note初めてみました!! オリンポスの果実 田中英光

初めてのnote投稿です。手違いで曙次郎のアカウントになっていますが原ちゃんです、悪しからず。最近は秋なのか夏の名残なのかはっきりせず、明け方とても暑く、夜涼しいととっ散らかってますね。そんな日は明け方散歩がてらに図書館に行って本を借りたり読んだりする、そんな所謂、読書の秋を楽しんでいる僕です。そんな僕が田中英光を知りオリンポスの果実を読んだのは芥川賞作家で私(わたくし)小説家の西村賢太さんの著作に何度も田中英光が登場し、その作品に興味を持ったからです。また田中英光は僕も読んだことのある太宰治の友人らしく、またその死の際には太宰の墓前で亡くなったらしいのです。好きな作家の好きな作家そして太宰の友人。ぼくにとっては読まない手はないのでした。

感想としてはこれはほろ苦い青春小説でありながら、どこか黒い河のようなものが文章には流れていて味わったことのない読後感でした。僕にも、たぶん皆さんにもある初恋の失敗、うざい部活の先輩、やりすぎな校則。そんな誰しもあるあるという青春の感傷をえぐりまくる小説なのです。まさにナイフ。僕はこの本を外出中に読み感傷をえぐられ、外出先で危うく泣きかけました。そしてこの小説は最後の問いの答えを読み手に任せる、とても考えさせられる小説なのです

どうでしたでしょうか。これからも空いた時間にこんな感じでゆるゆる書いていきます。ありがとうございました。

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