9月6日

今日は部活の練習して治療院行って寝ただけ。書くことなし。
だから今日は僕の好きな曲について書こうと思う。
僕は歌詞で曲を好きになる人間です。
言葉っていいですよね。絵とか映像とか写真だとそこが鮮明に映るけど言葉は見えない。けどそこに含まれるいろんなものが見える。たとえばりんごの写真を見たらそのりんごはわかるけどりんごという言葉を見たらいろんな意味や状態を含んだものになる。だから僕は言葉が好き。

今日はOmoinotakeのeverblueです。
アニメ「ブルーピリオド」の主題歌です。ブルーピリオドおすすめです。
歌詞一つ一つ好きなので全部話したいのですが長くなってもあれなので好きなところを抜粋してお話しようと思いますが多分長くなります。
まず最初に好きなパートは
「ページめくれば景色変えるノベル カレンダーめくっても変われもしない僕」
めちゃくちゃ共感できます。自分は理想主義者のINFPなので本当にノベル(小説)の主人公のように生きたいと思っています。でも実際はそんなのとは全然違う人生を歩んでいます。そんな今の自分と理想を比較してめくるという一つの動作で比べている状態。どちらもめくるのが辛いめくる手が重いような書き方でその状態がなんともなんとも
「ただほしかったのは今を生きる理由 イメージした未来にどれほど近づけただろう」
個人的な話になりますが今の僕は高校のときにイメージした自分に限りなく近づいていると思います。(失恋はしたけどそれは高校のときにイメージしていた自分じゃなかった。)でも何か満ち足りない。それは「今を生きる理由」がないから。自分は確実に歩んできている。でも満足できない。そんな打ち込んでいて心地いい状態だけどそれが苦しいけどやめられない。生きる理由はないかもしれないけど進まないとなにかに取り込まれるような息苦しさ。そんな贅沢?というか何かもう一歩な状態を感じる歌詞です。
「青い願い挫折の赤い痛み 混ぜた色味はまるでかさぶたみたい」
これはアニメの影響がかなり強いですがとても美しい歌詞です。
青はブルーピリオドの象徴的な色です。青は若さ、未熟さを表すときによく用いられる色ですがどこか落ち着いた悲しさや平穏を表す色でもあります。それに願いという言葉がかかると願いでもなにかどうにかできそうな現実的なようにも見える大人な願いに感じます。でもそこに対象的な赤が挫折の色として加わります。挫折は折れるとか転ぶようなニュアンスがあるのですがそれによってできた心や体の傷から出てくる血が赤。その2つの色が混ざって赤紫のような色になってかさぶたになってまだ進める状態を表す。挫折も願いがあればまだ進める、前に進めるひたむきさを感じる力強い歌詞です。
「瞬きを忘れて夢の中にいるんだ 何度夜が明けても覚めやしないほど深く」
これは僕の好きな「夢中」という言葉を表した歌詞です。これは本当にそのままです。夢の中は自分の自由でそれだけ見ていればいい。そんな中で瞬きも忘れるほど夢中に生きている。そのまま好きなことに一瞬も目をそらしたくない。夜が明けると見えなくなるのに「何度夜が明けても冷めやしないほど深く」夢の中にいる。一つのことに真剣になる心地よさと焦り本当に目をそらしたくないという気持ち。本当にそれが好きなんだなというのがひしひしと伝わってきます。
「My lifeなれやしないジーニアス だから僕のありのままを描くキャンパス」
好きなことをするということは簡単なことではありません。同じことを好きな人はたくさんいます。その中には自分よりそれが好きで好きでたまらなくて自分よりそれが上手い人もいます。やっぱり天才と呼ばれる人もたくさんいます。そんな人に勝つのはなかなか難しい。天才が努力したらもう僕のような一般人は勝てません。だからもう自分はありのままを書くしかない。自分のすべてをそのキャンパスに叩き込むしかない。でもそれはとても怖いことです。それが認められなかったら、すべてを打ち込めるか、自分が努力することは本当に努力なのか考えたら呼吸もできないほど苦しい。でも天才じゃない僕はありのままを書くという選択肢しかない。自分にはそれしかないという絶望と歓喜がそこには混在している。なにか爆発しそうな感情が混在している歌詞です。

本当は歌詞一つひとつをもっと掘り下げて書きたいのですがこの曲はここまで。書くことがない日はこんなことを書いていこうと思います。ブルーピリオドとeverblueどちらもおすすめです。ぜひ見てみて下さい。

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