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浅漬けのための労働
こんにちはこんばんは瀬戸です。
Twitter卒業しました。
理由はいろいろある。高校生のころから本当に楽しく使わせてもらって、やさしい言葉であふれるタイムラインが大好きで穏やかに見ていられたけど、ここ一年くらいは仕様の変更が激しくて落ち着かない繁華街みたいになってた。すこやかに眺めて、ただただにこにこするためにあるTwitterだから、そうでないのなら離れるのも賢明な決定かなあと。だんだんと足が遠のいて、ちゃんとありがとうを言えないまま音沙汰になっていくなのはどうしても嫌だった。一月までと決めて、たくさんの大好きなフォロワーさんたちにありがとうを言えて本当によかったと思う。やさしく送り出してくれて嬉しかった、幸せなことだね。高校生のころからずっと続けていたのだから、私の成長を見守ってくれたひとたちってもはや親戚だ。弱音を吐いたときには大丈夫だよって背中をさするような言葉をくれて、合格や成功を伝えたときにはおめでとうよくがんばった!と褒めて褒めて褒めたおしてくれて、カレー食べたよと言えばいっぱい食べてえらいと言ってくれて。優しい言葉には優しい心が集まるのだと、こんなにも私に教えてくれたTwitterには感謝しかない。美しい言葉を使う人、美しい写真を撮る人、美しい音楽を奏でる人、たくさんのフォロワーさんに影響を受けたし刺激をもらった。
6年間本当に本当にありがとうございました。
1月は総じて元気に過ごせた。仕事は相変わらずよくわからん課題が山積していて、上司の無茶ぶりもよくわからんし、私のおっちょこちょいさもよくわからん、がしかしなんにせよ仕事が好きなのでまったく問題なく頑張れている。ありがたいでしかない、社長へ、瀬戸ちゃんを雇ってくださってありがとうございます今後とも頑張りますのでどうかよろしくお願いします。
カレーもいっぱい食べたし作った。渋谷で二週連続南インドカレー爆食をキメた、普段家で作るカレーのこと大好きだけど、ドーサみたいに絶対に家じゃ無理!なものを楽しむのも大事。カレー食べてるときってものすごく「無」になるのでだいたい一人で食べに行く。もともと人と話しながら食べるの得意じゃないから全然気にならない。一人でゆっくり食べて、じっくりいろいろ考えながら過ごすカレータイムはあまりにも美しい幸せの形だと思った。渋谷のエリックサウスマサラダイナーというお店、ここ本当においしいカレーが食べられるのでみんな行ってください。おいしすぎて無限におかわりできてしまうので空腹で挑むのが必須!このお店の店長さんは大変に天才な料理人。ちょっと仲良しなので、カレーが届いたときに図々しく「これなんのスパイスなんですか?」って聞いたら、予想の10倍以上の情報量で説明してくれるので非常にナマステ。地理背景まで教えてくれる、料理は科学であり地理学であり民俗学であるからね、重要重要。インドへ思いを馳せながらモリモリ食べるカレー最高でした。
カーテンを洗った。カーテン洗うの正直言ってめんどくさい。正直言わなくてもめんどくさい。去年のうちに洗うつもりだったけど重い腰が上がらなかった。カーテンやカーペットみたいな布物は、柔軟剤をたっぷり入れて洗うのが本当に好き。カーテンを開けるたび、カーペットに寝転ぶたび、お気に入りの柔軟剤がほんのりと香ってたまらなく嬉しくなるから。カーテンの香りがだんだんと薄れて、ここ数カ月はもうずっとさみしくて物足りなかった。25日のよく晴れた金曜日、だいぶ早起きして洗って干してそのまま会社行って、定時退勤ののち爆速で帰宅して取り込んだカーテンは百点満点のよい香りになってました最高。
キャベツが高い、信じられないくらい高い。葉物って定期的に値段が爆上がりしてこうして世間で騒がれるけど、そのたびに「手軽に買えたあのころ」のありがたみを知ることになる。まあこれはこれでよいのでは。キャベツがないなら小松菜を食べればいいのよ、小松菜が高くなったらネギでも焼いて食べておけばいい。
キャベツのこと大好き(唐突に始まる野菜への愛シリーズその㉙)キャベツという名前がもう好き、発音しょっぱな「きゃ」なのやばすぎる。
生のキャベツも好きだし、やわらかく煮たキャベツも好き。とんかつに添えられたふわふわ千切りキャベツ、コンソメでじっくり煮込んだやわやわキャベツ、回鍋肉の中の適当に火を通してある絶妙しゃきしゃきキャベツ、コールスローや餃子のなかにいてくれるみじん切りキャベツ、もう思い浮かべただけで総じて愛しい。しかし追随を許さない地位を確立しているのはキャベツの浅漬け。浅漬けしか勝たん。一人暮らしを始めてからもう何年も冷蔵庫のタッパーに大量に作り置きするようにしていて、朝食べてお弁当にも入れて夜も食べるから毎食私に元気を与えてくれている、本当にありがとうキャベツ。秘伝のレシピとかそういうのはない。キャベツ、塩、昆布、刻み唐辛子、以上。キャベツは塩で甘くなる。浅漬けというと和食のイメージだけどそんなことはなくて、くどくなりがちな洋食に添えてもさっぱり要員になっておいしいし、味がソースに偏りがちな中華にもさわやかな塩味要員になってくれておすすめ。オムライスに添えられた浅漬け、チャーハンに添えられた浅漬け、どこまでもおいしくやさしく瑞々しくてありがたいのでぜひ。
一日はキャベツの浅漬けで始めたい。とんでもないさわやかさと、目が冴えるしょっぱさ、キャベツの甘さといい食感、すべてが「正しい」食べもの。値段に憂うことなくたくさん食べたいので早く値段落ち着いてください。しばしきゅうりでカサ増しする日々はつづく。辛抱して待ってるね。
冬は電気代も水道代も元気に上昇してなんというかもういい加減にしてください、物価はぐんぐん上がるのに給与明細の数字は安定して低空飛行なのなんなの…と言いつつあんまり気にしてはいなくて、すべてを「まあこれもまた人生♩」で済ませている。生きるのが最高に上手。
2月もおいしく食べて生きようね。難しい顔してごはん食べるのはだめ、よくないとかじゃなくてだめ。ごはんをおいしくたのしく食べられない人生なんて意味ない、最後の一枚になった箱ティッシュくらい意味ない。
洗濯が終わるまでの20分間で書く私の生活記録おもしろすぎ
自分の言葉たちのことが大好き。
瀬戸水葉