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ヒプノセラピー体験記1

 上のイラストですが、私がヒプノセラピーを受けて浮かんだ情景を絵に描いたものです。場所はヨーロッパ。広がる草原に男性二人がいる場面です。 

 私の夫との関係が前世ではどうだったのか…??また、どんなイメージが沸くのか知りたくてヒプノの施術を受けました。
 今回はその時に過去世として出てきたイメージを物語のように記述していきたいと思います。

 夫とは前世でも夫婦だったのかなぁとちょっと期待していたのに見事に裏切られ、出てきた自分は男性。そして夫も男性でした。
 二人はとても仲の良い親友のような関係でした。そして過去世の私は同性愛者であり、当時はそれがバレるととんでもない目に遭うため、誰にも悟られないようにピリピリと生活していました。そして親友である彼に秘かに思いを寄せていたようでした。
 彼らが生きていた間には戦争があり、兵士として戦いに参加するなど激しい情勢だったようですが、友人として支え合いながらなんとかその日その日を生き抜いていました。
 兵役の期間が終わると彼は結婚していきましたが、過去世の自分は戦争で負ったトラウマやありのままの自分を生きられない辛さから家を飛び出し、放浪生活を送ります。
 最終的にはどこかの田舎で、木材を加工して生計を立てている優しい家族の元で厄介になり、地元の子供たちと触れ合いながら穏やかな日々を送りました。これだけ周囲に優しく接してもらっているにも関わらず、過去世の私はこれまでの傷つき体験から固く心を閉ざし、誰にも本心を明かすことなく過ごしていたようでした。

 亡くなる直前にはどこか協会のような、病人がたくさん集まって寝かせられている場所で硬いベッドに横になり、寂しく過ごしているイメージが出てきます。辛い記憶を思い出すからとこれまで彼とは疎遠になっていたけれど、死ぬ間際にもう一度会いたいと言う思いが伝わってきます。
 過去世の私は彼に手紙を書き、今は返事待ちである事もなんとなく分かりました。手紙にはこれまで包み隠していた全てを書いていたようです。男性を好きになってしまう事、友達だと偽ってきたけど本当は恋愛感情がある事、今までどう過ごしてきただとか、最後にもう一度会いたい事…などなど。
 本当に会える事を期待して書いた手紙ではなく、けじめをつけるような気持ちで手紙を書いたような、そんな意思が伝わってきます。

 しかし、最後に親友の彼は病床にある私の元を訪ねてくれました。手紙の内容は相手にとって受け入れ難いものだろうと初めから諦めていた私は、意外過ぎる展開にびっくりしています。
 彼は、「自分は男性を好きになる事はこの先もないけれど、君が今までそのように思ってきた気持ちは受け入れるよ。」と言ってくれました。
 その当時、自分の存在を拒否せず受け入れてくれる人がこの世に居ると思わなかったのでとても驚いき、大きな喜びを感じました。そしてもっと周りの人を信用し、ありのままの自分を隠さず生きれたら良かったなと…、自分を受け入れてくれる人も場所も本当はもっとあったのかもしれないなと、そんな事を衝撃と共に考えているようでした。 
 その後、嬉しさと少しの後悔を感じながら過去世の私は人生を終えました。

 夫との関係をヒプノと言う角度から知りたくて、軽い気持ちで施術を受けましたが、そんな事よりももっと重要な「素直にありのままで生きることの大切さや、自分を受け入れてもらえる喜び」をじんわり実感するような施術になりました。

 自分の心に嘘をつかず、素直で有りのままに生きる事って勇気がいりませんか?
 内向的でとても恥ずかしがり屋な自分にとって一生の課題です。でも、死ぬまでにはなんとかそんな人間になりたい…!将来は24時間365日、素直で朗らかなお婆さんになるんだ!!

 そして、施術後にハッとしました。そういえば、夫に初めて会った時に異性である感じがしなかったったな…と。もう結婚して何年にもなるので、出会った時の事なんか忘れていたけど、当時そう感じた事を思い出しました。背が低かったり、童顔だからかなと思っていたけど、もしかしたら…もしかするかもしれませんね…笑

以上、ヒプノセラピー体験記①でした。

 



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