占歌夢
自分で作った創作物をまとめたものです。オリジナルです。
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STARBLOOMのライバーのコロレ様のファンノベル集。本人に認知済み
STARBLOOMのライバー、湊音らうむ様のファンノベル集。本人に許可を取っております
お盆の時期、皆が一度地元に戻る・・・・・・ということではないのかもしれないが、少なくとも私はそうだ。ご先祖様の帰還を祝うため、生家に集まりご先祖を待つという風習が自分の地元にあるからだ。 「一年ぶりだけど・・・・・・変わらないな、ここは」 久しぶりに故郷の地に足を踏み入れた私は、変わらぬ景色に一つの安堵感を覚えた。数日前まで都会で過ごしていたと言うのもあるが、なんだかんだの故郷なので、安心するのだ。 「さて、今日は久しぶりに皆集まるから、お母さんとかおばあちゃんはりきって
今日もまた、揺蕩う心に泳いでいる。 揺れた心が、今日も私を締め付ける。 あぁ、私にもうちょっと勇気があれば、なにか変われたのか。 そんなもやもやを抱えながら、今日も私は泳いでいる。 「へい!今日もしけた顔してるならうむの姉さんよ!」 「サモン君・・・」 「もしかして彼のことかい?」 「・・・」 「無言は肯定と受けとるぜ☆」 「・・・」 そう、私は、随分と前から、ある人間の男の子に恋をした。 しかし私は、人の集合的無意識に住まうセイレーン。人と交わる事は出
神社の鳥居を過ぎ去るといつもの閑散とした雰囲気は無くなり、人の波が出来ている。 今日は花火大会の日。こんな田舎の、数少ない行事。 振袖に袖を通した私は、少しの楽しみを胸に神社までやって来ていた。 「相変わらず盛り上がってるなぁ」 田舎とは言っても、隣には栄えている町もあるし、人口も多いこの村は、実は意外と活気づいている。それが一番に現れるのは、やっぱりこの祭だろう。 本当は、今年は来る予定は無かったのだ。だけれどお誘いが入ってしまったなら、不本意ながらも行くしか無い
2 落ちこぼれの僕はいじめられていますが、なぜか妹に過保護にされています 使用人の運転する車で、学校に向かう。 僕は毎回最後に乗り、一番後ろにひっそりと座る。こうでもしないと困る理由が何個かある。一番は妹のことなんだけど。 「お兄様、いつも思うのですが、どうして私たちから距離をとろうとしているのでしょうか?私としてはもっと近づいて欲しいのですが」 「ねぇ知ってる?この車意外と中が見えるんだよ」 「へぇ、そうなんですね」 「そして、僕達は自他ともに認める名家だ。一つ一つの行動
プロローグ魔法国エレメニア。この国は、魔法国とあるように、魔法の研究が他の国より盛んである。 その中でも、特に魔法の研究に功績を残したものがいる。その名も、セヴァ・リュアレ。 彼がいたからこそ今この国があると言っても過言では無い。そう言われるほど、彼の残した功績は大きいということだろう。 そんなセヴァ・リュアレの血を引く者達がいる。 オード・リュアレ。リュアレ家の現当主にして、数々の研究で成果を残している天才である。 そんな彼には、4人の子供がいる。それぞ
泥中に咲く 1000年生きてる ウミユリ海底譚 いーあるふぁんくらぶ 東京テディベア ド屑 抜錨 失楽ペトリ きゅうくらりん オーバーライド ライアーダンサー サラマンダー ラビットホール ヴィラン 人生リセットボタン レクイエム バグ グッバイ宣言 シャルル コノハの世界事情 命に嫌われている 夜咄ディセイブ アディショナルメモリー アウターサイエンス 少女レイ ロスタイムメモリー 十面相 インビジブル パンダヒーロー 空想フォレスト 失想ワアド カゲロウデイズ ジ
世界には、様々な生物が存在している。 夢を喰らう魔物、トラックに挑みつづける猫又、様々な演技をする王水など、さまざまだ。 そんな中、とある存在が噂されていた。 人の心に巣くうセイレーンが、存在しているのだとか。 「・・・・・・えっと、あなたは・・・・・・」 「あ、えっと、どうも、セイレーンでーす・・・・・・」 第一話、よわよわセイレーン、地上に降り立つ 「で、あなたは、本当にセイレーンなんですか?」 「いぃん・・・・・・そうです」 僕の目の前に表れた謎の女性
熱い、熱い景色の中、私の意識は確かに無くなったはずだった。 意識がなくなるその瞬間、私の頭の中を支配していたのは、強い、強い憎悪だった。 それまでの私が感じていた感情を、すべて黒く塗り潰す程の強い、強い憎悪。ただ、一つだけ、塗り潰されてない感情はあるけど、その感情の名前はわからない。 あぁ、もしまた、あの人に出会えるのなら。 この感情を、そのままぶつけてやるのに・・・ そう気づいた時には、私は。 血のように赤い薔薇の中で、眠っていた。 ◇ ◇ ◇ 血も通わぬそ
彩の魔法使いの恋愛系(ここ重要)短編集です。 こんなのコロレさんじゃない!っていう方はブラウザバック推奨。 本人公認作品です ヤンデレ 「ねぇ○○さん、前に私が言ったこと覚えてる?」 そう、目の前の彼女は言った。 「その顔、覚えてないって顔だね?ふぅん・・・」 彼女は、その瞳を黒く染めながら言った。それは、僕がこうして彼女と付き合う前から見せた、僕にだけ見せるあるサインだ。 「言ったよね?学校があるから私以外の女の子と会うのは仕方ないとしても、会話しないでっていっ
この作品は、ツイステッドワンダーランドの夢小説です。夢女子が出てきます。苦手な方はご注意ください。それでもよい方は下にお進み下さい! この作品はフィクションです。登場する人物は現実に一切関係ありません。 拝啓お母様。魔法が暴走した結果私は何故か異世界の魔法士養成学校に転移しておりました。 しかもこの学校、何故か男子校なんです。 しかもしかも、世界が違うせいか、魔法が使えません。魔力も感じません。おかげで私はかなりピンチです。 なので、私はこの猫みたいな魔獣であるグリ
魔法界では、魔法士を目指すものは養成校に通うべし。と掟が存在する。それは誰かが決めたものでも無いが、自然とそういう流れがいつのまにか出来ていたのだ。 今日も、そんな魔法使い養成校での慌ただしい日常が幕をあける・・・・・・ 私の名前はコロレ・プリマリーナ。魔法使い養成校に通う魔法使いです! 今、薬学の先生であり担任であるメル先生からの課題である人形の一部を魔法で動かす練習をするために、友達のマユちゃんと練習しています! 「むー・・・・・・えい!」 「あちゃー。また失敗だ
コロレ・プリマリーナ とある魔法使い養成校に通う少女。色を変える魔法を得意としており、またカードを使った占いも得意としている。立派な魔法士となるために見聞を広めるため配信を行う事にした。自他ともに認める彩の魔法使い。 「貴方の心に七色を~!」 バーチャル日本に行くときには塗替いろはと名を名乗っている。 ちなみに魔術師は魔法界内での上位階級なためふざけてそう呼ぶと怒る。 同じ学校に似たような男子生徒がいるらしいが、本人とは無関係だとかなんとか。 プリマリーナという苗字
自分の本当がわからなくなって来ている。そうなるほど追い詰められて、でも逃げたくて仕掛けた反撃も甘く、すぐにネズミのように縮こまってしまった、そんな君。そんな君は、まるで崖際に行くように、ゆっくり、ゆっくりと、その顔に絶望を貼付けて、一歩一歩、歩き出して、鉄の固まりが近づいた踏切に、飛び出していった。 僕は叫んだ。君の、友達の手を掴みたかったから。君の居場所はここだよって教えたかったから。二人きり、このまま愛していけるってずっと信じてきたから。 そんな景色を繰り返す。蝉の声がず
うるさく響く時計を、姿見越しに寝ぼけた目で見る。ちょこっと開けていた窓から感じる、朝をすこし過ぎたこの時間特有のこの感じ。鏡に写る私の顔も、何も変わっていない。よかった。変わらないことはいいことだから。でも、私の心はざわめいている。ずっとずっと変わっていっている。ずっとずっと深くに埋めていたはずのピンク色の心が大きく育ってしまって、そこから主張していくあの思いは、とっても愚かに感じてしまう。自分のことなのに、とてもおかしい。 何時もの時間に家を出る。これも変わらない、私だけの