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勝手に決めるな!と言いたいところだが… ~ウクライナ停戦交渉~
ウクライナの将来を、トランプとプーチンが決めようとしていることに、ヨーロッパの首脳たちが”激おこ”である。
米国はウクライナの応援団員の一人のはずなのだが、あろうことか単独で停戦交渉に進み出る勢いだ。これには他の応援団員も怒った。ウクライナの収拾結果次第では、裏庭の紛争が明日の我が身になる。よって「俺たちを出し抜いて、勝手に決めるな!」となった訳だ。
確かに、道理は通っている。
しかし、よくよく考えると
何か違和感はないだろうか。
たとえば「世界のリーダーが結集するすごい会議」(NHK国際ニュースナビ)、と言われるダボス会議。
「金持ち会議」と揶揄されるこの会議で、世界の課題と解決方法を決めているのは誰なんだろう。気象変動、格差などを、勝ち組メンバーだけで決めている。今、激おこしているヨーロッパの首脳たちも、所変われば同じことをやっている。「どの口が言ってるの」と突っ込みなくなる。
停戦交渉は、あくまでも被害側が交渉の主人公でないと道理が立たない。応援団長や応援団がその代理を行うなんて、セカンドレイプと変わりないのではないか。