2024年5月 原付二種で九州遠征 志布志~川辺 編
極寒の雨でも、猛暑の中でもGN君に跨り旅を続けるアラ還ライダーのホタテマンです。
3日目
さて、3日目の朝は鹿児島県の志布志に向かうさんふらわあ「さつま」で06:00頃に迎えたが、前日は雨と疲労であまり食事を取らずに寝てしまったので空腹で起きてしまった。向かったのはフェリー内のレストランにある朝食ブッフェ会場。5分前には並んで5番目ぐらいで入場。
健康を考え、野菜や魚多めにしているがやはりフェリーのカレーは外せない。船や列車の旅の場合は朝食も色々考えるのだが、バイクツーリングだと朝から食事のことをあまり考えたくないので朝食はフェリーやホテルのブッフェでドカ食い、昼食は食べたり食べなかったり、夕食は地元スーパーのお惣菜を肴にお酒で適当に部屋飲みがホタテマンスタイルである。
お腹いっぱいで外を見ると本船は宮崎県最南端の都井岬を回り込んで志布志湾に入って行く所。
午前9時頃に志布志港接岸。ご覧の通り、志布志港には立派なサイロが沢山ある。どうやら志布志港は家畜の飼料輸入の巨大基地のようで、ここから陸路で鹿児島県や宮崎県各地に飼料を輸送しているようだ。サイロに関しては苫小牧港以上かも知れない。
志布志からは今回の目的地「その1」である最南端の佐多岬を目指す。志布志港を出て東串良町~肝付町~錦江町などを経由して大隅半島のど真ん中を走って行く。真ん中なので山深く、高原盆地のような場所もあり、農業、酪農、林業等が盛んのようだ。対向車線には木材を積んだトラックや豚が満載のトラックとすれ違ったりする。そんなこんなで県道68号線にある「南大隅町道佐多岬公園線」に入る。佐多岬公園まではここから更に8kmある。
駐車場の直ぐ前にガジュマルの大木があり、その奥に第2展望台がある。
早速、第2展望台から佐多岬灯台を確認。
写真を撮ったりして観光案内所に最南端踏破証明書をもらいに行った際、ここから更に徒歩15分程先にある展望台に行く価値があるかと尋ねた所、「ここからは見れない景色があるので絶対に行くべき。帰りに寄って感想を聞かして欲しい。そして帰路の登りで汗をかいたら是非塩ソフトクリームで糖分と塩分を補給して欲しい」とのこと。折角なので騙されてもいいやと思い先端の展望台まで歩く。そしてそこの景色がこちら。
少し近くなった佐多岬灯台。ここまでは想定内。そして頭を右(西)の方に振ると見える景色がこちら。
正直、参った!の一言。これは第2展望台からは絶対見れない。やられた感たっぷりである。
帰りは御崎神社にご挨拶。
約束通り、帰りに観光案内所に立ち寄り、ソフトクリームを買わせる為の完ぺきなビジネスモデルである旨を伝え、全員で大爆笑した。美味しくソフトクリームを完食し、佐多岬公園を後にする。
公園駐車場を出て直ぐの所にある31°線記念碑前で写真を一枚。
さて、第一目標をクリアしたので次の旅程に移行する。大隅半島の西側を北上し、根占港へ約30分の移動時間。根占港からはフェリーなんきゅうで錦江湾(鹿児島湾)を横断して薩摩半島の山川に向かう。
根占港ターミナル到着。
この「フェリーなんきゅう」だが、今まで乗ったカーフェリーの中では最小かも知れない。総トン数は136トン。船内も兎に角狭かった。山川港まで約50分の船旅だが、ほぼずっと外に居た。
これでフェリー4本目。
山川港到着。これで薩摩半島上陸である。
ここから南下して日本最南端のJRの駅である西大山駅に向かうのだが、途中で遭遇したのがこちら。
日本における再生可能エネルギーの中で水力発電は既に可能な限り設備設置が完了していると思う。こんだけ温泉がある日本であれば、地熱発電が有効ではないかと昔から思っているのだが、あまり実用化されていないように思える。課題が多いのだろう。
西大山駅到着。
西大山駅も堪能できたので次はこの指宿枕崎線の終着駅である枕崎駅に向かうが、途中で素晴らしい施設を発見。
夢のような場所である。
更に30分ほど西へ進み、枕崎駅に到着。ここはJR最南端の終着駅。
枕崎はカツオ節が有名。町中カツオ出汁の香りがする。
枕崎駅も見れたので、本日の宿であるHOTEL AZ 鹿児島川辺店に向かう。移動時間はおよそ30分。途中でハイパーマーケットの「A-Zかわなべ」にたちより、今夜の酒と肴を購入。ハイパーマーケットとかスーパーセンターとか自称しているだけあり、めちゃくちゃ大きな店舗である。まるで大型食品店とホームセンターがくっ付いたような店。ご当地色だろうが、鰹節セクションがやたら充実していた。
鶏刺しは鹿児島の郷土料理で、私の好物!(最後が汚らしい写真で申し訳ない。)
この日も疲れていたのでシャワーを浴びて、とっとと寝てしまった。
これにて3日目は終了。明日は島原に向けて北上だ!!