不妊治療の経験から学んだこと
こんにちは!
料理系のお教室オンライン化×集客専門家の森梢(モリコズエ)です。
現在は、
オンラインパン教室を運営しながら
これからオンライン化して
自分らしく軽やかに新しい働き方を
手に入れたいお教室の先生に向けて
オンライン教室の運営と集客をお伝えする活動をしています。
現在ではオンライン中心の活動ですが、
パン教室をスタートさせたのは今から6年前。
当時住んでいた長野県松本市で対面教室としてスタートさせました。
今回はなぜ、私がオンライン教室を始めたのか、その理由をお話させてください。
開業するまでのストーリーは
こちらから→★
楽しくて仕方がない
パン教室デビュー当時
パン教室のお仕事を始めた頃の私はとにかくパン教室というお仕事が楽しくて仕方なくて、まだ子どももいない時だったので
夫が朝早くに出勤して
玄関で『いってらっしゃーい』
っと見送ったら、
心の中で小さくガッツポーズ!
玄関の鍵をガチャっと閉めた瞬間に
大好きなパン教室と
生徒さんたちのことで
頭がいっぱい!!
そんなわけで、
パン教室づくしな毎日を2年ほど過ごしていました。
大好きな仕事もできている。
家族もいる。時間もある。
なに不自由ない毎日を過ごしていました。
暗黒の不妊治療時代
実家に帰ると、
「そろそろ赤ちゃんどうするの?」
とか言われるようになったり、
周りの友人たちの出産ラッシュが続いた
結婚5年目の時のこと。
結婚したらいつかは授かれるんだろなぁ〜
っとなんとなく思っていたけれど、
そんな周りからの言葉が
ズシっと背中にのしかかるようになりました。
今まで感じてこなかった焦りと、
「なんで無神経にそんなことが言えるの?」
「なんでそんなに腫れ物に触るように気を使われるの?」
っというように、
周りの人に対するイライラした感情が止まりませんでした。
周りの人はただ心配してくれてるだけなのに。
そんなことは分かっていても、
止めることのできない
ドロドロした感情が出てきてしまう
自分が大っ嫌いになりました。
パン教室の先生として起業したことで
自己肯定感が低かった私が、
自分のことをやっと好きになれたと思ったのに、
また振り出しに戻った気持ちになりました。
しばらくして、
夫婦で話し合い、本気で妊活しようという流れになり、
病院にも通い、本格的に不妊治療がスタートしました。
その頃はパン屋さんで製造補助の仕事と
パン教室の運営をかけ持ちして働いていたこともあり、
突然決まる治療日にスケジュールも左右され、
職場にも、パン教室の生徒様にも
たーーくさん迷惑をかけました。
毎月、不妊治療専門の産婦人科のお医者様から
『・・・。また来月も頑張りますか?』
っと言われる度に、
あーー、、
あんなに辛い思いしたのに。
あんなに注射痛かったのに。
などなど、
自分の心がだんだんとすり減っていくのを感じました。
(諭吉さんも羽根をつけてどんどん飛んでいくのを毎回イメージしちゃってた。)
外出するたび、子どもの姿を見かけると
目を背けてしまったり、
パン教室に来てくれる生徒様と
お子さんの話をするのも辛かったです。
せっかく、大好きなパン作りで
お教室をスタートして、
私のことを信じて通ってくれる生徒様もいるのに
最低だ最悪だ消えてしまいたい。。
大好きな仕事も嫌になってしまうことって
あるんだな。。
こんな最悪な自分のところには
赤ちゃんなんて来てくれるわけないな。
っと思ってました。
実家にも帰らない。
友達にも会わない。
そんな期間が8ヶ月ほど過ぎた時、
きっかけは覚えてないのですが
夫婦で後にも先にもないくらいの
大喧嘩をしました。
ずっと数ヶ月間溜め込んでいた感情が爆発して
怒りではなく悲しかった感情を全部吐き出しました。
そんな時に旦那さんが私に
こんな言葉をかけてくれました。
「子どもが欲しくて結婚したわけじゃない。
子どもがいなくても、一生2人家族だったとしても
それはそれで幸せだと思うよ。」
「・・・号泣!!」
気持ちが一気にスゥーーっと
風船のように軽くなりました。
私は今までなにをしていたんだろう。。
周りの人と比べてばかりでは
幸せなんてゼッッタイ感じることができない。
その時、そう確信しました!!!
妊活に執着心がなくなってから
2ヶ月後!!
妊娠発覚!!!
本当に本当に嬉しかったです。
それと同時に、
生まれてくる赤ちゃんにとって
最高にカッコイイ母親になりたい!!
自分の大好きなことを追求して
人生楽しんで、
生きてるだけで素敵なことだよーー!!
って心から言える母親になりたい!
赤ちゃんのおかげで
そんな新しい人生の目標ができました。
出産直後の引っ越し
オンライン教室スタート
初めての出産はまる2日かかり、
やっとのことで元気な男の子が生まれてきてくれました。
出産する日までパンレッスンしてましたが
その日を境に無期限の育児休暇に入りました。
いつか落ち着いたら、
また大好きなパン教室を再開させよう!
そう思っていたのも束の間、
出産した翌月に
夫の転勤が決まり、
長野県から兵庫県に引っ越しました。
長野県にいたときの生徒さんに
まともに挨拶もできないまま引っ越して
新生活は人間関係もまた
リセットするところからのスタートでした。
毎回引っ越すたびに味わう孤独感。
家の中でポツンとひとり過ごす時間は
いつも寂しく、前に住んでいた土地を思い出しながら
「あーーー誰かと喋りたい!繋がりたい!」
そんなふうに思ってしまいます。
家事も育児も大事。
でも、何より自分の心と体の健康を大切にしないと、
また人と比べて辛い思いをしてしまうことは目に見えてました。
だからこそ、できるだけ早いタイミングで
パン教室をスタートさせたい。
大好きな生徒様と関わりたい!
そのときの私はあんなに待ち望んで
生まれてきてくれた息子と大好きなお仕事を
切り離して考えることはできませんでした。
息子のことがが大好き!
子どもの成長は一瞬で
今だからできることもいっぱい!!
でもお仕事も大好き!
だからこそ、
お仕事と育児も掛け合わせて
今だからできることに
親子で挑戦できるんじゃないかな?
そんな一心で、
息子が生後6ヶ月の時に
オンライン教室というかたちで
パン教室を再開させることができました!
今は◯◯だから挑戦できない。
◯◯だからタイミングじゃない。
そんなふうに思うこともできたけれど、
10年、20年後に子どもが大きくなったとき
「あなたがいたからやりたいこと我慢してきたのよ」
ではなく、
「あなたがいてくれたから、たくさん挑戦できたよ!」
そんなふうに伝えられる自分になりたいと思いました。
人生楽しいことや挑戦したいことを
先送りにしていたら
結局体験できないことってある。
でも、あの日あの時、
オンライン教室に挑戦していなかったら、
出会えなかった人たちや
挑戦できなかったことが山ほどあります。
オンライン教室やってみたい!!
◯◯してみたい!!
っと思った時がベストタイミング♪
あの時、本当にやりたいことに
一直線に踏み出してよかった!!
そんな経験から現在は
オンラインパン教室を運営しながら
これから大好きなことをいかして
オンライン教室を始めたい方に向けての
教室運営方法をお伝えする活動をしています。
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