おむすびと味噌汁の香りは、癒やしと元気の源【キャリコンサロン編集部】#2
人生=旅=食
若い頃。
いや、、ついほんの数年前まで、ガチガチの旅人でした。
観光旅行者ではなく、タビビト。
行きたい国を見つけたら、リュック一つで宿も具体的な計画も決めず、
航空券のみで入国し、帰国の日にまでに出国地に向かって
ひたすら移動し続け、ついでに観光するという自由で勝手気ままな一人旅。
旅を通して、
長い物語によって形成された街の空気を感じ、
日本人とは異なる感性の喜怒哀楽に触れ、
同じものを食することが、たまらなく好きなんです。
travelは、terribleでtroubleという人もいて、
まさにその通りだなと思うのは、
日本では普通に生活している限り、起こり得ないことが起こり、
その都度の対応に鍛えられてきたものです。
そんな旅と情報は切っても切り離せなく、
一歩間違うと死にかけることも起こります。
今でこそ、どこの国に行ってもWi-Fiに接続ができ、
SIMカードさえ差し込みなおせば、
日本と同じように情報を取ることができ、
近所を散歩している感覚で楽になりましたが、
25年以上も前の情報収集方法といえば「地球の歩き方」か、
宿に残された、旅人たちが綴った記録である「情報ノート」が頼り。
その必要な情報を求めて旅人たちは宿から宿に移動するため、
異なる国で、何度も再会という出来事を喜びあい、
都度、宴が催されるのも旅の醍醐味だったりしたものです。
そんな旅に出ているときは、
見るもの聞くもの感じるもの全てが新鮮で、
ありのままで自然体、無邪気で自由で、活動的でいられる時間。
そんな空間で過ごしている私は、私自身が大好きで、
その旅人マインドは日本で暮らしていても、
「行動と精神の指針」となっており、
常に好奇心を大切にして毎日を感動していきたいと思っています。
・・・。
このまま行くと、
恐ろしく長く、旅の話しになってしまいそうなので、
今週のテーマである
「元気をもらったあの食事」について書いていきたいと思います。
このnoteは、「キャリアサロン編集部」メンバーによって
毎週決まったテーマについて更新中です
本日の投稿は、蛍いぬ🐶が担当致します。
食は万国共通の楽しみ
「日本に戻ったら何食べたい?」
長らく日本を離れて旅をし続け、
暫くすると、
日本で食べていたものが非常に恋しくなる時期に突入します。
その国その国には、珍しく美味しい食事も多く、
わたし自身、郷にいれば剛に従うタイプなので、
だいたいは口にするのですが・・・。
辛い
油っこい
臭い
その国には、その国の味付けがあり、
その国の調理方法があることから仕方ないのですが、
そんなに好き嫌いがないとしても、
口がどうしても受け付けないということが起こります。
暑い国、寒い国、宗教色の強い国。
その土地に合わせて適応して生まれた料理だから、
一度は口にしてみるのですが合わない。
それなのに、親しくなった現地の人に食事に誘われたときには、
申し訳ない気持ちになることがあるのです。
旅では慣れない気候に加え、インドやモロッコなど
超・超が付くほど面倒くさい人間たち。
さらに劣悪な衛生環境を持つ国では、
体力だけは維持しなければ倒れてしまう恐れから、
食事に気をつけたいと思って行動しています。
幸いにも、インドやモロッコの食事は口にあったのですが、
逆にミャンマーやスリランカなど、人への印象が高いだけに
食事が合わなくて、二度と行きたくないなぁと
残念な気持ちになる国も少なくありません。
そんな食事の合わない国に滞在するとゲンナリし、
早く別の国に移動しなければと思う気持ちが強くなるとともに、
生きるために食にありつこうと、中華料理に逃げることがあります。
幸いどこの国に行っても、中華料理店は存在していて、
何を食べてもハズレがない。
旅人の中では、中華料理は最強の避難食となっているようです。
日本の食事に恋焦がれ
最初の質問
「日本に戻ったら何食べたい?」
と、出会う日本人旅人に聞くことがあります。
彼らは、どこの国を通過してきたか、
どれくらいの期間を日本から離れているのか、などなどで
食べたい料理は変わってくるようで、
「カレーライス食べたいなぁ」
「ざる蕎麦いいなぁ」
「牛丼!!」
「天下一品のラーメン食べたい」
色々なメニューが出てきますが、
本当に食べたい!!と
願いのような気持ちが伝わります。
人は足りない栄養素を求める傾向があると
聞いたことがあります。
でもカレーライスや牛丼などは
必要な栄養を求めているのではなく、
気持ちを満たすものなのではないかと思っています。
さいごに
いろいろな国に行きましたが、多国籍の料理を食べる事ができ、
食事で世界一周できるのは、日本くらいなものだろうと
思っています。
それほど日本人は食へのこだわりが強いのかもしれません。
旅人と呼ばれる人たちは、普段贅沢な生活はせず、
屋台や食堂で食べる事が多いのですが、
それなのに旅を終えて日本で食べたいお料理に、
イタリアン食べたいとかフレンチ食べるんだという人は
出会ったことありません。
日本で普段食べている、懐かしい味を求めているのでしょうね。
そう思うと、普段何気なく食べているお料理は、
どれだけ心に影響を与えているものなんでしょう。
よくある質問ですが、
最後の晩餐にするなら、なに食べたい?
私は、おにぎりとお味噌汁があるだけで
ホッと一息できそうな気がするんですよね?
おにぎりの具は、シャケがいいかな。
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