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村上和雄博士追悼で「1/4の奇跡」が期間限定で無料上映されます!
「1/4の奇跡」無料上映期間
2021年5月4日(火)0時〜5日(水)24時限定で「1/4の奇跡」無料上映されます。↓
入江富美子監督から村上先生との思い出
4日21時半から入江富美子監督から村上先生との思い出語りがあります↓
主人公のかっこちゃんこと山元加津子さんとの出会い
映画の主人公のかっこちゃんこと山元加津子さんを知ったのは書籍「指談で聞く言葉の扉」を紹介記事からでした。
映画を何度か観て想う事は人それぞれ違う役割があってかっこちゃんは人々に彼らの事を伝えること、私は寄り添うことそんな事を感じました。
映画「1/4の奇跡」入江富美子監督から
【村上和雄博士追悼上映】
先日ご逝去された村上博士を偲んで、先生がご出演されていた「1/4の奇跡〜本当のことだから」(通常版、日本語字幕版、英語字幕版)を追悼上映いたします。
◆上映期間
5月4日(火)0時〜5日(水)24時(日本時間)
※前回のギフトシェアの時のように世界時間での延長はありませんので、お気をつけください。
◆視聴方法
入江富美子Youtubeチャンネルよりご覧いただけます。
▼1/4の奇跡 通常版
https://youtu.be/HodnRVekSFw
▼1/4の奇跡(日本語字幕版)
https://youtu.be/y-1ic7vnzPo
▼1/4の奇跡(英語字幕版)
https://youtu.be/ONmq5Umok-E
また、追悼上映にともない、4日(火)21時30分(日本時間)〜
入江富美子監督に村上先生との思い出を語っていただく時間を設けました。
こちらは下記3箇所からライブ配信いたします。
入江富美子Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCJWAdGUPSlCvjteMCObDXTg
入江富美子FBページ
https://www.facebook.com/FumikoIrieFB
Arigato Moviement FBページ
https://www.facebook.com/ArigatoMoviement
最近FBでの配信トラブルが結構あるようですので、
Youtubeチャンネルからご覧いただくのが確実かとおもいます。
みなさまとともに、村上博士へ心を寄せるひと時を共有できますことを
心より願っています。
https://peraichi.com/landing_pages/view/somethinggreat
中堀優先生から「1/4の奇跡」紹介
この映画は、多くの方に感動を与え、九カ国語に翻訳され、今なお十八カ国で上演され続けています。
「身体に障害があるからこそ、ほかの人にはない素晴らしい面があって、その素晴らしい面が出会う人々の心を動かしていくのだ」
支援学校教諭として長年障害を持ったお子さんたちと向き合い、その感性の素晴らしさに感動してきたかっこちゃんこと山元加津子さんの想いが、この映画に余すところなく描かれています。
「病気や障害はとっても大切なことを世界中の人が当たり前に知っている世の中にして」
"MS (多発性硬化症)になって良かった"と言い続けた雪絵ちゃんが亡くなる前にかっこちゃんとした約束です。
また、かっこちゃんの生徒だいちゃんは次のような詩を残してくれました。
「葉っぱだって
石ころだって
そこにあるだけで
心を動かす力がある
それが"ある"ということなんかな
僕だってそこに"ある"
"ある"ものはみんな大切なんや」
このような雪絵ちゃんやだいちゃんの心からの叫びを伝えるエピソードが、この映画で紹介されています。
かつて、アフリカのある村でマラリアが流行り、村が絶滅しそうになりました。しかし、絶滅はしなかったのです。
何故かといえば、熱帯地方に多い鎌状赤血球症という病気を持つ人たちがマラリアに罹らないことがわかったからです。マラリアは赤血球に寄生するため、変形した赤血球には住み着くことが出来ないのです。
鎌状赤血球症の人の兄弟を調べたところ、この病気は常染色体不完全優性遺伝が判明しました。
遺伝子は父母それぞれから一つずつ受け継がれます。
そのうちの一つが鎌状赤血球の遺伝子である両親から生まれる子供たちは、メンデルの法則により、次のように分かれます。
■ (鎌状赤血球の遺伝子)
□ (正常な遺伝子)
母 ■□ 父 ■□
↓
子供 ■■ ■□ □■ □□
1、■■二つとも鎌状赤血球の遺伝子を持つ4分の1のグループは、重度の障害が出現し、場合により早逝してしまいます。
2、■□ □■ 鎌状赤血球症の遺伝子を一つだけ持つ4分の1✖️2、つまり全体の半数を占めるグループは、低酸素状態などで呼吸困難を示すこともありますが、ほぼ正常に暮らすことができます。
3、□□ 残りの4分の1の人は、鎌状赤血球症の素因はなく、日常生活に問題ありません。
しかし、マラリアが大発生したとき、亡くなったのは、3、の正常な人でした。
そして、残りの4分の3はマラリアに罹ることはことはなかったのです。
さらに言えば、2、のグループに属し、重度の障害のない4分の2の人が生き残るためには、4分の1の鎌状赤血球症と重度障害を持った人たちがいなければならなかったのです。
この村の人は言います。
「私たちが元気に笑って暮らせるのは、過去に障害をもってつらい生涯を送った人たちがいてくれたおかげである、4分の1の人が救ってくれたんだ。」
鎌状赤血球症が、マラリアの多い熱帯地域に多いことも偶然ではなく、そこには大いなる摂理が隠されているのかもしれません。
七百年前に欧州で流行ったペスト禍を生き残った人の子孫が、エイズに罹りにくいということもわかりました。
エイズが流行ることを見据えた上でペストが流行ったような、しかも十分な人が残る四百年という時を待ってエイズ禍が起こったようなそんな気がするとかっこちゃんは語ります、不思議なお話です。
このように、障害者や病気の人たちが、直接的に間接的に他の人たちの命を救うこともあるわけですが、疫病の有無にかかわらず、障害者が幸せに暮らせる社会は、私たちにとってもより暮らしやすい社会であることは間違いありません。
障害者に優しい社会は、住むものにとっても幸せな社会です。
障害を持つ人たちへ捧げるかっこちゃんの愛情がさらに広がり、未来の地球が温かい社会になることを願うばかりです。
もうご覧になった方も、まだのかたも、ゴールデンウィークのこの貴重な機会に、ぜひ「1/4の奇跡」をご覧ください。
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