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2024年11月 五島列島釣り遠征

こんにちは。五島列島の磯が大好きなアラ還磯釣り師のホタテマンです。


往路

さて、今回は恒例の五島列島磯釣り大会。大会と言っても競技はしていないので名前も同窓会に変更し今年も実施する運びとなった。我々の遠征は佐賀県の呼子港から出ている渡船「海輝」で3時間掛けて行くスタイル。土曜日の早朝に出港するので金曜日の夜までには現地入りする必要がある。荷物が多い磯釣りなので今回も車で向かったのだが、地元横須賀から福岡県の新門司港へ運航している東京九州フェリーを利用するフェリーワープ方式が一番楽なのでこのルートを採用。費用はかさむが、意外と高速道路利用での移動と大きく金額に差はなく、超絶楽ちんなのでアラ還オヤジの財力を投入してこのルートを選択。船が200m越えの超大型フェリーなので諸事情から出航時間は午後11時45分。到着は21時間後の翌日午後9時となる。よって、出発は仕事を終わらせた後の木曜日の深夜。自宅を午後10時頃に出発し、15分程でフェリーターミナルに到着。

横須賀港FT(フェリーターミナル)にて乗船時間を待つライズ君
横須賀港FT

案件ではないが、地元のフェリーなので詳細を案内したい。

午後11時20分頃から自家用車の乗船開始。スマホのQRコードをスキャンしてもらい、車ごと乗船。FTに寄る必要もなく、乗船手続きはめちゃくちゃ楽である。

車両甲板(3F)

宿泊用の荷物を車から持ち出し、キャビンに向かう。内容はいつものツーリストAで4Fの部屋。一番安いカプセルホテル風の相部屋である。

今夜の寝床

乗船後はいつもの通り荷物を部屋に置き、先ずはお風呂(6F)に直行。このフェリーのお風呂には大展望風呂とサウナに露天風呂まである。風呂に関してはSHKグループ(東京九州フェリーが所属するグループ)が個人的には一番好き。

さっぱりした所で一旦キャビンに戻り夜食を持って5Fのカウンター席に移動。いつもここで晩酌や食事をする私のお気に入りスポット。

ブリの照り焼き弁当にアテにイワシのフライ。お供はいつものブラックニッカ。

2時間程ゆっくり食事と晩酌を堪能し、午前2時過ぎに就寝。


翌朝はゆっくり目の午前8時半に起床。早速朝食である。

ハンバーグ弁当と半分まで減ったブラックニッカ(朝から飲むホタテマン)

おつまみで酒が進み、デザートには船内で購入した白熊!

ちーかまと白熊

船外に出てみる。凪&快晴。

気持ちいい!
私はファンネルが好き

午前9時過ぎにはいつもの和歌山県最南端(本州最南端)の串本町にある潮岬灯台を目視。


潮風にあたったので2回目の入浴。

6Fにあるお風呂

風呂から出てくると午前10時頃のメインイベント、姉妹船「はまゆう」との反航。お互いに汽笛を鳴らすダイナミックなイベントである。

「はまゆう」(旅客定員:268名、全長:222.5m、総トン数:15,515トン、航海速力:28.3ノット、積載台数:トラック約154台、乗用車約30台)。乗船している「それいゆ」も同スペック。


あまり時間が経ってないが、昼になったのでとんかつ弁当を頂く。そろそろ酒を抜く必要があるのでここからはお茶のみ。

ランチ
デザートはロッテの爽


船の長旅を上手に過ごすコツは寝ること。私の場合は風呂・食事(酒)・寝るを3サイクル回すと大概到着間近になる。

午後5時頃に昼寝から目覚めると本船は既に豊後水道を北上中。沖に見えるのは水ノ子島灯台。この灯台は日本の灯台を間接的に管理する公益社団法人「灯光会」の「日本の灯台50選」に選ばれている灯台。離島の灯台なので、多分これ以上近づくことは不可能だと思う。

水ノ子島灯台:【光度】560,000カンデラ 【光達距離】約37km


5時半頃になったので夕食タイム。私の隠れた趣味に遠方で大好きな崎陽軒のシウマイ弁当を食べると言うのがある。今回も行きのフェリーの〆はこの弁当。

誕生70周年!
完璧な内容とバランス

シウマイ弁当を完食し3回目のお風呂に入り、キャビンでゴロゴロしてたら下船時間少し前の午後8時半。ロビーに集まる乗客と一緒に待っていると9時少し前に車両甲板への移動許可が出て車内にて下船の時を待つ。

午後9時10分、無事下船。
新門司港到着時の自宅からの走行距離は驚異の8.5km!これぞフェリーワープ!!


福島県の新門司港からは高速を使って佐賀県の呼子に向かう。最初に乗るのが九州縦貫自動車道。新門司ICから乗り福岡方面に向かう。そのまま乗り続けると鳥栖方面に行ってしまうので福岡ICで福岡市内を通る福岡高速4号粕屋線に乗り換える。そして貝塚JCTで1号香椎線に乗り換え福岡のウォーターフロントを進みそのまま環状線に入る。途中、博多ポートタワーや中州・天神などの繁華街の夜景を見ながら進むと福重JCTで西九州自動車道に入る。前原料金所で精算し、後は下道と自動車道のハイブリッドのような道を唐津市街まで進み浜玉ICからは市街地を抜けて呼子に向かう。

呼子到着は午後11時20分頃。今回も釣行をいつも企画してくれているユーチューバーの「ヒミツキチ」チャンネルさんの事務所でお世話になる。既に大半のメンバーは到着しており、私が到着し、お土産を渡すとなにやらおかしな雰囲気が漂う。みんな酒を飲みながらニヤニヤしている。理由は直ぐに分かった。私の次に遠くから参加している和歌山のA氏が今回、郷土料理で日本3大臭珍味のひとつである「なれずし」を持ってきたからだ。なれずしは有名な日本最古の寿司と言われる滋賀の鮒ずし同様、サバに米を抱かせて発酵させる匂いの強い寿司。現地に行かないと中々口に入らないので前々からお願いしてあったものである。私が到着する前までの6名中、旨いと言ったのはヒミツキチのメンバーのハルさんと持って来たA氏のみ。残りの九州勢男子4名は全員撃沈!そこで私の反応が気になっていたようである。

早速口の中に放り込んでみる。強烈な匂い(臭い?)に困惑するが酸味と塩味があり、決して悪くない。A氏曰く、「酒とあわせると最高」とのことだったので持参した残りのブラックニッカで胃に流し込むと何とも言えない旨味が口の中に広がる。私が強がっているとみんな思っているので立て続けに3切れ食べて見せた。クサヤで鍛えられているので全く問題なく堪能することが出来たのだろう。メンバーの中には雨に濡れた中年オヤジを10名、4畳半の部屋に押し込めたような臭いとかいう人も居たが、はっきり言ってなれずしに対して失礼である(笑。

今回A氏にご持参頂いたのはご自宅の近所のお寿司屋さんで調達したものらしく、なれずしとしてはとてもマイルドとのこと。そんななれずしだが、地元和歌山でも食べられる人の割合は5割程度とのことなのでダメな人はダメなのだろう。クサヤと納豆に慣れている関東勢は行ける口かもしれない。

なれずし(熟れ寿司)
紀州名物なのは確かである

部屋中をなれずしの臭いで充満させながら午前2時頃に就寝。


釣行

翌朝、7時半の出船にあわせて起床。因みに乗船場所は事務所から徒歩1分の所である。ここからの釣りの内容は写真も忘れて一晩中集中してしまったので全く無い。そこでヒミツキチさんが動画をアップしてくれたのでそのリンクを案内することでお茶を濁したい。


第一部:渡礁と昼の部

第二部:夜の部と回収

第三部:帰港とクーラーチャック

もし気に入って頂けたらチャンネル登録と高評価をお願いしたい。


さて、自前の写真に戻りたい。こちらは今回私のパートナーとして同じ磯に乗ってくれた広島のT氏。タイトル画像はT氏と九州商船のフェリーとのツーショット。偶然にも同い年で仲良しである。

因みに、磯釣りと言っても色々あり、主に上物、石物(底物)、ぶっこみ、ルアーと多彩な中、私は主に浮きフカセで上物狙いを昼夜問わずやっている。メインターゲットはメジナ(関西ではグレ、九州ではクロ)。メジナには主に3種類存在するが、通常狙って釣れるのはメジナとクロメジナ。3種目はオキナメジナと言って暖かい海に住んでいるので太平洋側だとたまに混じってくる程度。後の2種を釣り人はクチブト(メジナ)と尾長(クロメジナ)と呼ぶ。夜は型が大きくなるので仕掛けやタックルを太くする以外は同じようにウキを使ってコマセを撒きながらオキアミを付けエサにして狙うスタイルである。パートナーのT氏もウキフカセをやるのだが、芸達者なので手前が芳しくない時は遠投カゴ釣りに切り替えたり、夜にはサバ餌のぶっこみでクエを狙ったりと手を変え品を変えしてチャレンジしていた。釣果は動画でご確認頂きたい。

片付けを終え、迎えを待つT氏

午前8時半、海輝が我々を回収する為に磯に寄せて来た。

皆さん、お疲れ模様

帰りは向い風だったので船も大きく揺れ、3時間半掛かったが無事帰港。

呼子港に到着

到着後のクーラーチェックは動画の通りだが、撮影後は岩の上で一晩過ごした猛者たちは呼子にある「台場の湯」で汗を流し疲労した体を癒す。

台場の湯


打上げ

風呂の後は午後5時の定期船「そよかぜ」にて小川島に移動。ヒミツキチのセカンドハウスにて宴会の開始である。小川島では地元の漁師さんたちが歓迎してくれる。小川島の人は兎に角クロ(メジナ)が好きで、我々素人の釣り師からクロを貰っている程。お返しに地元の魚介を頂いたりと、滑稽なバーターが繰り広げられる。

今回も漁師軍団から耳にしたのは水温上昇に伴う磯焼け。海藻が育たないのでヒジキやカジメと言った海藻類や、貝類・ウニ・ナマコと言った海産物が取れず、加工商品も出荷できないとのこと。島の人口も減る一方で、10年後には漁協として機能できないかもとのことである。

左が釣り師、右が漁師
我々が提供し、漁師軍団が捌いたクロ(メジナ)の刺身
小川島産のサザエ
おでんとその他おかず諸々

遅くまで飲み明かしたいのだが、オールナイト・フィッシング明けなので瞼が重く、この日は午前0時頃には就寝となった。


翌日は午前4時に起床し堤防ヒラマサを狙いに行った猛者も居たが、エサのアジやカマスが全く港内に入って来ていなかったので厳しいだろうと予想し私はパス。ゆっくり起床し昼頃まで仲間たちとくだらない話をしながら午後1時の船にて呼子に戻る。それにしても釣りバカは何時間でも釣りの話が出来るので不思議だ。

本当なら私と和歌山のA氏とで延泊し、小川島にて夜のアラ(クエ)釣りをトライする予定だったが、翌日から2日間強風により定期船が欠航するとの情報があり、泣く泣く早目の小川島撤収となった。

小川島の桟橋と「そよかぜ」

呼子に戻り、九州組と広島組は離脱。私とA氏はフェリーの予約の関係で呼子でもう一泊することとなった。そこでお昼に事務所近くでチャンポンを頂くことに。

途中にある田嶋神社
チャンポンが有名な「たからや」さん

こちらの「たからや」さんは後期高齢者のマダムがワンオペで営業している。そしてこちらがチャンポン。

鶏ガラ醤油

チャンポンにも色々あり、「たからや」さんのチャンポンは鶏ガラ醤油ベース。リンガーハットは豚骨ベースなのでスープの色の違いが分かると思う。少し甘めのスープに野菜たっぷりで超絶美味!おばちゃんが元気な内に再訪したいと強く思った次第である。

ヒミツキチの事務所

今夜は私とA氏、そして事務所のメンバーと夜は宴に決定。買い出しに行っている間私は一人、事務所で携帯を確認していると今年の春頃に小川島で保護された3匹の内の1匹であるニョッキが私の背中をよじ登り、勝手に首元で寛ぎ始める。耳たぶを噛んだり、髭で耳の中をくすぐられたり、後頭部を舐められたりとやりたい放題である。

肩乗り猫

保護の瞬間はこちら。



夕方になったので宴の開始である。飲み物はワイン。アテは小川島からもって来たサザエに事務所のハルさん手作りの餃子、そして魚は左からダツの塩焼き、クロ(メジナ)の炙り、イスズミの炙り、最後にハタンポの塩焼きである。ダツは腹の身は小骨が多くとても食べられないが、背中の身は美味しく頂ける。イスズミは磯で血抜きと内臓を取ってあったので臭みもなく美味。ハタンポは猫たちの為に釣って来たのだが味がとても良く、人間の口に入ることとなった。


魚介尽くしの美味しい料理

この日も午前0時頃まで酒と肴に舌鼓を打ち、就寝となった。


復路

明けて翌日、事務所で美味しい朝食を頂きフェリーの時間もあるのでA氏と私は正午過ぎに呼子を出発。A氏は午後5時新門司港発の名門大洋フェリーなので高速を使って一気に新門司に移動。私のフェリーは新門司港を午後11時55分発なので時間的余裕がたっぷりあり、ドライブがてら下道で新門司港に向かう。

途中寄ったのは唐津にある「唐津うまかもん市場」。ここでは船で消費する弁当やお土産等を購入。一時間程楽しいショッピングを堪能。

唐津うまかもん市場


時間も午後1時半頃になったので、未だトライ出来ていない博多うどんの店、牧のうどん 和多田店を訪問。因みに、博多の人に聞くと有名な博多ラーメンよりもうどんの方が地元民にはポピュラーとのこと。九州のうどんはとても柔らかいのが特徴。とうとうその有名なうどんを口にする時が来たのである。うどんチェーン店の御三家として有名なのがこの「牧のうどん」、「資さんうどん」そして「ウエスト」。「資さんうどん」と「ウエスト」も今後トライして行きたい。

牧のうどん 和多田店。平日なのにお店は大盛況。

注文したのはゴボウ天・肉うどん。牧のうどんでは案内された席に店員さんが来て細長い伝票に注文内容を記入するスタイル。ご飯物はと聞かれたのでかしわ飯を注文。うどんも固め、普通、柔らかめと三種類から選べるので柔らかめを注文。ここのうどんは食べていると麺が汁をどんどん吸って大きくなるので追い汁が小さなヤカンに入って付いてくる。ネギは乗せ放題で種類は白ネギだった。

「ゴボウ天・肉うどん」と「かしわ飯」

牧のうどんに大満足!腰の強い讃岐うどんをありがたく頂いていた自分としては目から鱗的な経験だった。


お腹もいっぱいになったので下道で新門司港に向かう。最短コースは博多経由なのだが、とても道が混んでいるので国道323号から県道299号にて山越えをして南東方面の久留米を目指す。途中、カラッからに干上がった北山貯水池の横を通過しつつ、県道21号線で三瀬村を通過、神埼で県道31号線に入り東に進む。吉野ケ里、鳥栖と通過し、県道17号線を少し北上して基山で国道200号線に入る。更に北東方面に北上し、飯塚で国道201号線に入り東に進む。糸田を過ぎ、金辺川沿いの香春にある巨大な太平洋セメントの工場を過ぎると国道322号線にて北上。JR日田彦山線沿いを並走しつつ県道51号線にぶつかるころには既に北九州市経済圏内。更に北東に進むと新門司港に無事到着である。

後は車をフェリーに乗せ、横須賀港に着いたら勝手知ったる我が地元道を15分ほど走るのみなので今回の運転はこれにてほぼほぼ終了。バイクツーリングの時もそうだが、この東京九州フェリーの新門司港FTが実質的に私の旅のゴールである。

新門司港FT
ターミナル内の模型。露天風呂の手すりまで精密に再現されている。


まだ出発まで5時間もあるのでFTや車でダラダラしていたら、新門司港発のフェリーのラッシュ時間だったので各フェリーの出港を見送ることに。

最初は阪九フェリーの18:40 新門司港発 神戸(六甲アイランド)行き。この前に17:30新門司港発 大阪(泉大津)行きが出港したはずなので、これは2便である。阪九フェリーは瀬戸内海を通るので波静かな船旅である。

阪九フェリー神戸行き


お次はオーシャン東九フェリーの19:00 新門司港発 徳山経由 東京(有明)行き。ボーっとしてたら目の前を通過してしまい、東岸壁の先を回り込んだ反対側で辛うじて撮影成功。オーシャン東九フェリーは4隻で運営しており、この船はボディーの横に緑の線が入っていたので「フェリーりつりん」。この航路は徳島経由なので東京港到着は2日後の早朝05:30。長い船旅、ご苦労様。東京~徳島間は上下便とも乗船経験があるが、徳島~新門司間はまだなのでいつか乗ってみたいと思っている。

オーシャン東九フェリー 徳島・東京行き


最後は名門大洋フェリーの19:50 新門司港発 大阪南港行き。この名門大洋フェリーも阪九フェリーや別府~大阪・大分~神戸を結ぶ「さんふらわあ」同様、瀬戸内海を通る航路である。瀬戸内航路は波が穏やかで両側に陸(本州と四国)があるので携帯の電波も比較的受信しやすく、橋も3つ潜るのでとても楽しい船旅である。フェリー初心者はこの航路からスタートすることを推奨する。

名門大洋フェリー 大阪南港行き


午後8時を過ぎると我が東京九州フェリーが入港してくる。巨大なフェリーなので姿を見せてから接岸するまで時間がかかるのだが、徐々に近づいてくる姿は圧巻である。

帰りもお世話になる「それいゆ」


午後11時20分頃から自家用車の乗船が開始し、早速キャビンに移動。荷物を下し、着替えを持ってお風呂に直行。さっぱりして戻って来たらこんどはいつもの通り夜食タイム。今回は焼うどんに筑前煮、そしてうの花にお供はストロングゼロ 9% ロング缶。これらは新門司港近くのアルク 小倉東店で購入したもの。

地元のお惣菜は小さな発見が沢山ちりばめられていて、いつも楽しく頂ける

帰りの便は強風の為、かなり揺れた。外に出ることも出来ず、ただただ風呂、飯、寝るを繰り返すのみ。疲れていたのでいくらでも寝れる。


翌朝は午前9時頃起床。お腹が空いたので前日に唐津のうまかもん市場で購入したヤンニョムチキン弁当を頂く。この弁当、かなりずっしり重く、ボリューム満点。半熟卵も良いが付け合わせのズッキーニも相性が良く、とても美味。お供はシークヮーサー味のストロングゼロ 9% ロング缶。

ヤンニョムチキン

食後は風呂に入り、2度寝。海上は大時化で大きなフェリーが左右に揺れる。たまに波に乗り上げ船全体が大きな音をたてたりして、時々目を覚ます。


かなり疲れが溜まっていたのだろう。起きたら午後4時半である。8時45分に下船なので最後の食事とする。

とんかつ弁当とルイボスティー

このころには既に伊豆大島沖を航行中。自宅は目と鼻の先だが、狭い東京湾に入っていくので船速も遅くなり、ここからが長い。そんな時はお風呂である。3回目の入浴なのだが、この時間だとほとんど貸し切り状態。ゆっくり露天風呂に入りながら真っ暗な内房の海岸線を眺め、今回の旅を振り返りつつ帰宅してからの段取り等を頭の中でシミュレーションしてみる。


乗客は午後8時半頃にはロビーに集合し、間もなく車両甲板への移動許可が出る。車内で待機していると自分の番が来たので誘導員の指示通り車両甲板内を移動しながらランプウェイを使って下船。

横須賀港到着 午後8時50分頃


午後9時10分頃には無事帰宅


戦利品

車で行くと買い込んでしまいますなぁ~~。ザックリ紹介するとお菓子類、パン類、ラーメン類、肉類、練り物類って感じである。お菓子は有名なめんべいやボンタンアメ、関東では購入できなくなってしまったカール等。ラーメンは超有名なので説明の必要はないと思う。パンに関しては北部九州地場メーカーの「リョーユーパン」と「フランソア」が有名なのでパンが大好きな我が家の住人の為にいつも大量に購入している。特にマンハッタンは地元民にとってソールフードのような位置づけであり、福岡の人が東京に出て来てスーパーに売ってないとショックを受けるそうである。

他には関東ではさつま揚げと言う程馴染のある練り物。現地では天ぷらと呼ぶ。宮崎出身の義理母が好きなので買ってくるように心掛けている。そして今回は珍しく生肉を購入。唐津のうまかもん市場に色々売っていたので佐賀牛や地元の豚肉等を購入。魚の入ったクーラーボックスがあったので買いやすかったのもあるだろう。100gで1000円以上の肉を買ったのは人生初かもしれない。しかしながらその味のインパクトは凄まじく、値段だけのことはあると思わされる。

後は普段重くて敬遠がちな果物や野菜も少々購入。最後に漬物が好きな自分は佐賀では一般的な味噌漬けも購入しことを付け加えておきたい。

お土産色々


そしてそこは酒にいやらしいホタテマンである、この機会に焼酎を購入しないはずがない。結果的にご覧の5合瓶6本を購入。

焼酎各種

最後は九州の刺身醤油(甘露醤油)4種と柚子胡椒。


最後に少しだけ今回の戦利品の消費内容を紹介。

先ずは馬肉。こちらはヒミツキチさんからこそっと頂いたもの。熊本の馬肉屋さんの伝手があるらしい。因みに、米国では建国の過程における歴史的背景から馬肉の消費は認められていない。しかしながら、生産と輸出は認められており、テキサスには食肉用の馬を飼育している巨大企業がある。そしてその2大輸出先が日本とフランスだそうだ。この情報は30年近く前の話なので今は米国内で規制されているかもしれないし、仮に継続していても消費国は中国が台頭してきているかもである。中国においては生産・加工・輸出は盛んかなようだが、犬まで食べる中国において馬肉をそのまま食べる文化は限られるようである。

馬肉!タレは自家製


九州まで釣りに行ったので魚の話もしないといけない。こちらは仲良しのお向かいさん家で開いてくれた飲み会の時に持ち込んだ料理。釣ってから1週間じっくり丁寧に低温で熟成させた魚なので旨味も増して食べ頃である。今回は皮を引かず炙りにしてみた。皮を引くと上等な皮下脂肪が身に乗らないことがあるので皮付きの方が脂質的には良いのだが、生だと皮が固いので炙りにすることが多い。また、炙ると皮が香ばしくなったり脂が溶け出したりするので風味も増して好ましい。皮を引く場合は勿体ないのでアラ煮に入れるようにしている。

イサキ
メジナ(クチブト)


総括

最近はアラ還乗り鉄熱が上がってしまい釣りがおざなりになってしまっていたが、今回は約1年ぶりの磯釣りとなりその楽しさを再認識した。五島列島の更にその先には男女群島があり、知る人ぞ知る釣りの聖地なのだが、まだ1回しか訪釣できていないのでもし来年の春に再度企画が持ち上がれば是非参戦したい所存である。


以上、ホタテマンの五島列島釣行報告でした。9千文字弱の超大作になってしいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございます。引続きご贔屓ください。年末年始は暴飲暴食に注意しつつ、新しいルールの青春18きっぷで鉄旅も企画したい所存です。フェリーは値上がりする時期なのでパスかな?バイクも寒過ぎるので多分パス。車でキャンプとかは有りかも。

乞うご期待!

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