青春18きっぷの旅 2023年7月 名古屋編
皆さん、こんにちは。アラ還にして青春18きっぷデビューを果たしたホタテマンです。
さて、今回は乗り鉄の話です。しかしながら、本格的な乗り鉄旅行はこれが初めてです。私は昔からチャンスがあれば色んなコースで目的地に向かう癖がありました。或いは移動コースは往復よりも一筆書きが好きです。例えば時間的制約がなければアプリで出てくるコースから離れて移動したりします。以前、自宅から世田谷に住む友人宅へ向かう際、たしか渋谷経由がベストだったのですが、自由が丘で大井町線に乗り換え、二子玉川で田園都市線に乗り三軒茶屋まで行き、世田谷線で行った時は帰りには下高井戸まで歩いて京王線で明大前、井の頭線で渋谷と言った具合です。また、ビッグサイトからの帰りにはりんかい線で大井町から京浜東北線で横浜に戻るだけなのですが、わざわざ川崎で南武線に乗り換えて立川まで行き、中央線で八王子に移動して横浜線で横浜に戻る等したことがあります。よって、乗り鉄の素質は昔からあったのだと思います。でも、丸一日青春18きっぷを使ってずっと電車に乗る経験は今回が初めてです。
では、何故このタイミングでかと言うと、あまりにも暑いからです。7月なのに毎日猛暑が続くので週末も家でゴロゴロしてます。趣味のバイクは暑くていやですし、釣りも日中は死んでしまいます。夜釣りならと思うでしょうが、夜は夜で虫にやられます。特に私がやる磯釣りだと磯ブヨに知らない間に刺されまくり、1週間は痒い思いをします。勿論、対策すればよいのですが夜でもまだ暑いので長袖長ズボンは嫌です。
そんな中、乗り鉄ならどんな電車でも今時クーラーはあるので涼しいのではと思い、これだ!ってことでやってみました。
それでは今回の内容です。
7月某日、(写真を見ればバレバレ!)青春18きっぷを使って名古屋に行ってきました。コースは次の通りです。
久里浜~横浜~東神奈川~八王子~高尾~甲府~塩尻~中津川~名古屋~豊橋~浜松~沼津~大船~久里浜です。細かく見て行きましょう。
横須賀線
地元久里浜からJRの始発で横浜まで移動。
久里浜駅を04:31の始発東京行きに乗ります。
04:31発 東京行き
天気は晴天。今日も暑くなります。
電車の車種には詳しくないので、間違ってたらごめんなさい。現在勉強中です。特に番台に関しては完全に未知(無知?)です。
始発はまだ現役で頑張ってる一つ前のE217系です。ご覧の通り、東京寄り前3両がボックスシートになっているので勿論この車両を選択。でも、私にとって横須賀線と言えば国鉄時代の113系です。今も地方に行くと走ってますが、そろそろ絶滅危惧種でしょうか。
50分で横浜駅に到着。ここから京浜東北線、横浜線を乗り継いで八王子に向かいます。
京浜東北・根岸線
たった一駅ですが、朝の早い時間帯は横浜線の根岸線直通が無いので東神奈川まで移動します。
05:29発 大宮行き
横浜線
05:32には東神奈川駅に到着。乗り継ぎの05:47発八王子行きは反対ホームで待ってます。
05:47発 八王子行き
因みに、久里浜駅は午前6時半まで無人扱いなので機械で入場証明書を発行してもらいます。(写真失念!)今回はそれと青春18きっぷを見せてこの東神奈川駅で青春18きっぷに押印してもらいました。
06:43八王子着。既に出発から2時間経過。
中央線
駅のコンコースでフラフラしてたらホームに降りるのがギリギリになってしまい、行先しか写真撮れず。
06:53発 高尾行き。
たった二駅なので07:00には高尾到着。
中央本線(東)
高尾からはだんだんローカル色が濃くなってきます。
07:06発 甲府行き。
日曜日の朝早い電車なので、乗客は一般観光客、ハイキング客、自転車ライダー、後は私の同業と思われる若い人たちで座席はほぼ満席でした。
途中、大月で河口湖方面に行く人たちがどっと降りました。
若いころに電車で富士急ハイランドに行ったことがあるのでここまでは来たことがありましたが、ここから先はローカル線ではバージンテリトリーです。
笹子と言うと2012年の中央自動車道笹子トンネル天井板落下事故を思い出します。今回、中央本線で同じく笹子の先の長いトンネルを通りましたが、昔の甲州街道もこの辺りが難所だったのでしょうか。そしてトンネルを抜けると甲府盆地が始まり、経済圏も完全に山梨県に移ります。車窓の外には沿線にぶどう農園が広がります。
勝沼ぶどう郷を過ぎると次の塩山で今回初の特急の通過待ち。
無事08:38に甲府に到着。出発から4時間経過。
次は松本行きです。こちらも反対側ホームで待ってました。(まだ一回も改札を出てない!)
08:51発 松本行き
甲府からは身延線が出ているので、その内乗ってみたいです。そしてゆるキャン△の聖地巡礼なども。
甲府駅ではコーヒーとサンドウィッチを売店で購入。
塩尻までは約2時間。なんでそんなに時間が掛かるのかなと思ってたら、途中で特急3本に抜かれました。特に日野春では一度に2本の通過待ちでした。
途中、諏訪湖も見れたりしながら塩尻に向かいます。
上諏訪では沢山の老若男女の観光客が乗ってきました。日曜日だったので土日で一泊二日の観光を楽しんだのでしょう。若いカップルを見ると少子化対策宜しく!と言ってしまいそうになります。地元の若い子も乗って来てましたが、岡谷で沢山降りました。モールでもあるのでしょうか。
この岡谷ですが、路線がふたつに分かれてました。私が乗った松本行きは右に曲がり、長い塩峯トンネルを抜けた後、みどり湖に停車し、次に目的の塩尻に着きました。地図を確認するともう一方は辰野で飯田線と別れ、Uの字を書くように北上し、最終的に塩尻の手前で合流して塩尻に行きます。これはトンネルが出来る前までの本線だったのかなと勝手に想像していますが、もう少し確認が必要です。(御殿場線が熱海と函南の間にある丹那トンネルが開通するまで御殿場線が東海道本線だったのと同じ理屈?)この辰野を通る支線を愛称で辰野線と呼ぶそうです。辰野線もそうですが、いつか飯田線も乗りつぶしたい路線です。飯田線はこの長野県の辰野駅から愛知県の豊橋駅までを天竜川に沿って走る路線で駅の数がめちゃくちゃ多く、景色も良さそうです。
話を戻します。
塩尻には10:45に到着。ここまでを中央東線、ここから名古屋方面を中央西線と呼ぶそうです。運用もJR東日本からJR東海にかわります。塩尻では改札口があるコンコースを通って反対側のホームに移動するのですが、この時凄い光景に遭遇しました。それがこちらです。
入口が私の肩幅程度しかないお蕎麦屋さんです。見た瞬間、どこかで見たことがあると気づきましたが、多分千鳥の相席食堂で紹介していたのではと思います。時間があれば是非立ち寄りたかったのですが、時間の関係で今回はパス。悔いの残る旅行です。
中央本線(西)
反対側に降りて行くと10:54発の中津川行きが来てました。確か2両編成で綺麗なクロスシート電車でしたが乗客が多く、しばらく立ってました。
中央西線の普通はワンマンで、中津川まではほとんど無人駅でした。そして出発して次の駅の洗馬でいきなり特急の通過待ち。そのまま混んだ状態で進んで行きますが木曽福島駅でごそっと降りたのでその時点で座れました。この駅も良い感じだったので是非リベンジしたいです。
電車はどんどん進みます。木曾福島の次の駅である上松を過ぎた所で横を流れる木曾川に寝覚の床と言う景勝地があるという情報を事前に入手していたので動画撮影してみましたがあまり上手にできなかったのでグーグル先生から写真を一枚お借りしました。
次回は目の前で見てみたいです。
そして美しい景色を堪能しつつ、電車は12:54に中津川に到着しました。この時点で既に出発から8時間強。大分疲れも溜まってきました。
中津川では乗換時間20分以上あったのでこの旅最初の改札口通過です。
外では興味深い看板を発見。
こう言われては仕方ないので改札口を出て直ぐ横にあったキオスクでお土産を購入。家で待つ奥の方様への心付けです(要するに賄賂)。
そして購入したのがこちら。
さあ、いよいよ名古屋までのラストランナーです。
ロングシートでしたがとても綺麗な車両でした。都会に近づくとロングシートが増える。
13:17発 名古屋行き
この快速名古屋行で一気に名古屋です。名古屋には14:34に到着。
名古屋で今度は東海道線に乗って帰りますが、その前に少しは名古屋を堪能したかったので、ずっと我慢してた食事タイムです。狙いは勿論きしめん。名古屋駅のほぼすべてのホームにあると思われるあのお店で食べました。
疲れてて思考が低下していたのだと思いますが、目に飛び込んできたワンコインきしめん(500円)にしました。それがこちら。
揚げたてエビ天とネギとかつお節がとても美味しいきしめんです。これにして大正解でした。
お腹も少し膨れたので改札口を出てみましたが、ものすごい人でした。しょうがないので目の前のキオスクでお土産と夕飯用の駅弁を購入して改札をまた通りました。
東海道本線
さあ、帰りは東海道線です。行きは10時間掛かりましたが帰りは6時間程度です。先ずは快速豊橋行きで東に進みます。
15:01発 快速豊橋行き
クロスシートでしたが激混みでした。しかしさっきまで乗ってた中央本線とは違い、直線の多い東海道本線では100キロ超の時速でビュンビュン飛ばしていきます。快速だったので豊橋まで9駅。所要時間1時間弱でした。
興味深かったのは写真に写っている駅員さん、乗った電車の運転手、そして車掌さんまで全員女性でした。女性にはもっと活躍して欲しいと考えるホタテマンです。
豊橋には15:57に到着。コンコースを渡って次の浜松行きに乗り継ぎなのですが、3分しかなかったので出発前にヘッドショットを撮れませんでした。
15:57発 浜松行き
浜松には16:35に到着(既に朝から12時間弱経過)。途中、蒲郡で花火大会があるみたいで浴衣姿の若い人が沢山居ました。自分は暑くて甚平しか来ませんが、浴衣姿はいいものです。特に髪型をバッチリ決めている女性はとても素敵です。若いっていいですね。「人生これから色々あるけど基本は楽しいからね」と声を掛けたくなります。(声を掛けたら痴漢扱いで捕まるのでしません。)
浜松では2分しかありませんでしたが、ホームの反対側だったので37分発の熱海行きに乗れました。
16:37発 熱海行き
6両編成で前3両がこのタイプでした。たしかユーチューブで見たときに元はどこかの特急が今は東海道で普通として運用されていて乗り心地がとても良いと言ってましたが、まさにその通りでした。浜松からこの電車で地獄の静岡横断でしたが、高級シートのおかげで少しは楽できました。
そしてアプリによると沼津で上野東京ラインの始発に乗れるとあったので、熱海からは混雑が予想されたので沼津で乗り換えました。
沼津には18:53に到着。19:03発に乗り換えです。
19:03発 小金井行き
E231系です。ロングシートですがJR東日本の車両です。少しホッとします。沼津ではガラガラだったのでロングシートではありましたが既に夜の7時を過ぎてますので名古屋で買った駅弁を食べます。
普通に美味しかったです。函南に着く前には食べ終わってました。ちょっと早食い過ぎましたね。イメージでは丹那トンネル内で食べ終わる予定でしたが。。。
そしてドンドン乗客が増えて行く中20:26に無事大船に到着。
とうとう本日のラストランナーです。
横須賀線
今回の旅で唯一往復する大船~久里浜間。もう安心しきって心はゆるゆるです。
20:39発 久里浜行き
5分前に来た逗子止まりの湘南新宿ラインはやり過ごし、横須賀線に乗り込みました。
帰りは最新のE235系です。
21:17、無事久里浜に到着。長い一日が終わりました。
今回の戦利品。
今回の統計。
乗った回数:13回(乗換12回)
乗車時間:14時間27分
乗換時間:2時間19分
総移動時間:16時間46分
移動距離:778.8km
乗車賃:2,410円(青春18きっぷ1回分)
今回は初めてだったので昔からやってみたかった中央線・東海道線の一筆書きコースにしました。時間的にはギリギリだったので特に観光らしい観光は出来ませんでした。次回はもう少し見て回れる旅程にしてみます。
ではまた次の記事でお会いしましょう。