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併願優遇ってなんなの?

たらママです。トップ画像は、受験生に嬉しい「たぬき(他抜き)」です。
他の人を抜いて、合格をもらえますように!

さて。都立高校受験を控える子がいるんですが、なにせ初めての高校受験。分からないことだらけ。

あ、ちなみに、うちは主要5教科がオール3で偏差値は50以下の学校しか無理、という成績の子ですので、ハイレベルな受験情報は一切ないのであしからず。

まず、「???」ってなったのが「併願優遇」という制度について

都立(学校によっては私立でも可)を第一志望にしていて、そこが不合格だった場合は入れてあげますよ、っていう制度です。
簡単に言うと、滑り止めですね。

併願優遇は、各校で定めた成績基準点に達していれば出願が可能で、当日試験を受ければ、テストの出来不出来に関わらず合格をもらえる、というもの。たまーに出願できても「場合によっては入学できないことがある」という学校もあるようですが、ほとんどはちゃんと答案用紙に名前書いてれば合格!となるようです。
学校側は、受験前に合格を確約することができないようで、入試相談で高校に聞いてみても「必ず合格するとはお約束できないけど、今までに不合格になった生徒はいません」というなんとも歯切れの悪い回答でした。

基準点は、英検や数検といった検定試験や、各学年の欠席日数が3日以内とか、部活動3年間継続、生徒会で活動していた、など各校が定める条件に対して加点ポイントがあり、内申点の合計にプラスして、基準点を満たすか見ていきます。

オール3のうちの子の場合、「英検3級」を取っておいたことで命拾いしました・・・
先輩ママからの「英検は取らせておいた方がいいよ」というアドバイスを中2で聞いて、すぐに申し込んだのが良かった!

正直、オール3だと、併願優遇がもらえる学校がほとんどない・・・これには本当に驚きました。

3学年上のお子さんがいる先輩ママたちに聞いた「うちもオール3だったけど、○○高校の併願取れたよー」っていう情報は、一切通用しなかったです。
おそらく、ここ1-2年で併願優遇の基準点を上げてきたと思われます。。

オール3以下の子は、定員割れしている都立高校しか行先はないのでしょうか・・・私立一般受験なんて怖すぎるし。

っていう絶望から救ってくれたのが、英検3級!!!
学校によって加点ポイントが違うので、中3の夏までには説明会に行って最新情報をゲットしてきてください。前年度の情報は、変わる可能性もあるので、あくまで参考程度に。

また、併願優遇で受験するには、
①事前に学校説明会に参加
だけでなく、
②保護者と生徒と、受験する学校の先生と個別入試相談する
のが必須の学校もあるので、入試要項をよく読んで、「個別入試相談」がある場合は必ず受けるようにしましょう。

とある学校で、併願優遇には個別入試相談が必要だから、ということで受けたのですが、後日電話で念のため確認したら、「個別入試相談を1回受けている記録はあるのですが、お母さんがほとんどお話しされていて、本人の話を聞けなかったので、もう一回来てください」と言われてしまいました。。。

初めて見に行った学校で受けた個別入試相談で、ぺらぺらとその学校の説明受けての感想やら魅力を話せるような子だったら、こちらの学校を併願優遇候補にしたりしませんよ・・・と思ったけど、個別入試相談はある意味「生徒の品定めタイム」でもあるだろうから、仕方ないですね。結局こちらの学校に出願はしないことになったので、2回目の個別入試相談を受けることはありませんでした。

併願優遇は、オール3レベルだと選択肢は非常に少なく、結局「受け入れてくれるところを候補にする」という消極的な選び方しかできません。これは、併願優遇に限らず、一般受験でも同じですが。

偏差値できっかりチャレンジできる学校が分けられてしまう現実を目の当たりにして、「ああ、高校からすでに社会の階層分けが始まってるのね・・・」と気づかされましたね。。。

長くなったので、今日はここまでにします。



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