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コロナで味覚・嗅覚障害、そして異臭症と風味障害になった話①(随時更新)

どうも皆さん、ゆるです(#^.^#)

コロナが流行して約5年、一度も感染したこと無かった私ですが、遂に2024年7月末に感染してしまいました…。

私の周囲の人で(15人程)感染した方はいましたが、いずれにしても軽症で味覚・嗅覚障害の症状を含めても2~3週間程で完治されています。

なので、当時の私は「コロナって感染してもそこまで酷い症状じゃないんじゃない??」と正直コロナを軽く見るようになっていました。(反省)
例え感染しても、重症化する確率も少ないと思い、さほど心配していませんでした…( ̄▽ ̄;)

しかし、いざ自分がコロナに感染すると、周囲の人の話以上に自身が重症だったことを知り、対策を甘く見ていた自分への後悔が今も残っています。

コロナで味覚・嗅覚障害になり、無味無臭になった時は、動画やWebで1年以上戻らない人の記事もあり、自分も症状に進展が起きるまでは毎日とても不安でした。

今コロナに感染してしまって、後遺症治療をしている方、一生治らないんじゃないかと不安かと思いますが、医者から「(嗅覚味覚症状は)一生治り(回復し)ません」と言われた私でも、きちんと回復の兆しが見えてきてますので、必ずしも助けに繋がる保障は無いのですが、この記事を読んで、少しでも諦めずに希望を持って貰えたら嬉しいです(^-^)

症状に進展があり次第、随時更新させていただきます。

飲んでいるサプリメント、お薬、治療等は載せられる限り載せますが、使用の際は完全自己責任でお願いします。

2話目はこちら↓↓↓

【番外編】はこちら↓↓↓



①コロナの症状が出始めて初日~1週間後(遂にコロナに感染する)

当時は熱っぽい自覚はあるものの、そのまま職場で仕事していました。最初に感じた症状は頭が熱で重いような…とにかく仕事中、頭が回ってない感じでした…。
まだこの時点では風邪と同じ症状でしたので「最初は風邪かな?」と思い、職場に置いてある風邪薬を飲んで、そのまま様子見で仕事してました。

おかしいなと思ったのは、仕事帰りの電車に乗っている時でした。身体の節々が関節痛で痛かったこともあり、普段は座席に座っているとあっという間に最寄り駅に着いている感覚でしたが、その日だけは最寄り駅までの時間がすごく長く感じました…。

私の体質上、膝と肘の関節痛は疲労が溜まるとあるのですが、コロナに感染した時は全身に痛み(関節痛)がありました。

最寄り駅に着いても、全身関節痛で痛いし、身体はだるい。頭も重い…あまり重い病気にかからない私ですら普通じゃないとわかりました。

家に着くまで…家に着いても地獄だった。

急いで家に帰って体温計で熱を測ると39.6度。想像以上に高かった体温に、自分でもビックリで急いで横になりました。翌日朝イチに病院(近所の内科)に行きたかったのですが、最近の病院は熱があると見てもらえなかったり、病院の中に入って診察してもらう事が難しかったりするんですよね…(´._.`)

という訳で3日間40度の熱と闘い、ようやく落ち着いた4日目に病院で検査をしてもらうとなり、後日「陽性」と連絡が来た時には、熱の下がらないしぶとさから、やっぱり…と薄々分かっていても少しショックでした。

私が感染する前に既に完治した友人や周囲の人に話を聞くと、全身関節痛や味覚嗅覚が長引いた・重症化した人は、一度もワクチンを打ってない方、又は最後にワクチンを打ってから3年以上経過されている方が多かったなと思います。(※あくまで私の周囲の方の情報を参考にしています。)

私は今から最後にワクチンを打ってから今に至るまで、3年が経過していました。なので、ワクチンの効果も無くなっていると思うので一度打ってない方とほぼ同じ状態かなと思います( ´・ω・`)

コロナにかかり、熱が落ち着いて4日目が経過した頃、偶然冷蔵庫に入ってたポッキーを食べると、不思議と匂いも味も感じず「あれ、ポッキーってこんなに味しなかったかな…?」と首を傾げて食べてました。

2度目の通院の際にこの事を話すと、医者から「味覚・嗅覚障害ねー。大丈夫大丈夫、ほとんどの人は戻ってくるから。」と、何とも軽ーい返答だったので、さほど不安も心配もしてませんでした。

医者が言っていたように、コロナに感染して10日くらいにようやく味覚が分かるようになってました。とは言っても、分かるのは大まかな味(甘い、しょっぱい、すっぱい…)だけで、本来リンゴとチョコレートの甘さは全然違うはずなのに、この時は全部同じ甘さ、本当に「甘い」だけしか感じ取れませんでした。(※塩味も酸味も同じ)

コロナに感染して2週間が経過した日のこと。ネットでは「感染した7割の人が嗅覚・味覚障害は2週間で回復します」と書いてあった事と、コロナに感染した周りの友人達も本当にそのくらいの期間で完治していたのもあって、まさかこれから後遺症と闘う自分の事なんて夢にも思わなかった私なのでした。

放っておけば自己治癒すると思い込んでた


②コロナに感染して2~3週間後(無味無臭から医者に死刑宣告される)

コロナに感染して2週間が経過した日のこと。ネットで「7割の人が嗅覚・味覚障害は2週間で回復します」と書いてあった2週間は数日前に過ぎてたものの、一向に嗅覚(ニオイがわからない)・味覚(細かな味が分からない)が改善してない私は、最初に通院していた内科ではなく耳鼻咽喉科で診てもらうことにしました。

実はコロナで咳が止まらなかった私は、度々コロナの検査をした内科の病院に通っていたのですが、(5日おきに)通院して3回目の際に医者から「え、まだ咳も味覚も嗅覚も治まらないの?」と驚かれた事がありました。

ちょっと心配になって、周りの知り合いにも聞いてみると「確かに病院に行ったのは2回くらいで…嗅覚・味覚も無くなったこともあったけど、2週間くらいで回復したし、特にそれ以上病院行くとかも無かったよ。」という声が多かったです。
…ということは、普通なら少しずつ改善してるはずが、自分は重症な方なのでは?と日に日に不安になっていきました(´・ ・`)💦

基本平日は仕事ということもあり、熱が落ち着いて1週間後に会社に出社したものの、コロナの症状なのか倦怠感と止まらない咳に、なかなか復帰までには時間がかかりました。
一言でも話そうとすると、咳が延々と止まらなくなり、肺炎になりかねないので、仕事中は倦怠感と吹き出しそうな咳に耐えながらも、ひたすら黙々仕事をこなす日々が続きました。

コロナの休業補償も無くなった今の状況で、仕事に駆り出されるのは本当に辛かったです…(›´-`‹ )

頭と体が倦怠感で追いつかない……

仕事をしているものの、頭の中は一向に治る気配のない味覚・嗅覚障害への不安でいっぱいで、仕事よりもこっちの方が常に頭をよぎってました。

幸いにも私の職場は、仕事中に通院してきてOKなのもあり、上司に事情を話して、とりあえず職場近くの耳鼻咽喉科に診てもらうことに…。嗅覚で苦労された方は分かるかと思いますが、診察では最初に「にんにく注射」でどれくらい嗅覚が残っているか検査されます。

注射されている間に、にんにく臭がどのくらいの時間で感じ始め、終わるのか、そもそもニオイを感じ取れているのか、注射時の反応でまだ生きている嗅覚の細胞がコロナ後にどれくらい残っているのか調べます。

ちなみにコロナで重症化した一人である私の友人は、味覚・嗅覚障害の完治までに半年の月日を要しましたが、にんにく注射は注射された時点でニオイを感じ取れていたそうです。

そして私はというと…何も分かりませんでした(´._.`)
知らぬ間に針を入れられ、抜かれ…看護師さんに「匂いわかりましたか~?」と優しく問われても、分からなかったと応えた時の「あー……」という、反応の薄さが余計にメンタルダメージでした。

診察室に呼ばれ、医師から言われた第一声は「ニンニク注射で臭いが分からないということは、鼻の嗅神経が全て死滅しているということです…残念ではありますが、治すのは非常に難しいです。仮に治ったとしても、以前のように治ることはほぼ無いと思ってください。あと、治っても再発の可能性もありますから希望は薄いです」と、とても真剣な表情で言われたのを今でも覚えてます。

医者に回復全否定された時の心境

気休め程度に点鼻薬(リノロサール)を貰い、私はショックで魂が抜けた状態で職場を戻り、しばらく夜も眠れない状態が続きました。

医者から治らないと言われて約1週間、もう味覚も嗅覚も戻らないんだろうか…と私はぼんやり色の無い日々を過ごしていました。ご飯も食べても大まかな味しかしない。何を食べても同じ…匂いは全然感じない、気づけば私は5キロ痩せていました。

コロナにかかって3週間が経った日のこと、部屋を掃除していると、数ヶ月前に友達とワークショップで作った練り香水がコロンと出てきました。懐かしいなと思いながら練り香水のフタを開けると、ほんの僅かに香りがした気がしました。本当に微々たるものだったので、最初は私の錯覚かもしれないとも思いましたが、これには諦めていた私も少しだけ希望の光が見えた瞬間でした。

まだ私の嗅細胞は死滅してないかも…!

その日以降、医者から二度と治癒しないと言われた私でしたが、諦めきれず毎日調味料、香水、食べ物ありとあらゆるものを嗅ぐようになりました。そして嗅覚・味覚障害を少しでも回復させようと様々な動画、ネットを漁り、色々試すようになりました。

飲んでいたサプリメントは、マルチビタミン、マルチミネラル、たまに亜鉛。(取りすぎは禁物!)薬は病院で処方された咳止め薬、痰切り薬、鼻炎アレルギーの薬、当帰芍薬散です。

私も今の病院で毎回言われることがあるのですが、一番治らないのは「諦めてニオイを嗅がなくなること。最初は分からなくてもいいから毎日調味料や香水、何でもいいから毎日ニオイを嗅ぐ!」を意識してくださいと言われます(#^.^#)

聞くところによると、嗅細胞はニオイを嗅ぐことで活性化されるので、嗅がないと細胞が不要と思われてそのまま死滅するようです。とりあえずニオイを嗅いで嗅細胞を生かすことを考えましょう。

③コロナに感染して1ヶ月後(あれ…ニオイが分かる…?)

毎日色んなものを嗅いだお陰なのか、サプリメントのお陰なのか、時間経過が良かったのかは分かりませんが、徐々に匂いが分かるようになってきました。10点満点中8点くらいは(何の匂いか区別できるというのはさておき)匂いがあるのか無いのかが分かるようになりました。

ただし、匂いは感じ取れるものの、本来と全く違うニオイになっているものも多々あります。(下品な話ですが自身の排便、ニンニク、主に本来臭いもの…)

味覚の方もハッキリわかる!までは言いませんが、少しずつ細かな味も分かるようになってきて、今はリンゴとチョコレートの甘さの違いも分かるようになってきました。

当時の私は、全くの無味無臭から匂いを感じ取れるまでに回復しただけでも嬉しかったのもあり、本来のニオイでないものがあっても、味がいまいちはっきり分からなくても、そこまで気になりませんでした。

今度こそ時間経過で完治するんじゃない…!?
(繰り返す過ち…)

★次回へ続く…

ということで、今回は長いのでここまでにしたいと思います。まだまだ載せたいことは沢山あるんですが、コロナの後遺症だけで4000文字(原稿用紙10枚分)もいくとは思わず…‪( ◜௰◝ )‬

症状が改善次第、更新します。この文章だけだと後に自然治癒して完治してるようですが、実は私もまだ完治していないのです。そして思わぬアクシデントが…。次回はそれを書く予定です。

後遺症で苦しんでいる皆さん、少しでも回復しますように願ってます(^-^)

2話目はこちら↓↓↓

【番外編はこちら】↓↓↓


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