ある老人の溜息と液だれ事情 #8
美幸と過ごして幸せになれた。いつも美幸がそこにいるから。
美幸と付き合ってから長い月日が経っていた。
それはもう、結婚生活と同じくらいになろうかとしていた。
それと同じくらい、僕は嘘つきでいたのだ、、、。
思い出すと、職場ではバレンタインデイでの義理チョコは控えましょう、みなさん。
という風潮があった。
その方が、女子にも都合がいいと思った。
社交辞令的で無尽のようなものだし。
頂く男性からしても本心は、「義理なら要りません」と言いたいのだった。
そもそも、1ヶ月後のお返