映像制作時に心がけること。(その1)
先日、代理店からある映像の改訂作業を依頼された時のこと。
他のディレクターが制作した案件のため、制作データを一式引き継いだのですが、
開いてみると…びっくりするくらい訳がわからないフォルダ構成!
素材の種類毎にまとまってるわけでもなく、
第一階層に素材と一緒にAeやPrのプロジェクトデータが入り交じり
「名称未設定フォルダ」「○○○のコピー」「〇〇○のコピー2」…といった何がどのデータかがサッパリわからない状態で、作業開始前にゲンナリしてしまいました。実際にこれを制作したディレクターに確認したところ、制作から時間が空いてしまって本人もよく分からなくなっているらしく、実作業にかかるまで丸1日を要してしまいました。下の画像が実際のAEの様子です。(ごく一部です)
作業スピードを上げるために、ショートカットを覚えたり、便利なテクニックを覚えるということは当たり前かもしれませんが「名前をつけること」が疎かになっている方が多いように思います。
名前を事前にシッカリと管理することで、わずかかもしれませんがファイルやレイヤーを探す時間が短縮できます。それを案件ごとに積算するとトータルでかなりの時間短縮になります。
もちろん、ただ名前をつければ良いというものではなく、自分なりにルールに沿った付け方をすることが大事だと思います。こちらが、リネームした様子。
案件に携わる人であればひと目で何のコンポジションなのかがわかるようにしています。弊社ではこれと同様に、1案件ごとにプロジェクトを管理する上でフォルダ構成をルール決めし、誰が触っても引き継げる状況に備えていますし、おそらく同じようなルール決めをしているプロダクションやクリエイターの方もいらっしゃると思います。
「テクニック」もですが、このようなプロジェクト管理もみなさんがどのようにされているか、興味津々です!
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