年末年始の年休は今も昔のように必要でしょうか
今日で今年の平日勤務は最後となりました。一般企業では、12月28日から1月5日までの9日間が年末年始休暇となることが多いようですが、今年は例年以上に長い休みで、少し戸惑っているところです。
以前は、連休が長いほど良いという風潮がありましたが、最近はそうとも限らないように感じます。長い休み明けには、仕事のリズムがすっかり狂ってしまい、「もう会社に行きたくない」という声をよく耳にします。そのまま会社を辞めてしまったり、退職代行サービスを利用する人が増えるのも、連休明けが多いように思います。
私は、そのような事態を避けるため、休暇中にもパソコンを持ち帰り、少しの時間だけでも仕事をするようにしています。そうしなければ、9日間の間に頭の中から仕事に関することが全て消えてしまい、1月6日から始まる新しい年をスムーズにスタートできないのではないかと心配です。これは決して残業を推奨するわけではなく、仕事のリズムを保つために大切なことだと考えています。
ところで、私たちの業界では、新年よりも新年度の方が重要ではないでしょうか。つまり、3月31日に終わって4月1日から始まる、あの年度のことです。この時期には人事異動があったり、予算がリセットされたりと、一年の中で最も大きな変化が起こります。しかし、これらの業務を平日のわずか2日間で終わらせるのは、現実的に難しいのではないでしょうか。
私は、むしろ、年末年始よりも新年度の始まりの方に、まとまった休暇を与えるべきだと考えています。現在は、コンビニなど、正月商戦を行っている店舗も多く、必ずしも正月休みが必要なわけではありません。年末年始の休暇を最小限にし、新年度の始まりの方に長期休暇を与える方が、より合理的ではないでしょうか。帰省などの特別な場合は、その都度、有給休暇を取得すれば良いのです。
時代は変化しており、働き方も多様化しています。このような状況に合わせて、休暇制度も柔軟に見直していく必要があるのではないでしょうか。