母を看取りたい#6
今日は弟と一緒に、としちゃんの面会に行って来ました。
お部屋のカーテンを開けるとすでに夕食が運ばれていましたが、手をつけず。
「あぁ、良かった一緒に帰れる」と言い
そこから食事を勧めても「お腹いっぱいで食べられない」とゴネてほぼ食べず。
いろいろ声かけながら勧める私に
としちゃんがとうとうキレました。
帰りたいというとしちゃんの訴えに、私の返し方が「真面目に取り合ってくれない」と。
「もうお帰りください」「私に何も話しかけるな」「私はここで命を終えるから、お金だけ振り込んでください」
しまいには「あんたどう思っているの」と私を詰め、収拾つかないため
ラウンジに行って話そうと誘い、ラウンジで夜景を見ていました。
次第にとしちゃんも落ち着き
部屋に戻って歯磨きをさせ
足を拭いて靴下を替えて
「じゃあ帰るね。明日来るね」
と言うと「明日帰りましょう」と答えるので
相当帰りたいんだなと思いました。
以前もとしちゃんは突然怒って
その度に私は傷つくんですが
今回も久々に悲しくなりました。
認知症なんで、病気だと思えば仕方ないなって気持ちにもなるし
としちゃんの気持ちになれば理解もできます。
明日には忘れてしまっているんだから。
としちゃんには先生に面接を申し込んだから、会えたら聞いてみますと伝えました。
日に日に痩せていくとしちゃん。
排膿量も少なそうで、2週間以上経つけど色はほとんど変わりません。
貧血があるのか、肩で呼吸している感じにも見えます。
日々、いろんな検査をしており
面会に行くたびにテーブルに検査の予定表が置いてありますが何を見る為なのかは聞かされていません。
現状がどうなのか、治療の見通しはどうなのか、胆管がんは誰か診てくれているのか。
知りたい事はたくさんあるのですが
先生の名前も知らなければ、会ったこともありません。
大学病院ってこんなものなのでしょうか。
今日も看護師さんに面談の希望を伝えて来ました。
明日はとしちゃんがご飯を食べてくれますように。