凄い人の良い話を素直に聞けない件
良い話を聞きました。
結論から言うと、
“親離れした娘、対して子離れできない母親の悩みに、美輪明宏さんが答えてくれた目から鱗な秀逸なお話。”
その母親の想いは、愛ではなく『恋』なのだと。
愛って、美輪明宏さんによると、何か良いものとか美味しそうなものを見つけた時、その人の分も買ってあげたいとか、そのような感じ。
対して『恋』は、私はこんなにしてあげてるのになんであなたは返してくれないの?という感じなのだとか。
その母親は、愛を与えているつもりで娘さんに『恋』をしている状態だから悩むのだ、と。
なるほど。自分にも思い当たる。
我が家の息子たちに、私もめっちゃ思ってるし、なんなら口に出して、
“なんで、あんたたちはやられて当たり前なのよっ怒!”
だ。
恋してないとは、言い切れない。
実際自分でも、彼氏みたいだ、と、思ったこともある。
でも、私は、物申したい。
こんな事、このジェンダーレスが当たり前の現代では口にするのもNGなのかもしれないけど…
『産んでない人には何も言われたくない』
そこは、お互いに相容れないとこ!
昔々、中国かな?中国になるよりずっと昔々のお話で、ある哲学者が言ったそう。
『女と男の違いは、子宮があるか、ないか。』
激しく同意なんですよ、
特に、今の私には。
男と女は、それをどちらを自分が名乗るかは自由です。だってそう感じるんだから。どんな人を好きになるかもどんな服装をするのかも自由です。私だってそこは絶対自由だと思います。自分の子たちでもね。
でもね、母親の辛さは、これだけは、産んだ人しか言わないでほしい。
それを踏まえて、美輪明宏さんだって、仰ってると思います。
あれほどの方。これまでだって、いかようにも言われてきてるだろうし、子宮がないから女じゃないなんても、私も思わない。
でも、恋なんて言えない。
そうゆう面もある、という…たとえ話で、私が聞いたのは、その一連の相談のほんの一部分なのかもしれないけど。
言葉を選ばずに言えば、
今も昔も男性としても女性としてもずっと美しくて、今でも第一線でご活躍で、ご自分のために全部の時間を生きて、今も美しい貴方に、母親の気持ちは、客観的に冷静に言わないで!余計悲しくなる!
私は今は、すべて受け入れてます。
43歳です。
でも、間違いなく、結婚も出産も、子育てに関しても、働き方に対しても、まったく平等ではない。
体が違うのは、性質が違うのは、脳が違うのは、仕方のない話で、否定は誰にもできない。
ジェンダーレスを主張するなら尚更、ジェンダーの現実を知った世代。
出産したら、マジで体型変わる。私は結果、これが一番ツラかった。他にももっとあるんですが。
仕事も失う、時間も失う、若さも美しさも。
それより得難いものを得るために、命がけなんです。
あえて子宮のあるなしで決めた性別だとしたら、産んでない幻のように美しい男性に、あなたのは愛じゃないなんて、冷静に分析される辛さ。
愛だわ!愛でしかないわ!!愛だって、歪むときあるんじゃ!!!
女の人の相談は、いつだって聞いてほしいだけ。
それを、本質答える、は、やめてあげて。
私は、素直に納得できませんでした。
以上です。