冬、畔の集落
長野県大町市平 2010年2月
仁科三湖(北側(上流側)から青木湖、中綱湖、木崎湖)のひとつ、木崎湖のほとりにある小さな集落。
北アルプスの前衛の山ともいえる小熊山の斜面にできた集落。
フォッサマグナの西端である糸魚川静岡構造線の通る地域。
仁科という地名は伊勢神宮領仁科御厨があり、仁科氏という豪族がいたことによるものだろう。
青木湖から流れ出した農具川は中綱湖、そして木崎湖を経て北アルプスを源流とする高瀬川に合流して安曇野へと流れ、信濃川となって日本海に注ぐ。
青木湖の北側に分水嶺があり、その北側は姫川として糸魚川に流れ日本海へと注ぐ。
しかし、農具川とは不思議な名前。少しばかり調べたがその理由は不明。
この辺りは、前述のとおり糸静線が通り、千国街道(塩の道)、JR大糸線が通り、太平洋側と日本海側を松本平を経て結ぶ重要な道が通っている。
じっくりとこの辺りを歩いてみれば、いろいろと興味をひくものがあるだろう。
この写真を撮った時は単に通りすがりだっただけだが、時間があったらゆっくりと歩いてみたい地域。