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230220 男女年収問題/「るきさん」読了

■今日の記事
男女で年収に格差がある、という話は一般常識的に知っていたが、個人的感覚では「そうかなあ」という感想だった。
周りを見ても、バリバリ稼いでいる子はそれなりにいるし、私も男性と年収に差を付けられたことはない。
この格差の理由が、やっと少しわかった。
なるほど、従事する職業や労働時間で差が生まれている、という側面もあるのか。すごく分かりやすい。
結婚と共に離職しパートジョブを選ぶ、という人もいるし、残業はほどほどに、家庭のために早く帰る、という人もいる。
男なんだから、と労働時間が増えている人もいるだろう。
年収の面で劣る女性にフォーカスする議論も大事ですが、男性側の事情も掘り下げて、総合的にどうすべきか考えていきたいですね。

男女の賃金格差は、就職先の産業や企業の選択と、そこでの労働時間で決まってくる。女性に対して敵対的な待遇をしている結果として格差があるわけではなく、むしろ長時間にわたって過酷な仕事に従事させないようにするという慈悲的な待遇をしていること(これは慈悲的性差別にあたる)が原因になっている。筆者個人としては、この状況に反対だ。
女性に対する慈悲的性差別は、男性を過酷な労働に押し込め男性の健康や生命を損なうものだ。男性はもっと楽な仕事で少なく稼ぎ、女性は厳しい仕事で多くを稼ぐ形で男女平等を達成することを理想だと考えている。おそらく多くのフェミニストも同様だろう。

引用記事より

女性でもハードワークしましょう、というより、性別に関係なく多く稼ごうと思ったら努力が必要だ、という当たり前が当たり前になればいいなと個人的には思うところでした。
でも、育児どうすんだ問題もありますね…


■読んだ本
「るきさん(高野文子)」を読んだ。
高野文子さんは前々からファンだったんだけど、るきさんは存在くらいしか知らず、いつか買えたらいいなーくらいだった。
恵文社でたまたま見つけたので、文庫版を購入。
相変わらず色合いが、タッチが、素晴らしいですね。絵をぼうっと眺めているだけでも癒される。何気ない線なのに、この線でなくてはならないと思わせる絶妙な柔らかさ、温かみがあって高野さんの漫画はやっぱりいいなーと思いました。
作品全体にある「察して」「どうぞお好きに解釈して」というスタンスがサバサバ?していて好きなんだけど、最後の爽快な終わり方も良い。るきさんはそこにいるようでそこにいないというか、パッといなくなってしまう象徴的なものなのかとさえ感じられ、全部ひっくるめて憧れるなア、という感想でした。私はどっちかというとエッちゃん系です。


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