福祉施設の手すり取り付けを経験値と科学的根拠(数値)で検証

福祉施設で手すりの取り付けがありました、責任者と相談していざ取り付けようとすると石膏ボードでスカスカになるので希望箇所のビスは出来ませんできた。

これは想定済みで下板が入っていると思われる石膏ボードと石膏ボードの繋ぎ目まで板を通す予定でした。そのために下準備でしたが下板かま通って居ずにルーム全体が巨大な製作品でした。

万一にも手すりが外れて利用者さんに怪我があっては対大変なので責任者と相談して補強方法を決めたました。

私的には科学的な根拠を元に安全性を確認したいと思って「中学生がどれくらいの力で物を引っ張る」のかそれに対する安全はどうしたら良いかを調べました。

上記サイト「子どもの筋力データの蓄積 株式会社LIXIL」から引っ張る力(1~8歳)240N 中学生は不明でした。

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B018L47PTA/ref=psdcmw_3491514051_t3_B004OCQQMQ

上記のエアコン室内機取付専用アンカー最大引張強度 ・石膏ボード12.5mm 0.67kN(68kgf) ・石膏ボード9.5mm 0.55kN(56kgf) の製品がある事が分かりました。

1kN=1000Nなので0.55kN=550Nが1本の石膏ボードアンカーの耐荷重です。対して1歳〜8歳の園児は240Nで2倍以上の余裕があるので大丈夫。

0.67kN(68kgf)から0.1kN=100Nは10kgf から10kgf=10000gf 1N=10000÷100=100gfと類推して結果は正解でした。

・1ニュートンはおよそ 0.102 キログラム重。 つまり、102 グラムの物体を支えるのに必要な力

 1歳〜8歳の園児は240Nの引っ張る力 つまり24kgfで60kgの成人なら楽に園児を引っ張れます。これは別に数値しなくても経験的に分かる話しです(笑)

550Nなら55kfで成人が引っ張れば石膏ボードアンカー1本なら外れてますが2本以上なら大丈夫です。中学生の児童なら成人が静止出来ますので経験的には問題ないと思いますが数値的な根拠で安心したいです。

前者で成人利用者さんの行動をスタッフ2人でも取れられ無かったと聞きますのでコンクリートにビス留めされたものなら大丈夫ですが石膏ボードの取り付け物が破壊されているのを目にしました。

通常は中学生からは分別も付くので問題ないが障害者施設は引っ張りも多いので新規に建てる時はそれらも想定しますが借家などでは入居後に補強工事を依頼するか柵などを設置して破壊されるのを防いでいます。

グループホームの自室での破壊行為は声掛けで静止はするものの本人が危険がなければ行動制限はせずに仮に破損しても本人の費用で修繕していました。

中学生3年生の背筋力は30kgで成人が一時的に頑張れば2人の中学生を一時的に静止出来る数値ですか経験的に合っている感じはします。

もし中学生2人が一時的にパニックになっても注意が向いていれば一時的に静止してもう1人スタッフで止められます。普通はこの場合は2名スタッフ制になって一対一ですが室内で一時的に2名から1名になっても大丈夫と数値は物語っています。

実際に取り付けるにはホームセンターで売っているのは耐荷重数kgですので下記のサイトにあるように下地そのものを補強する必要があります。


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