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コンクリートから人へでなく、困難でも両立を目指すべきです

埼玉県の道路陥没事故の発生からしばらくが経ち、人命だけでなく、後半にわたる生活環境が脅かされることに大変憂慮しております。一刻も早い復旧を願うばかりですが、インフラ整備というものは、長い年月をかけて行ってきたものが、今になって想像もつかないような多大な影響が出てしまうということを改めて痛感させられました。
かつて民主党政権は、「コンクリートから人へ」という政策を打ち出し、公共事業そのものを悪者のように扱う風潮がありました。しかしながら、その時に問題になった八ッ場ダムにおける有用性も必要性も、後に認められるなど、当時の考えはどんどん否定されているようであります。
私は、友人との間でよく議論になるのですが、「コンクリートと人、どちらが大事か」という話になります。どちらも大事なのです。どちらを助けて、どちらを切るかということなどありません。優先順位をつけるのはよいのですが、どうしても二者択一的な考えが横行しがちです。例えば、防犯カメラが個人のプライバシーか、両方大変難しい問題ですが、両立させるべきなのです。極端な人たちは「どっちかを犠牲にして、片方を助ける」と言いますが、そんなものは間違いです。難しくても両立を目指すべきなのです。
このように、極端な二者択一でなく、たとえ困難でも両立を目指すことが、今求められているのではないでしょうか。今回の道路陥没事故を機に、改めてインフラ整備の重要性や、そのあり方について深く考えさせられました。

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