なかなかアウトソースするのって難しいと思うんです。すぐに保育園に入れるわけにもいかないし、シッターさんもいい方に出会えるとは限らないし。そんな中で母子ともに預かってもらえるのはきっとニーズがあるのではないかと思います。その時間を贅沢品だと思わないでほしいですね。SNSを見ていると産後うつなども話題になりますし、産院でもメンタルケアに力を入れていると思うのですが、何が一番メンタルにくるかというと、『孤独』だと思うんです。だから、信頼できるスタッフさんのもとで、身体と心を預けられる空間って大切だと思いますね。