介護会社に思う会管理者とヘルパーのギャップ
デイサービスでの苦い思い出
これはアルバイトで数回通って離脱した大手介護会社の話しです。1階が施設で2階が事務所になっていて着替えといっても上から制服を着るだけなのでオープンだったと思います。
ある朝に2階に上がるとスーツ姿の男性が居たので軽く会釈をして下に降りると本部役員との事。その方だけか上層部全体かは分かりませんがヘルパーを見下す感じを受けました。
そこはデイサービスでジムのような健康促進器具が多数あってレクチャーを受けたながら利用者さん対応をしていました。送迎も行うとの事でこちらも同行していました。
送迎が終わり器具の使用方法を確認した所、その役員男性曰く「なんでそんな事をきくのですか?」ときつい語調で言われ他事業からのスパイのような扱いを受けました。
もしかしたら過去にそのような事実があったかも知れませんが、社外秘ではなく慣れた利用者さんなら知って居る事をマスターしたいの想いからでした。
その出来事から送迎中の過剰とも思える利用者さんへの気遣いに疲れて月初めに週一のアルバイトで入り3回目で離職の話しをして月末の出勤で最後だったように思います。
介護会社の管理者に思うこと
そんな記憶が思い出されて次に脳裏に浮かんだことですが介護会社によって管理者になる道のりが異なります。現場から認められつつ管理者になるパターンとキャリア採用で管理者になる過程で現場を経験するパターンです。
同じ管理者でもルートが大きく変わります。現場上がりの方は状況によっては現場に戻る方法もありますがキャリア採用は管理者が出発点なので上昇志向で役員を目指します。
それぞれのルートでは言動にも違いが出てきます。現場のヘルパーは思っているよりデリケートで言動の端々のその人となりを感じます。
会社運営を安定させる事がヘルパーと利用者双方に必要不可欠な条件で、ルールを厳しくしたり経費の引き締めを行ったりします。
一般企業であればそれなりの収入があれば仕事と割り切っての対応も可能ですが、介護職はベースとなる給与は業界全体に低い状態で人間味のある対応が求められます。
現場で必要な「人間味」と会社·管理者の求める「経済性」はある意味で相反します。片や想い(情)で語り片や思考(理論)で正論を話します。
そこでギャップが出てきて時には亀裂が生じるように思いました。この話しは特定の人や組織のでなく一般論として思い浮かんだ事を書きました。