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公務員や教員を「賤業」にしたいのですか?

「賤業」という言葉は、決して使ってはならない差別的な表現であることは重々承知しております。しかしながら、現代においても、一部の職業が「賤業」と捉えられがちな状況があるように感じます。
以前、この場でご紹介した公務員の事例は、まさにその一例と言えるのではないでしょうか。

https://note.com/hot_zephyr6600/n/ne2344e7c8d6d

激務を強いられ、そのうえ処分や減給といった不当な扱いを受ける。これは、もはや個人の能力や努力の問題ではなく、組織全体の構造的な問題として捉えるべきです。
ブラック企業において、従業員がミスをした際に給料から天引きされるという話を耳にしたことがある方も多いでしょう。公務員においても、同様のことが行われているとすれば、それは看過できない問題です。


https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20241204192408

かつては、公務員は民間企業に比べて安定した職業とされていましたが、近年ではその差は縮小の一途を辿っています。労働法の知識が普及し、労働者が自身の権利を主張できるようになった一方で、公務員もまた、身分保障にかかわらず、圧力など様々な理由で職場を去らざるを得ない状況に追い込まれています。
給与は低く、罰金を取られる。仕事はきつい。そんな職場に、誰が進んで働きたいと思うでしょうか。教員の事例も同様です。プールの水の使いすぎなど、現場で起きたトラブルの責任を、個人の教師に転嫁するのはあまりにも酷な話です。
このような状況が続けば、公務員や教員といった社会の基盤を支える職業が、実質的に「賤業」と化してしまう恐れがあります。これは、私たち社会全体にとって大きな損失と言えるでしょう。
私たちは、すべての労働者が、その能力や努力に見合った対価を得られる社会の実現を目指すべきです。そのためには、労働法のさらなる整備や、職場環境の改善、そして、人々の意識改革が不可欠です。


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