
FP3級を爆速2週間で合格した話
少し前になりますが、お金の勉強をしていく中で、興味本位で取得したFP3級。取得以上に大きなメリットがありました。良かったら読んでみてください。
受験しようとした背景
去年の初め、知人の紹介でFP(ファイナンシャル・プランナー)さん家計管理に関してお話しする機会がありました。FPという職業があることは以前から知っていましたが、自分にはあまり関係ないだろうなと思っていました。ただ、年齢を重ねていくうちに、漠然と将来に対するお金の不安があることに気がつきました。
20代の闘病真っ只中の時は、本当にお金には苦労したので、また同じような経験をしたくないと思っていました。メンタル不調で、またいつか働けなくなってしまったらどうしようという不安もありました。
そんなことを考えながらFPさんとの個別相談が始まりました。衝撃でした。
借金なし
大きな買い物(たとえば家や車)もなし
ブランドものも買っていない
独身なので扶養する家族もいない
にも関わらず収入と支出が合わないのだとしたら、単なる使いすぎですねと。FPさんとの時間はとても有意義なものになりました。お金のことをちゃんと勉強しなければいけないと思わせてくれたのです。そこから本を読んでみたり、家計簿をつけてみたり、Instagramで情報収集してみたり。新NISAにも興味があったので、きちんと理解した段階で初めたりもしました。
そうしていくと、少しずつですが貯金ができるようになっていきました。そして日々改善されていくのがとても面白く、もっと知識をつけたいと思うようになりました。
だったら、FP3級を目指してみようと思いました。FPになりたいというよりは、単純に知識をつけるだけでも十分かなと思ったんです。お金の勉強をやっていく中で、知っていることで得すること、知らないが故に損することがたくさんあったからでした。
そうと決めたら、行動するだけなので、すぐネットでFP3級を申し込みました。短期集中の方が私の性格に合っているので、2週間で合格できる方法を探し、実践してみました。
勉強方法
基本方針は、
爆速でインプットし、過去問を解きまくる。
というやり方をしました。具体的には以下の通りです。
① 試験日を決める
一番の関門。試験日を決める。
私は一念発起をした日から2週間後に設定しました。
1週間では短すぎただろうし、3週間では集中力がもたなかったと思います。
そういう意味でも私には2週間という期間を決めて正解でした。
②YouTubeで大量インプット
1日1分野潰していきました。
インプットに使用したのは、
ほんださん/東大式FPチャンネル の 【FP3級爆速講義】
FPは6分野ありますので、6日間で1周できます。1周で理解出来るとは思えなかったので、最終的に2周しました。平均してインプットは毎日2.5時間くらいかかっていました。1回目で全体像を把握して、2回目で細かいところを、直前で紛らわしい数字を整理していました。
③ 過去問でアウトプット
高速インプットした後、忘れないうちにアウトプットをしてしまいます。
使用したのは、【FP過去問道場】
過去12回分、1分野で120問の過去問を解きました。目標は8割を目指すこと。所要時間は約30分程度。分からなければすぐ次へ行くという感じです。インプットとアウトプット、合計して1日3時間程度をFPの勉強に充てていました。
④ スケジュール
全体のスケジュールはざっとこんな感じでした。
1日目 ライフプランニングと資金計画
2日目 リスク管理(保険)
3日目 金融資産運用(株)
4日目 タックスプランニング(税金)
5日目 不動産
6日目 相続・事業承継
7日目 実技対策
8日目 ライフプランニングと資金計画
9日目 リスク管理(保険)
10日目 金融資産運用(株)
11日目 タックスプランニング(税金)
12日目 不動産
13日目 相続・事業承継
14日目 早朝: 実技対策 午後: 本番
実際書いてみるとかなり詰め込んていたみたいです笑 しかし、私はそこまで頑張っているという感覚はなかったです。純粋にFPの勉強が楽しかったのもあります。お金の勉強が私には合っていたのかもしれないし、今まで少しずつ勉強をしてきたおかげで初めて知る内容が少なかったです。それでも不動産や、相続の話はとっつきにくかったです。
⑤ 実技対策
実技の過去問を解説してある【この動画】を参考にして対策をしました。
やり方は、問題文を見ながら適宜停止し、自分で手を動かして答え合わせをする。それ以外で特別な対策はしませんでした。学科でインプットした知識を応用すれば、聞かれ方が違うだけだと思ったからです。
学科のインプットに集中→ 実技特有の問題の対策(控除額の計算方法など)
をしていました。計算方法を覚えておけば問題ないです。複雑な問題もそれほど出ない印象です。
試験用TIPS
ここからFP3級合格のために役に立つ豆知識を共有します。
知らなくても大失敗にはなりませんが、本番で焦ってしまうと通常だと考えられないような行動をとることがあります。事前に知っておいた方がいいかもしれません。
①学科試験版
過去問を見る限り、知識を聞いてくる問題がほとんどです。その知識もほんださんのYouTubeを聴いていれば十分合格点は取れます。ただ、似たような数字や特例、配偶者控除が多いので、頭の中できちんと整理しておいた方が良いかと思います。
例)贈与税と相続税の配偶者の特例
では適用条件が異なるので、試験前に整理しておくと混乱しないで済みます。
学科は特に試験時間には余裕があります。十分回答を見直しをした上で、退出して実技の最終確認をした方が効率はいいかもしれません。私は途中退出する勇気がなく、試験時間いっぱいまで使いました笑
② 実技試験版
A) 計算問題での電卓の使用
自宅で勉強していた時はiPhoneの電卓を使用していましたが、試験本番で携帯電話は使用できません。CBT試験は画面上に電卓があるので、クリックしながら計算をします。最初は戸惑うかもしれません。FP道場でも同じような画面があるので、本番前に練習しておくといいでしょう。
B) 何を聞かれているのかを把握すること
【例】退職所得額か、退職所得控除額か。
言葉は似ていますが、全く違う答えになります。
仮に本番で焦っている状態で、退職所得を聞かれているのに、控除額を求めてしまうこともあるかもしれません。そして間違った選択肢を選んでしまう。選択肢に自分の答えがあるので、間違いに気がつきにくい。焦ったり、よく問題文を読まないと、ミスをしてしまいます。他人事だと思わず、十分気をつけましょう。
まとめ
私は今回2週間という短期間でFP3級を取得しました。なかなか会社勤めをしながら、退社後や休日を使って勉強を続けることは簡単なことではありません。ですが、少しずつでも勉強を続けていくことで、未来はきっと明るくなると信じています。
FP3級を取得したことで、社会保険にどういうものがあるのか、失業したらどのくらいのお金がもらえるのか。保険は何を選べばいいのかなど、勉強したことで新しく増えた知識もたくさんありましたし、それで助けられていることもたくさんあります。
『今日よりも明日、明日よりも1年後がよりお金に困らない人生を目指していきたいと思います。』
この記事を通して誰かの役に立てればとても嬉しいですし、2週間頑張って勉強した甲斐があります。
最後までお読みいただきありがとうございました。