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hukugyouotaku
教科書にこだわると教科書から抜け出せない
学生の皆さんにとって、最も身近な本と言えば教科書や塾のテキストですよね。私も学生時代、教科書を読んでいる時、たびたび「どうしてこんなに面白くないのだろう?」「一体、何が書かれているんだろう?」と悩んだものです。
教科書から得られたものは、正直なところ多くはありません。せっかく時間をかけて読んでも、すぐに忘れてしまうことがほとんどでした。これは、私たちの脳がつまらない教科書に対して拒否反応を示し、時間が経つと記憶から消し去ってしまうからなのかもしれません。
学校の定期試験はともかく、入学試験となると話は別です。教科書に載っている内容だけでは到底太刀打ちできません。むしろ、教科書の内容を基礎とし、そこからさらに深く考え、応用力を養うことが求められます。定期試験対策のために教科書に固執しすぎると、視野が狭くなり、本当の学びから遠ざかってしまうのではないでしょうか。
定期試験対策であれば、書店で教科書ガイドを購入し、解答や解説を参考にすれば十分に対応できると思います。大切なのは、教科書に書かれていることを丸暗記するのではなく、その内容を理解し、応用問題を解く力を身につけることです。
私は学生時代、学校成績は良かったのに、いざ受験となると全く歯が立たなかった同級生を何人も見てきました。受験に失敗しても、教科書が責任を取ってくれるわけではありません。