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カッケーお経ことWHITE ASH 「Jails」

・チラチラ映るのび太や歌声と外見のギャップに気が散るところですが、ただただ曲がかっこいいんですよね。

ただ問題は歌詞。歌詞がイかれてるんですよこのバンドは。


・いやまあ聴いて「英語詞だな〜」とは思いますよね。じゃあ英語でよっぽどヤバいこと言ってんのか?とか思うじゃないですか。


・結論から言うとマジで何にも言ってないんです。


・英語風の何かを羅列しているだけで文法的な意味は全然通っておらず、いくつかの単語はもはや存在すらしていないという豪胆ぶり。

stor raven my fie known you seen
then narm i wrong forever and gone end wave in tie

・歌い初めからの2行ですが、なんと初っ端の『stor』がもう存在しない単語。最初くらい置きにいってくれよ。『narm』もないです。

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・翻訳にかけてもこの有り様です。終わりの波になりたいよ俺だって!


・作詞しているVo.Gt.ののび太も「歌詞は語感を重視している」と言っている通り、確かに聴きざわりは凄いいいんですよね。

・この曲に限ったことでなくWHITE ASHの歌詞は8割型このスタイルで、日本語と英語がない混ぜになってたりととにかく自由。



・で、この『WHITE ASH歌詞めちゃくちゃ問題』。聴く分には特に問題はないんですよ。実際YouTubeのコメントも、歌詞のヤバさの指摘の数十倍のび太で溢れかえってたから。

・ただこれ歌うとなると途端に地獄を見るんですよね。しかも歌詞を見ずにとなるとそれはもう鬼畜の所業....


・というのも、このJailsおよびWHITE ASHを知ったきっかけが、学生時代コピーバンドに誘われたからなんですよね。

・当時ギターボーカルを始めて1年くらいで、誘ってもらえることも少なかったのであんまり聴かずに適当に引き受けてしまったんですが、そこからいざ歌詞と向き合って絶句しました。

・『既に好きでよく聴いているというわけでもない曲の歌詞を暗記する(ギターを弾きながら歌えるくらい)』というだけでもそこそこ骨が折れる作業なのに、意味を成さない英単語もどきの羅列を頭に叩き込むのは想像以上の苦行。

『歌詞ってのは意味があるから覚えられるんだ...』という当たり前の事実を思い知りました。お経の方がまだ意味があるだけマシ。

・何言ってるかわかんないんだから適当に歌ってもバレないんじゃないか?と思うかもしれませんが、適当に歌うと想像以上に「明らかに適当に歌ってる感」が出ちゃうので覚え切らないと無理です。

・まあさっき当時の動画を見返してみたんですが明らか適当に歌ってましたね。

・あと普通にずっと声が高いのでしんどかった...



・という苦い思い出のある曲ですが聴く分には「カッケー曲〜〜」ってだけなんで、ぜひ聴いてみてください。

・それでは!



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