『なるべく裸でいたい』癖
持ち物の話。持ち物にカバー類をつけずに持ち歩きたい、ということである。
実際、スマホもパスポートもカバーはつけないし、
紙のチケットなんかも胸ポケットにそのまま入れている。
カバーをつけないことはかっこいいと勝手に思い込んでいるふしがある。
「カバーをつけなくても傷つけずに扱えますよ」、という上品さ、丁寧さを醸し出せると同時に
仮に傷がついても「キズなんか気にしないぜ」という豪胆なヒトを気取れることもできる。
どちらに転んでもそういうスタイルの人なんだなと思われるので損はしない。
しかもモノが増えるのを防ぎ、持ち物がすっきりするメリットがある。
もともと持ち物は少なくしたい性分で
大学時代は携帯も財布も持たず、家の鍵もそこらへんに隠してバイトに行っていた。
持ち物があっても荷物はなるべく少なく、かばんは小さく。
身軽でいることが楽だし、モノに依存していない雰囲気が好きなんだ。
必要最低限のものでいいじゃないか、シンプルにいきたい。
いうなれば刀一本、他には何も持たない潔い武士のようなものをイメージしている。
そう、僕は武士なんだ。武士になりたいんだ。
とはいえこのスタイルが許されるのは、
持ち物を破損しない、なくさない。そういう最低限の行動がとれる人だけという話で。
自分の場合、社員証もストラップなんかつけないでプラスチックカードの社員証を裸でポケットに入れて携帯しているのだが、これをよく忘れる
前日のズボンのポケットに入れたまま出社してしまい、総務部に仮の入構証を借りるのである。
もはや必要最低限に及んでいない。
刀を忘れる武士である。
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