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農水省と農林中金


 添付記事にある様に、農水省が農林中金に関する有識者会議を開催しました。農林中金が資産運用で損失を出したことに端を発する有識者会議。問題が無かったかを検証している様です。

 確かに、農林中金が抱える資産は、日本の農家や地域住民が農協等に貯金したもの。それを農林中金が資産運用し、信連や農協等を介して農家や地域住民に還元してきた。だから、運用は慎重にし、損失が無いようにしてもらわなければならない。
 農水省は今回の損失は農家等の資産を毀損した、との認識なのかもしれません。
 しかし、有識者会議は「理事会の在り方検証」と、ある意味で、かなり踏み込んできた。

 農林中金法では理事の兼職・兼業が禁止されているので、法律の改正まで至る可能性もある。
 法律が改正されて、外部の有識者が理事になれるようになれば、100兆円を超える農協組織等の資産運用に関われる。
 このことを「大チャンス」と考える方々は、世界中にいるでしょう(農協組織等からすりゃ大改悪かもしれん)。

 今回の損失問題、農林中金の理事会の責任は重い

 因みに、昔は、農中の理事長は農水次官経験者の指定席。書いてて思い出した。

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