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【ゲーム感想】「Xenoblade Definitive Edition」復讐と創世の物語

こんばんは、椎名haruです。
3/20に「XenobladeX Definitive Edition」が発売されるということで、
今回は「Xenoblade Definitive Edition」の感想を書き綴っていきます。


まず最初に、総合して言えることについて一つ。
BGMが最高だということです。
サブクエストやキズナグラムコンプリートのためにマップ中を歩き回っていたからか、特にフィールドBGMはどれも大好きになりました。
ピックアップして話すことも考えましたが、どれも好きすぎて選べず断念笑
それほどまでに、Xenobladeの曲は素晴らしいです。

それでは本編へ

本編

・大剣の大戦

ムービーを観ていると、聞き覚えのある声が。
ムムカからサザエさんの穴子さんの声が聞こえてきました。
まんま穴子さんだなと思いつつ観進めていましたが、この気づきが結構重要だと後に知ります。
そしてそのムムカが小物ムーブからの死亡。
出落ちキャラか~と、この時点では特に気に留めていませんでした。

・黒のフェイス襲来

シュルクフィオルンのやりとりに微笑ましさを感じていると、機神兵達の襲撃が始まります。
無慈悲にも人々が殺されていく様子が苦しくて苦しくて…

そして、3人を助けに来たフィオルンが無慈悲にも黒のフェイスに殺されてしまいます。
プレイヤーキャラクターである彼女が死ぬなんて思ってもいなかったため、あまりの衝撃に愕然としました。
放心状態でその後の戦闘に挑みます。
こんな苦しい場面ですが、このシーンで確信しました。
このゲームは神ゲーだと。
この部分で完全にストーリーに引きこまれました。

・ガウル平原→コロニー6へ

テフラ洞窟を抜けた先にあったのはガウル平原
無音から流れるイントロに、思わず指を止めてしまいました。
この曲、あまりのかっこよすぎます。
この曲をちゃんとこのシーンで初めて聴けて本当によかったです。
他の所で聴いたことがあったら感動が薄れそうですからね。
フィオルンの死を未だに引きずっていましたが、この曲を聴いて前に進もうと決意出来ました。

カルナと出会い、ジュジュを救うために謎のフェイスと戦います。
しかし、やはり顔つきにはモナドが効かない…
もしかしたら、フェイスが元は人だから切れないとか?人語も話すし
とこの時点では予想していました。

ストーリーは進んでゾードを倒すシーン。
彼が「俺はこの身体になって」と発言するため、やはり元は機神兵じゃなさそうです。
ゾードを倒したと思ったら、黒のフェイスが登場。
すると、聞き覚えのある声がします。
そう、穴子さんです!(違う)
つまり黒のフェイスはムムカであり、顔つきの機神兵は元人間だということです。
出落ちキャラだと思っていたため、声が穴子さんでなければ気付かなかったと思います。

・監獄島を目指して

ビジョンに従って監獄島を目指す一行。
ザトールの木々は神秘的で好きだし、その次のマクナ原生林も自然そのままって感じが好きでした。
その先のサイハテ村の雰囲気も、曲も含めてめちゃくちゃ好きです。
小学生の頃に木の中の基地みたいなものに憧れて、マイクラで作ったことを思い出しました。
子どもの頃ってこういうのに憧れますよね。

そして、メリア&リキが一気に仲間に。
メリアは頼もしそうでしたが、リキは大丈夫か?と不安になりました。
その後、リキが父親だと発覚します。
この家庭大丈夫か?と思ってしまいましたが、奥さんがしっかりしてそうでよかったです。

・皇都アカモート

皇都に着きストーリーが進んでいくうちに、メリアがホムスとハイエンターの混血だとわかります。
だから頭の羽が他のハイエンターと比べて短いのか、と納得しました。

ハイエンターの光妃とホムスの影妃をめとるという皇家
何故こんなことをしているのか不思議でならなかったですが、皇祖様の複製の話で少し解決しました。
彼によると、どうやら血が混ざりあうことを必要としているとのこと。
それで光妃と影妃がいるのかと納得しましたが、混血を必要とする理由まではわからず煮え切らない感じでした。
余談ですが、アルヴィースの声とミステリアスな雰囲気が好きです。

・モナドの開放

監獄島に到着すると、そこにいたのはザンザ。
あまりに話がおいしいので、信じて大丈夫…?不安に。
私は信じきれませんでしたが、シュルクが開放してしまったので受け入れるしかありませんでした。
彼からすれば、フェイスを切れないと来た意味がないですからね。

そこに白のフェイスが現れます。
ですが、今までのフェイスとは雰囲気が違い、純粋な悪には見えませんでした。
そして、切り裂かれた胴の中にはフィオルンと同じ顔の人が。
顔こそ同じですが、前のムービーでメイナス様と呼ばれていたため別人と推測しました。

ビジョンの力叶わず、陛下の死が訪れます。
共にいたのは短い時間でしたが、とても魅力的なキャラクターで思わず泣いてしまいました。
少し話は変わりますが、この辺りのシュルクが復讐の鬼になっていて少し怖かったです。
大切な人を殺されたらこう思うようになるのでしょうか。
そんな経験がないためわかりませんが、復讐は復讐を生むだけでなんともならないよ…思っていました。

そしてメリアとの一時の別れ(?)が訪れそうになります。
別れの挨拶をした後、メリアがシュルクに好意を持っていることにカルナが気づいてるのがとても好きです。
しばしの別れかと思いきや、兄上カリアンが影武者を用意してくれました。
王族の血統は、弟や妹が後継者となるとその人を恨む描写がされることが多いですが、この兄上は心の広いいい人ですよね。

・フィオルンと再会

エギルとのバトルの末、機神界の足元まで落ちてしまう彼ら。
落ちた先で機体からフィオルンを運び出すと、まだ息があります。
水を飲まそうしますが上手くいかず…、シュルクが水を口に含みます。
まさか…直接!?
ドキドキしながら見守ると、口渡しで水を飲ませました。
さすがにテンションMAXです。
そして目を開けたフィオルンのセリフ、
こんなとこで 最初のキスかぁ
最高すぎます、ずるいです。
この一言で本当のフィオルンが戻ってきたことがわかる名セリフですね。
個人的にこのゲームで一番好きなセリフです。
その後、シュルクがフィオルンを抱きしめるのも最高ですよね。
フィオルンがシュルクを好きなのは冒頭からわかっていましたが、シュルクからフィオルンに対しては、恋心が明確に描写されてるシーンはなかったかと思います。
ですが、このシーンを見るにちゃんと恋心っぽくて嬉しいかったです。

・ダンバンとリキ

少し休息を取ることにした3人。
ここでのダンバンさんとリキの会話が大好きです。

ダンバン「いいとこあるじゃないか」
リキ「な、何のことだも?」
ダンバン「隠すなよ。随分疲れてたみたいだから、メリア」
ダンバン「自分のために休むなんて、認めるような子じゃない。だからだろ?」

この会話で、リキがめっちゃ気遣いの出来るいいノポンだと気付きます。
その後リキがダンバンさんの話聞いてあげるのも優しくて好きです。
アドバイスも頼もしいし。
リキの家庭が不安でしたが、この様子を見るにちゃんといい父親をしてそうですね。

・マシーナの隠れ里

ダンバンさんもフィオルンと再会します。
さすがに死んだはずの妹との再会は泣けました。
メリアの複雑そうな感情もちゃんと描写されてていいですね。

・カルナとライン

カルナによるガドの回想と、ラインの対比が描かれるこのシーン。
ガド「これでは奴らの死に意味がない!
ライン「死んだら何にもなんないよ

カルナから見てラインはガドに少し似ていて、たまに重ねることもあるのだろうけど、この考え方は明確な差ですよね。
私個人としては、ガドの考え方は好きじゃなく、ラインの方が安心できて好きです。
まだこの時はガドのことが好きなんだろうし、ラインはカルナに対して恋心を抱いてはなさそうですが、この二人は将来的に引っ付きそうだなと思いながら見ていました。

・この世界の過去

巨神と機神の昔話を聞くことになる一行。
ずっと機神側が悪いと思っていましたが、どうやら仕掛けたのは巨神…
敵ではなく味方側が発端なんて考えもしなかったので驚きでした。
ザンザを開放したのやはり間違いだったのかもしれません。

エギルによって消されたはずの記憶を取り戻したガド。
ガドの「カルナを頼む」というセリフがとてもよかったです。
ラインが信頼の置ける人と一瞬で気づいていそうですよね。

・ザンザ復活

エギルとようやく手を取り合えそうというタイミングで、突然ディクソンさんに撃たれてしまいます。
ディクソンさんの様子が怪しい描写はありましたが…まさかザンザの手下とは。
そして、シュルクからザンザが抜け出してきます。
あの雪の中の遺跡でシュルクだけが生き残っていたこと、それをディクソンさんが連れ帰ったこと。
これらが伏線だったことを知り、驚きと共に感動しました。
少し前までエギルが最悪の敵だと思っていたのに、一瞬で最悪の敵がザンザに。
怒涛の急展開です。

巨神の復活と共に、ハイエンターたちがテレシアに変化してしまいます。
皇祖が混血を必要として、殿下や兄上がメリアを希望と言っていた理由がよくわかりました。
テレシア化していくハイエンターたち、見るのが苦しすぎます…
そして、皇家も例外ではなく兄上もテレシアに。
見るのは苦しかったですが、最後まで抗いメリア達を守る姿は本当にかっこよかったです。

その後何度も皇都を訪ねましたが、皇都に住まうテレシアを見るたびにつらくなっていました。

・コロニー6にて防衛戦

悲しいことに負けヒロインであるメリアが、フィオルンを全力で心配してるのがとても好きです。
その後の「これはかなわないな」まで含めてメリアの魅力が詰まっていていいですよね。
そしてアルヴィースからの難しいお話。
よくわからないまま話が進んでいきました。

テレシアの襲来後、ディクソンさんがアルヴィースを呼びます。
アルヴィースもザンザの手下!?と一瞬驚きましたが、アルヴィースは違う気がしました。
あちら側にいるのは何かわけがあるんだろうと、自分の中では彼だけは信頼を置いたままにすることに。

・巨神胎内

巨神胎内を進むと、そこにはロウランと共に死んだはずの兄上が。
急なお別れをしていた2人がちゃんとお別れすることができて本当によかったです。
その後のリキのセリフに思わず涙ぐんでしまいました。
リキには兄上の声が聞こえていてよかったです。

・vsザンザ

新たなモナドを生み出したシュルク。
そして、ザンザを倒します。

僕達は 僕達の力で神を斬り、そして未来を斬り開く

モナドの漢字が「神」になる演出、いいですよね。
漢字が読める日本人で本当によかったと思いました。

ザンザを倒すと、そこには地球と思わしき惑星が。
私達と同じ地球人であった彼が世界を破壊して、ザンザとメイナスになったとのこと。
壮大すぎて正直あまりついていけませんでした笑
アルヴィースの問いに対し、神なき世界を望むシュルク。
シュルクらしい、とてもいい答えだと思います。

・エンディング

一人称視点で始まるエンディング。
誰だろうと思いながら観進めていきます。
そこで「お兄ちゃん」というフィオルンの声。
一人称の正体がフィオルンだとわかります。
あれ、身体を映していないってことはもしかして!?
マシーナのリナーダが、もしかしたら人間の体に戻せるかもしれないと発言していたことから、戻っていることを期待してしまいます。

釣りをしている様子を見て、ラインとカルナはいずれ引っ付きそうで嬉しくなりました。
プレイヤーの勝手な妄想かもしれませんが…笑
そして、フィオルンの身体が映ります。
予想通り、ホムスの身体に戻っていたフィオルン。
音楽のエモさもあって、この一連の流れを涙ぐみながら見ていました。
シュルク&フィオルンも幸せになってほしいですね。

このあとのタイトル画面の全員集合している映像がとてつもなく好きです。
本当に平和になったのだな、と思わせてくれる素晴らしい映像ですね。

・コロニー6の復興

ストーリーではないですが、個人的に楽しかった要素なので少し話そうと思います。
復興度が上がると町の様子やBGMが変わっていく演出が良かったですね。
もちろんシュルクたちの故郷であるコロニー9も落ち着きますが、自ら再生させたコロニー6も第二の故郷のような感じで落ち着きます。

つながる未来

ここからはDLCについてです。

・巨神肩

フィールドに降り立つと、いきなり穏やかなBGMが。
本編では流れないDLC用のBGMが用意されていることに嬉しくなりました。
フィールドだけでなく戦闘BGMもDLC用で、とても好きでした。

・メリアを知るハイエンター

ハイエンターの集落にて、ゲルガーという男が話しかけてきます。
一目見て思いました。
こいつ絶対裏切って開眼するやつや!!と。
この予想の通り、その後彼はメリアたちをストーカーしています(気持ち悪い)。

案の定、タルコとテトを襲うゲルガー。
期待を裏切ることなく開眼してくれてよかったです。
人質に取られたテトを助けにくるテレシア。
え、もしかしてテトの母親…?
と思っていると、テトも「母…さん…?」とつぶやきます。
テレシアになっても本能的に子を守る姿に泣いてしまいました。

・タルコとメリア

タルコとの関係が改善されて、お互いに認め合っていく様子がとてもよかったです。
メリアがマクシスを説得するシーンでは、メリアの成長した姿に思わず涙。
お父様のことがあったからこそ出てくる言葉が泣かせにきてます。

・vs霧乃王

始めは同行するノポンがリキでないことに寂しさを覚えていましたが、ストーリーを進めているうちにネネもキノも大好きになりました。
小さな体で霧乃王に立ち向かっていく姿はとてもかっこよかったです。
さすがリキの子どもたち、と言ったところでしょうか。
DLCクリア後のタイトル画面に2人が増える演出、細かいことですがとても良い演出でした。

・エンディング

戦いに勝利し、皆のもとへ帰るメリア一行。
何を話しているかはわかりませんが、それでもこみ上げるものがあり泣けてきました。
メリアとタルコのアイコンタクトが最高です。

そして、皇都を復興させていく様子が静止画で描かれていきます。
音声や映像はなくとも、様々な種族が手を取り合っている様子が伝わってきました。
本編を含めこれまでストーリーを見てきたプレイヤーとしては、この様子が嬉しくて嬉しくて。
シュルクたちの頑張りがこの多種族が認め合う世界を作ったと思うと、涙が込み上げてきました。

最後に、メリアの戴冠式。
ここのタルコとメリアの会話が本当に好きです。
メリアの立派な姿にまた追い泣きしました。
最後の方は泣いてばかりですね笑

まとめ

なんとなくで始めたXenobladeですが、ストーリーもBGMも素晴らしい最高なゲームでした。
総プレイ時間は100時間超え。
本当に楽しい時間でした。
3月に控えるクロスDEの発売も楽しみですね。


タイトル画像出典


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