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ポピュリズムが嫌なら、やはりますます選挙にいくしかない
アメリカの大統領選挙や兵庫県知事選において、普段は投票に行かない方々が興味本位で投票した結果、ポピュリズムに陥った、あるいはインターネットに影響された結果だと厳しく批判する声が一部で見受けられます。しかしながら、日本は普通選挙制度を採用しており、特定の方から投票の権利を奪うことなどあり得ません。
ポピュリズムを恐れるのであれば、自ら投票所に足を運ぶことこそが最善の対応策です。結果に不満を抱いても、選挙で敗北した事実を認めざるを得ないのが現実です。私自身、以前から「投票を棄権することは権力への白紙委任、全権委任に等しい」と訴えてまいりました。
投票行動は、有権者が熟考の末に選んだ意思表示であり、それを批判する権利は誰にもありません。
結果として多数の票を獲得した選択肢が支持された以上、「ネットに惑わされた」「騙された」といった言い訳は通用しません。本当に変化を望むのであれば、投票率をさらに高める努力を続けることが肝要です。最終的に選挙結果がすべてを物語る以上、この点をしっかりと胸に刻むべきだと考えます。
特に既成政党やマスコミは、批判や切り捨てに終始するのではなく、これからの国や地域のあり方を真摯に見つめ直していただきたいと切に願っております。