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蜃気楼

蜃気楼は、暖かい空気の層と冷たい空気の層の境目を光が通過する際に屈折して見える虚像のこと。

蜃気楼といえば昔から富山湾の専売特許だと思っていたが、条件さえそろえばどこでも見られる。

ここ数年三浦半島の荒崎海岸に行くことが増えたが、そこからは相模湾が一望できるので、海の写真をよく撮影する。
たまたま望遠で撮った葉山から江の島の写真を見てみると、海岸線が不自然に映っている。
タイトルの写真では、江の島そのものより、その右手の建物群が不可思議に写っている。
肉眼では気づかなかったが、画面で見ると海岸近くの建物が間延びしていたり、海側にさかさまに写っていたりと…。
え、これ蜃気楼?
とはじめて気づいた。

蜃気楼=富山湾。
という固定観念があったから、身近な場所で見れるなんて思ってもいなかった。

上記の写真は、長者ヶ崎と葉山あたりの風景。
不自然な陸と海の境が蜃気楼だろう。
長者ヶ崎(写真右より)の崖が少し間延びしたように見えている。
左の建物群も不自然な見え方。

下の二枚の写真は、上記の写真の蜃気楼発生時の部分拡大写真と、通常状態の同じ場所の写真比較。
撮影場所もほぼ同じ場所。(横須賀市荒崎から)

葉山付近の蜃気楼写真 2024年11月撮影
葉山付近の通常状態の写真 2024年1月撮影

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上記二枚の写真は葉山から逗子鎌倉にかけての海岸線の写真。
よく見ると不自然な海岸線の景色になっている。
コンデジの望遠で撮ったため写りが悪いのが残念でした。
もう少し良いカメラでじっくり撮れば、明確に蜃気楼とわかったかもしれません。

ということで、蜃気楼=富山湾、だけということではない。
と改めて思った自分でした。(笑)

※2024年11月撮影