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【旅の思い出】東京旅⑦レ・ロマネスク

2日目に話を戻します。


この日は、レ・ロマネスクのロイヤルディナーショー&リサイタル。
10/3が私の誕生日だったのだが、自分にプレゼントということで家族に許可をもらってこちらに参加させて頂いた。S席で。

なんとこの日のスケジュールは
12:30に入場、ディナーショーが終わって一旦15:30に退出、17:30再入場して20:00までリサイタルという超長丁場。
レロマネスクのお2人、特にTOBIさんのご負担すごそうだなあと思って心配になるほどだ。


入場してからウェルカムドリンクを受け取り、順次食事が始まる。
メインがステーキなので、ドリンクは赤ワインを選択した。
都会って運転しなくていいから昼からお酒飲める!最高!!

同じテーブルの方々と挨拶を交わして、接客業のコミュニケーションスキルを最大に活用し、アイスブレイクをこなす←
わたし、実は相当の人見知りなのだが、モードを切り替えるとこういうことができる。(エッヘン)
我ながら女将として働く日頃の仕事の賜物だと言えよう。

自分のためだとあまり発揮できないのだが、他の人見知りぽい方の緊張をほぐすためとか、テーブル同士で盛り上がったほうが演者もやりやすいはず、という思いがあると難なくこなせる。

得意なスキルはひとのために使うべきだ。
おかげで今回もライブしぐさなどを先輩ファンヌに教えていただけた。


お2人が入場されて、一緒にディナーをいただく。2人がステージ上で食事をしている。
なんてシュールなんだ。
TOBIさんは進行しながら映像見ながら喋りながら食べるのでアホほど忙しそうだった。
最終的にサラダ吸い込んでて笑った。

秘蔵映像を流してくださったり、マニアックすぎるクイズ大会、フランス語講座、2※年の軌跡をお話してくださったりと、古参ファンを大切にしてくれている感じ。
わたしもファンヌ歴は6年ぐらいだけど、まだまだ浅いことを痛感した。
演者も演者でピンクだし個性的すぎるが、さすがそのファンヌの皆さん、周りを見渡すとみんなクセ強かった。

レロマネスクを知らない方に簡単に説明をしよう。

メインボーカルのTOBIとアシスタントのMIYAによるフランスのパリで結成された音楽ユニット。

欧州のクラブシーンやフェスティバルで人気を集め、2008年春夏パリ・コレクションでのライブをきっかけに、世界12カ国50都市以上で公演。
パリ在住12年後、フジロックフェスティバル出演を機に日本へ帰国。
NHK Eテレ『お伝と伝じろう』(おつたとでんじろう)のメインキャストを務めるなど、現在は
東京を拠点に活動している。


名画『男と女』の俳優で歌手のピエールバルーの家に居候していたTOBIとMIYAの2人が、彼の手引きによってフランスで1番有名な日本人になり、パリ国際映画祭ではジェーンフォンダと共演したりと実は経歴華々しい方々なのである。

フランスで馴染みがあるからこそ、彼らの佇まいや音楽には独特なシュールレアリスムの空気感が漂っていて、わたしはそれが大好物なのだ。

TOBIさんはラジオも俳優も本の執筆もされているマルチすぎる方で、記憶マシーンと呼ばれるほど記憶力がよい。
ほぼ日の連載から刊行された「ひどい目」という本は、ノンフィクションで本当にひどい目に遭っていて笑ってしまう。
ただそれを悲惨さがなく、飄々と笑いに変えてしまう才能のある方だ。
わたし、飄々としてる人に惹かれるんだと思う。
大泉洋さんとかTOBIさんの空気感がほんとに好き。

MIYAさんはアシスタントという立ち位置のためほとんど言葉を発しないのだが、私は彼女の澄んだ声が大好きだったりする。
何してるの?とよく言われがちだが、存在感がすごいというか、いないとレロマネスクが成立しないのでやはり彼女もすごい。


そうこうドタバタしているうちに、デザートがきた。

かわいいクッキー!!

サラダ、キッシュと生ハムの前菜、リブステーキとトリュフのマッシュポテトにパン、チーズケーキのデザート。


味としては、まあまあまあまあ食事がメインじゃないですしネという感じ(正直すぎる)

大分県がなにもかも美味しすぎるだけかもしれないのでそこはもう飲み込んだ。
大分県big upの地元礼賛系である。


ディナーが終わり、少し歌が始まる。
「お腹いっぱーい」って言いながら踊る2人はとても可愛かった。


そのあと、一旦退場のため離席。
お二人とサイン&ハイタッチ会。

ミーヤさんの頭のカツラが思ったより大きくて
「映像で見るよりデカいですね…」と言ったら、
重くて大変〜!と言っていた。かわいい。
首が鍛えられそうである。

トビさんには「ピンクを間近で見ちゃいますね、眩しいですね」と言うと
「これはね、色盲の検査です〜」と言っていた。
アカンて笑

お2人らしくてとっても素敵だった。
そして手の体温がすごく高かった。

お二人のサイン


そのあと、わたしはカフェで仕事をこなし、
また会場に戻る。

今度はがっつりバンド編成でのリサイタル。
終始とっても楽しかった!!


TOBIさんさすが俳優だなというか、パフォーマンスがすべて舞台のようだった。
「老女優の回転木馬」は完全にミュージカル舞台で迫力がすごい。
会場の雰囲気がガラッと変わる。
「カムバックの湖」でも瞬きひとつで心情を説明する。

こんなアーティストは他にはいないなあと唸った。

え、この人たちホントにすごいの?と思う入りなのだが、知れば知るほど奥深い。
そして実は音楽もとてもいい。耳から離れない。
この才能はおもしろいなあと思う。

「祝っていた」はやはり名曲で、久保田利伸でいうところのLA・LA・LA LOVE SONGである。
何言ってるかわからないかもしれないが、わかる人には的確だと思う。


歌詞もビジュアルも彼らを表すに適している。
「呪うつもりが漢字を間違えて祝っていたハッピーソング」である。
発端が全然ハッピーじゃない。


おすすめの曲はありすぎるのでアルバムを聴いてくださいとしか言えないが、その際はしっかり歌詞も味わっていただきたいと思う。


まとめ方が雑になってしまったが、思いもよらないところでプロの仕事を見て心を掴まれたり、感情が忙しかった。


アンコールが終わり、終演後、
お2人に写真撮影をしていただいた。

ダンディズム!のジャケット風


最高に楽しいディナーショー&リサイタルでした。
またリサイタル行きたいな〜〜


つづく

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