伏見稲荷探訪記
「京都観光をするならどこに行きたいか?」
そんなアンケートがあれば、
まず間違いなくトップ3に上がってくるのが「伏見稲荷大社」です。
千本近くの鳥居が見事に連立している光景は
ここでしか観られないと思います。
仮に私が
「京都でおすすめの観光地は?」
と聞かれた場合、
「南禅寺→日の出うどん→平安神宮→フランソワの黄金ルートも存在するが、」
「京都感が味わえるのは伏見稲荷か金閣寺だろう」
と答えるでしょう。
そもそも伏見稲荷大社ってどんな神社?
伏見稲荷大社は京都感強めで、
観光にもってこいなのは分かった。
だけど実際どんな歴史を持った神社なのか?
どんなご利益があるのか?
そちらの部分はあまり知られていないのではないでしょうか。
伏見稲荷大社の歴史
伏見稲荷大社の歴史は古く、
創建したのは711年と言われています。
なんと1300年前なんですね。
「794ウグイス平安京」よりも古い、
奈良時代から続いているお社なんです。
清少納言が「枕草子」にて、
伏見稲荷を参拝して「疲れた」事を
記していることでも有名みたい。
伏見稲荷って山登り感があるから
割と疲れるんですよね。
さすが清少納言、よく分かってらっしゃる。
その後源頼朝などが
社殿の造営に携わったりもしたのですが、
応仁の乱で全て焼失してしまいます。
京都の主要な寺社仏閣は
応仁の乱でかなりやられてしまって、
先日訪れた「相国寺」なんかも
焼失しています。
戦国時代の始まりは
壮絶なものだったのですね。
現在は全国に3万社ある
稲荷神社の総本宮として存在しています。
伏見稲荷大社で祀られている神様は?
主要な祭神は「ウカノミタマ」です。
「お稲荷さん」と呼ばれているのが
この方ですね。
穀物にまつわる女神として、
日本神話に登場するらしいです。
現在は穀物のみならず、
農業や商工業の神として
広く信奉されています。
伏見稲荷大社にあるキツネは
お稲荷さんの御遣いです。
お稲荷さん=キツネという訳ではないみたい。
キツネは米を食べるネズミを退治したり、垂れ下がった尾が稲穂に見えるなど、穀物に関連する動物であるから御遣いとなっているようです。(諸説あり)
伏見稲荷大社の見どころ
伏見稲荷の見どころといえば
「千本鳥居」ですよね。
実際には千本ではなく千本弱(800本くらい?)という説が濃厚ですね。
それでもえげつない数。
ドラクエみたいな世界観で、
「鳥居をくぐる毎にHPとMPが回復する」
ことを想像しながら通りました。
ずーっと回復音の「ピロンピロン♫」が流れていて少しうるさかったです(?)。
他の見どころとしては「おもかる石」でしょうか。
灯籠の前でお願い事をした後、
「おもかる石」の重さを想像してみます。
そして実際に石を持った時、想像よりも軽いと感じられれば願い事が叶うとされています。
「こんなに重たそうな石を持てる訳がない。腕がどうにかなってしまうのではないか?」
「きっと巨象にも匹敵する重さをしている。一目見れば分かる」
そう自分に言い聞かせて持ってみました。
実際の体感では、ボーリング玉くらいの重さだったので、想像を大きく下回ってくれたのでした。
良かった良かった。
先ほども少し触れましたが、
境内にはキツネ像がたくさんあります。
それぞれが「稲穂」、「鍵」、「巻物」などの様々なものを咥えています。
神聖な御遣いなのですが、なんだか愛嬌があって可愛らしく感じられました。
ぜひ訪れる際は注目してみてください。
→YouTubeの動画を公開中です。よければご視聴ください。
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