おばあちゃんの民間療法
冷房を入れるこの季節、私は必ずお腹を下す。しかも、なかなか回復しない。皆さん、そんなことないですか?
若い頃に、職場の50代女性にそれを尋ねたところ、人生で1度も下痢にも便秘にも腹痛にもなったことがないと聞いて、ひっくり返りそうなぐらい驚いた。
この人は、バス旅行でも何でも、トイレの心配が無用なのか…。私は何かっちゃあ、トイレのタイミングや場所を確認して行動計画を練るというのに、そんなことに煩わされない人生、羨ましい!!
そんなこんなで、自分の体質なのだと諦めつつ、何年も市販の下痢止めを使って、会議などを乗り切っていた。
しかし、つい数週間前だ。お腹を下しているんだから止めときゃ良いのに、どうしても我慢できずに自家製の梅酒を飲んでしまった。
明日は休日だし、少しだから良いだろうと。
しかし、朝から何度もトイレに行ってたのにも関わらず、梅酒を飲んでから1度も催すことがなかった。
まさか!という思いと、頭を掠めた思い出が私をググらせた。
「下痢」「梅干し」で検索すると、案外ポピュラーな治し方じゃないか!!小さい頃、お腹を下す度に、母が白ご飯の上に梅干しを乗せて食べるように言われたことも思い出す。
先日も朝からお腹を下した。最近はコンビニのお菓子コーナーにつぶした梅干しなどが置いてあるので、それを一粒食べた。
きっちりおさまった!!!
実証実験と呼ぶにはまだ数が少ないし、根拠が全く謎だが、それがおばあちゃんの知恵というものだ。
子供の頃、母方の実家に帰省した際、喉の奥が痒くてたまらない、ということになった。掻きたいが、いかんせん喉の奥なので、手を突っ込むことも出来ない。
それを祖父に訴えたところ、長いものを首に巻けば良いということで、タオルをやんわりと巻き付けられた。
治った…!!あれほど痒かったのに、もう気にもならない。
正座などをして、足が痺れた時もそうだ。年の数だけ、唾を眉に付けさせられた。言う通りにすると、確実に痺れはおさまった。
何なん?これって何なん???
理屈は全く分からないが、おばあちゃんの知恵袋って侮れない。信じるか信じないかはあなた次第。