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犯罪被害者に対する攻撃や誹謗中傷はあらゆる中でも最低最悪です

松永拓也さんという方は、一般人でありながら、その発信力には目を見張るものがあります。松永さんは、5年前まではごく普通の会社員、愛する奥様とお子様を持つ父親でしかありませんでした。しかし、池袋で発生した痛ましい交通事故によって、最愛の奥様と娘様を殺されたことで、松永さんの人生は一変しました。
その後、松永さんは、ネットでの発信や講演活動を通して、「誰もが被害者、会社にならないように」という強い思いのもと、精力的に活動を続けてこられました。その勇気と行動力には、ただただ頭が下がる思いです。心から尊敬の念を抱いております。
しかしながら、大変残念なことに、松永さんに対して脅迫行為に及ぶ者がいるということを耳にし、言葉を失いました。少しでも常識や良識を少しでも持ち合わせている人間ならば、決して口にすることのできないような言葉を、インターネットを通じて投げつけているというのです。面と向かって、自分の名前と顔を明らかにした上で言えるような内容ではないことは明らかです。一体何なのでしょうか。松永さんに対して、なぜそのような酷い言葉を投げつけることができるのか、私には全く理解できません。
想像するに、犯罪被害者を弄ぶことに快楽を感じているのかもしれません。あるいは、上級国民や権力者に対しては何も言えない代わりに、一般人に対してそのような行為に及ぶのかもしれません。自分が惨めな状況にあるため、何か標的を見つけようとしているのかもしれません。いずれにしても、正常な精神状態の人間が行うことではないことは確かです。当然のことながら、既に数名が逮捕され、名前も公表されていると聞いております。
また、以前は「犯罪被害者の立場が強くなると、刑罰が重くなるから、犯罪被害者の権利は弱いままでいい」という馬鹿げた都市伝説があったようです。もちろん、そのような謬説は一般社会からは一掃されましたが、今でもネットではごくごく一部、そういう妄想を抱いて汚い言葉を垂れ流している者がいるようですが、家族に迷惑をかけないうちに悔い改めるべきでしょう。
誹謗中傷だけでも、犯罪被害者の方々に対する行為としては最低最悪であると私は考えております。ましてや、脅迫など言語道断です。たとえ親しい間柄であっても、そのようなことを言う人間は信用してはなりません。そもそも、そのような行為に及ぶ時点で、正常な判断能力を持ち合わせているとは到底言えないでしょう。
松永さんのような、深い悲しみと向き合いながらも、前を向いて活動されている方に対して、心無い言葉を投げかける行為は、断じて許されるものではありません。私たち一人ひとりが、インターネット上での言動に責任を持ち、相手を思いやる気持ちを大切にすることが、このような悲しい出来事を減らすために必要なのではないでしょうか。

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