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【雑記】好きから始まるコミュニケーション

突然だが、あなたは初対面の方と接するのは得意だろうか??


すごく得意ー!という方もいるだろうし、ちょっと緊張してしまうけど溶け込めれば大丈夫!という方もいるだろうし、なるべく避けたいです…という人もいるだろう。

わたしを知っている方は意外に思われるかもしれないし、深く知っている方はそうだろうねと言われると思うのだが、私は


アホほど苦手


である。まじ勘弁してくれ。

すなわち極度の人見知りである。
接客業なのに。しかも女将なのに。

しかし気を使いすぎるあまり、自分の人見知りを出すことで相手を緊張させたり、気まずい雰囲気にすることが更にとても苦手で、つい明るくフレンドリーに振る舞ってしまう。

だから後々人見知りなんです、と言うとウソォ〜と言われることが多い。

会話が途切れたり、話す人がいなくなったらしっかり一人でポツネンと壁と友達になっているので大丈夫だ。(なにが)

だいぶ無理をしているはずなのだが、仕事についてはスイッチが入るので、スイッチさえ入れてしまえば普通に振る舞える。

そのスイッチとは、仕事モードに頭を切り替えるということももちろんなのだが、

「目の前の人を好きになる」

ということを意識している。

この人は敵(嫌い)なのか味方(好き)なのか?を探りながら、しかも自分の心を守りながら話をすると、どうしても会話がギクシャクしやすいし、沈黙も生まれて気まずい空気になる。
相手がグイグイくるタイプならまだいいのだが、相手も人見知りの場合、あーもう帰りたあああいって気持ちで脳みそが占領されてしまう。
大人なのに。
少なくとも私はそんな気がしている。

相手を尊重するのは当然として、相手を自分の好きな人、愛する友人と仮定して話を進める。

好きな人であれば相手のことが知りたくなるので、どんどん質問が出てくる。
相手に自身のことを話してもらうことで、会話に無理をさせず気を遣わせることもなくなる。
自分のことは聞かれたら喋るぐらいで十分だ。

そうすると、だいぶコミュニケーションが潤滑になる。
好きな人の話は覚えているので、他の人が会話に入ってきたとしても覚えている話を引っ張り出してきて会話に巻き込むこともできる。
その他の人のことも味方(好きな人)前提なので、いろんな人と多面的に潤滑に話す、ということが可能になっていくのだ。


ほんとは貝になりたい。


帰ってからグッタリするのだが、
2回目からはもう普通に接することができるので
問題なかったりする。

そして、好き前提のコミュニケーションで接しているのに違和感がある人は、大体ステージが違ったりしていて価値観が異なることが多い。
その場合は尊重した上で、少し付き合う距離を調整したりする。

初対面が続く場面はきついが、同じ人と複数回会うことはあまり苦痛にならない。

ある程度相手のこともわかっているし、相手も大概大人なので私のことも聞いてくれて理解してくれる。


わたしは友達が多いと思われることがあるのだけど、こうやって目の前の人を好きになって尊重し、大切にしてきただけだ。
人との繋がりを大切にすることが、私にとっては自分を大切にすることに繋がる。

それでも合わない人は合わないし、
嫉妬されて悪口を吹聴されたりもする。
あからさまに損得で人付き合いするひとも多くいるし、利用されそうになったりもする。

でもそれは表現の良し悪しがわからないけれど、試金石にはなる。
こちらがどんなに好意的に捉えても、攻撃的な人は攻撃してくるので、そのような人とは付き合いを薄くすればいいだけだ。


みんな好きから始まるものの、特別な人は特別な枠が私の中にあるので、みんな平等というわけでもない。
特別な人には私の内面を出すし弱音も吐く。
それが相手の負担になるのならいいことなのかはわからないが、受け止めてくれる人がいるというのは安心感が違う。
傍から見ると違いがわかりにくいかもしれないが、根が人見知りなだけに、心から信頼している人は少ないと思う。


博愛というわけでもないが、合わない人はいても嫌いな人は作らない信条だ。

知らない人に会うと、こんな人もいるんだ!とかこんな考え方があるんだ!って心が広くなるし、傷つけてくる人に会うと、自分の足りない部分を否が応でも思い知らされる。

人との関わりにおいて、何があってもわたしは相手のせいにはしない。
相手に明らかに悪意があったりしたとしても、それを見極められなかった自分を反省する。


ただ、言い訳したくなるときもある。
でもその弱い自分はカッコ悪いし、人のせいにする姿ってあまり美しくない。


自分がどうありたいか、を突き詰めたらこのコミュニケーションになった。
わたしのコミュニケーション方法は珍しいかもしれないが、私の性格には1番合っている。


もしどなたかの参考になれば幸いである。

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