横浜市 桜木町と鶴見の立呑み「晩杯屋」
こんにちは。何故か晩杯屋全店制覇がライフワークになりつつある、アラ還ビンジドリンカーのホタテマンです。
さて、今回も晩杯屋。前回は桜木町を制覇したものの、鶴見が未踏破だったなのでそこに注力しつつ横浜へリベンジトライとなりました。
青春18きっぷではないので、今回は京急で地元久里浜から日の出町まで出て、そこから競馬ファンでごった返すウインズ横浜を横目に桜木町まで歩いたのだが、日の出町駅を出てすぐ、野毛山動物園に向かう坂道の麓辺りに昔からある「日の出劇場」と言う、昔懐かしいストリップ小屋があり、その辺りに行列が出来ていた。詳しく観察するとどうやら小屋の名前をロック座と改名し、営業を続けている模様。しかも、小屋の壁には大きな踊り子さんの写真が4枚も飾ってあり、もはやアイドルコンサートのようである。違いと言ったらファンがオッサンたちであることだろうか。(詳しくないが、地下アイドルのコンサートもこんな感じか?)私も若いころは社会勉強の為に2~3回ストリップを見たことがあるが、私の楽しみ方は綺麗な踊り子さんたちで目の補養をするのは勿論だが、その踊り子さんたちを真剣な眼差しで凝視している観客のオッサンたちの顔を見るのがなかなか笑えて面白いのである。
だらだら歩きながら桜木町まで移動、ピオシティに到着。今年のゴールデンウィークにピオシティの立ち飲み街を訪問した際は凄いことになっていたので、シルバーウィーク前半の三連休もやばいのではと思い、午前11時の開店直後に突撃。しかしながら、混み具合は普段通りだったように思う。
今回も、次の鶴見店がオープンする午後1時にあわせて最低でも12時半までは滞在する予定なので時間配分を間違えないように気を付けながら飲み始めたが、そんな器用なことが出来るはずもなく、滞在20分で酎ハイ3杯を空けてしまい、鶴見移動がまた怪しくなってきた。
この日の刺身はイナダ、コショウダイ、イサキだったので、アラ汁は多分イナダのアラだと思う。身がたっぷり詰まったカマの身のアラだったので汁も身も楽しめた。ホヤは下処理が荒かったようで少し臭みが残っていたが、私は楽しめた。ガツ刺しはネギ塩とゴマ油が掛かっており、酒がいくらでも飲めてしまうコスパ最強の危険なアテ。コショウダイの刺身は予想通り脂が乗っており激ウマである。(晩杯屋ってレアな魚の刺身を出すからいつも楽しみにしている!)最後にサービスのピリ辛メンマは普通に旨かった。全店舗かは不明だが、ここ桜木町店ではレシートにサービス券が付いており、次回来店時にレシートを渡すとサービスのお通しがもらえる。
しばらくして隣のダンディーな紳士と会話を始める。年齢を聞くと昭和15年生まれの満85歳。とてもそのような年には見えないのだが、どうやらご自宅は藤沢の湘南台方面で、既にリタイアしているが毎週日曜日にウインズでメインレースの馬券を購入しているとのこと。購入後、晩杯屋に来て一杯やって、帰宅してからテレビでメインレースを観戦するのだとか。ダラダラ一日中馬券を買うでもなく、毎日地方競馬に傾倒するでもなく、自分の決めたペースと金額内で馬券を買っているらしく、研究用のノートも見せてもらった。馬券を買って当てるのが勿論目標なのだろうが、結果が出るまでのハラハラ・ドキドキ、当てた時の喜びと外した時の悔しさ、下調べへの情熱など、心の健康が長寿の秘訣だと思い知らされる。
この紳士はチェーサー用の酎ハイ1杯に濁り酒2杯をチビチビやりながら肴数点を楽しむスタイル。私のことが気に入ってくれたのか、丁度濁り酒の2杯目を注文する際に私の分も注文してご馳走してくれた。濁り酒自体はヨーグルトドリンクのような味がしてとても好きなのだが、いつも悪酔いするので警戒しながら飲みだしたところ、クイっと3口で飲んでしまった。結果的に濁り酒の存在は翌日までしっかり残っていたことは言うまでもない。
最終的に12時半まで滞在した。1時間半の滞在で桜木町では酎ハイ7杯とアテは写真を失念した追加で揚げニンニクを注文して終了。楽しい会話と旨い肴でついついやり過ぎてしまった。
JRにて鶴見駅に到着。何気にJR鶴見で降りるのは初めてだと思う。
西口から徒歩2分で鶴見店到着。
この店舗は大きさ的には平均的ではないかと思う。駅から近く、されど飲み屋街のど真ん中と言う訳でもないので、何となく落ち着く感じがする。
注文したのはゴーヤの天ぷらとオクラの天ぷら、そしてアジフライに揚げカレー。腹が空いていたのか、揚げ物中心である。そして酎ハイ。ここでの滞在は40分程度で酎ハイ3杯。桜木町店で7杯飲んでからの酎ハイ3杯のペースは大分遅くなっていたようである。揚げカレーは初めて注文したが、どうやって作っているかは分からないがカレーに衣を付けて揚げたもの。簡易カレーパンのような感じで旨かった。
後は千鳥足で京急鶴見駅まで歩き、久里浜まで戻って無事帰宅となった。
帰りの京急の中で少し精神疾患を患われていると思われる初老のご婦人が大声で良く分からないことを訴えており、私の目の前に座る女子高生2名が頷きながら一生懸命対応しようとしていたので、目配せで相手にするなとメッセージを送っていたら、知らぬ間に私と仲良くなってしまい、久里浜までアラ還オヤジと女子高生のちぐはぐトークが続いた次第である。
「晩杯屋」好きである。料金の絶対的安さと食事の旨さ、消費者相手の商売の鉄則である「早い、旨い、安い」を実現しているのが素晴らしい。前々回は新宿から横浜に向かって南下したが、今後は鶴見から少しづつ北上しながら全店舗制覇したい所存である。今の所、好きな店舗トップ3は「新宿想い出横丁店」、「大井町ゼームス坂店」、「鶴見店」だろうか。
今後の晩杯屋活動「晩活」に乞うご期待!!
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