彩の魔法使いの短編集(ほぼ妄想)
彩の魔法使いの恋愛系(ここ重要)短編集です。
こんなのコロレさんじゃない!っていう方はブラウザバック推奨。
本人公認作品です
ヤンデレ
「ねぇ○○さん、前に私が言ったこと覚えてる?」
そう、目の前の彼女は言った。
「その顔、覚えてないって顔だね?ふぅん・・・」
彼女は、その瞳を黒く染めながら言った。それは、僕がこうして彼女と付き合う前から見せた、僕にだけ見せるあるサインだ。
「言ったよね?学校があるから私以外の女の子と会うのは仕方ないとしても、会話しないでっていったよね?ねぇ、あの子は誰?」
いわゆる、彼女はヤンデレと呼ばれるもので、ずっと前からこうして僕に重い愛をぶつけてきた。時には・・・
「ねぇずっと前からラインしてたよねどうして返してくれないの?」
と、数分既読付けなかっただけでこうして詰められたり。
「この前一緒に歩いていた女は誰?」
と何故か僕の行動と同行者を把握していたり。
「私以外の女の子を全員やっちゃえば君は私を見てくれるよね?」
と包丁と杖を取り出してそういったり。
これらの言葉は、すべて目の光を消して言われたものだ。
・・・そして、彼女は大変行動力がある。
それは、ある日のこと。
僕には、特に仲良くも無い女性のクラスメートがいた。その女性は僕にぐいぐいと迫って来るタイプだった。
まるで、僕に好意を持っているかのような行動をずっとやっていたのだ。
しかし、僕は聞いてしまったのだ。
「でさ~、私がちょ~っと近づいただけで変な反応するの。キモいよね~」
これはすぐに僕のことだとわかった。だって・・・
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「私の○○君に、そんなことしてたの?許さない・・・」
彼女が現れた、そして、先ほどの女性を魔法で燃やしたのだ。
彼女は色変えの魔法以外は上手くはない。はずなのに、その魔法は人を殺す程の威力を秘めたもので、女性達は、塵も残らぬまま、死んでしまった。
そう、彼女が現れたということは、僕に関連するという事だから、僕の事を指しているのだというのが分かった。
このような景色を見てしまったものだから、僕は彼女に従わなければならなくなった。僕のせいで犠牲者を生み出したくないから・・・
「ふふ・・・○○君・・・❤」
そして、そんな彼女をだんだんと好きになってしまっている僕も、だいぶ手遅れなのだろう・・・。
死ネタ(置いていかれる方)
ある日、大規模な魔法使い達による大規模なテロ活動があった。そしてその被害を多く被ったのは、とある魔法使い養成校だった・・・
「○○君・・・?ねぇお願い、返事してよ・・・!」
あぁ・・・君か。無事でよかった・・・
「うん、君が突き飛ばしたおかげでね・・・!」
ごめんね・・・あれしか、思い浮かばなくて・・・
「・・・本当、ひどいよね・・・!一応私、彼女、なんだよ?」
彼女だから・・・守りたかったんだ・・・
「馬鹿・・・!馬鹿馬鹿馬鹿!いつそんな事を頼んだの!私は・・・私は君と・・・!」
ごめん・・・ごめんね・・・ガフッ
「あ、あぁ・・・血、血が・・・かい、かいふくを・・・だ、だれか」
あはは・・・もう、駄目みたい・・・だね
「だ、だめ、いや、いやだ。ど、どうにか、どうにかしなきゃ」
......ねぇ、コロレ、最後に、伝えたいことが、あるんだ。
「最後って言わないで!!!お願いだから・・・」
だい・・・す・・・き・・・
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!○○くぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!」
この日のテロ活動は、魔法界近年稀に見る大事件だったが、犠牲者はただの一人だけだったという。
その結果に、人々は喜んだ。ただし、一人の少女は、心に大きく傷を負ったのであった。
純愛
「ねぇ○○君、今日はどこに行こうか?」
うーん・・・コロレの好きなところでいいよ。
「もう、そればっかりだよね。たまには君の行ってみたいところでもいいんだよ?」
でも、君といるとどこにいても楽しいし・・・
「・・・もう!君はすぐそんな事言うんだから!それ、他の人にも言ってんじゃないの?」
そんな事はないけど・・・本心だし。
「んっ・・・本当、こういうところがあるんだから・・・」
えっと、大丈夫?
「・・・ほんっと○○君ってさ。付き合う前から思ってたけどにっぶいよね!まぁそんなところも好きなんだけどさ!」
うん、僕も好きだよ。
「・・・あんたらまだやってたのか。もうそれ何回目よ」
「あ、メルメル、今帰り?」
「うん。夫婦漫才を見に来た」
「夫婦漫才って・・・私たちはまだそんなんじゃ・・・」
「ほぉ~~?まだですか」
「あ、いや・・・」
「まだってことは、いつかはなる予定ってことですよねぇ?」
「う・・・あ・・・///」
ま、まぁまぁその辺で
「お?○○君はどうも思ってないの?」
いやー、未来のことはわからないけど、このままでいいなぁと思ってるよ
「ひゅ~!甘いねぇ!じゃ、お邪魔虫はここで退散ってことで」
「あ、ちょっと!全く・・・メルメルったら掻き回すことしかしないんだから・・・」
あはは・・・でも、僕は嬉しかったよ。コロレが、僕と同じ気持ちだったって事がわかったからね。
だって、この先もずっと僕と一緒にいてくれるんでしょ?
「うぇ・・・う、うん」
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