医療機関の感染対策アピール事例集
新型コロナウイルスの感染拡大で不安を感じる患者が受診控え、医療機関の経営に打撃を与えているという報道を連日のように見かけます。
患者側が失業や減給で医療費を捻出できず受診を諦めるというケースもあるようですし、やはり感染の不安と体調を天秤にかけ、積極的な受診を選ばない方は多いようです。厚労省も「過度な受診控えは健康上のリスクを高めてしまう可能性があります」として広報を強化しています。
第3波の予兆もある中、いかに医療機関へ足を運んでもらい、適切な医療を受けようという気持ちになってもらうか。先日公開されたこちらの記事に触発され、ご主張のとおり「病院ホームページに文字情報だけでは伝わらない、院内感染対策を写真や動画で伝える」ことが効果的と思いましたので、医療機関や宿泊施設が感染に対して安心・安全をアピールする事例をまとめてみました。引用元は文末をご参照ください。
この記事の目的は感染対策をアピールしている事例の紹介です。各対策が衛生管理・感染管理上において有効な手段であることを推奨するものではありませんのでご留意ください。
当然過ぎると思うこともアピールしてください
情報が載ってないことは「やっていないのでは?」という疑心暗鬼のきっかけになります。他所が励行している・取り組んでいることは当たり前と思っても載せましょう。
換気・消毒
「放送でお知らせすることにより、忘れずに実施できる」とありますが、放送することでクリーンタイムを実施していることを来院者へ知ってもらう効果も当然期待していると思います。
検温
マスク、フェイスシールド、パーティション利用
動線わける・空間をわける
来院して現地に行けばこのような取り組みも一瞥してわかりますが、事前の周知となると図説や写真でご案内できれば、安全な印象をもたれやすいではと思います。
職員・スタッフの感染対策
「感染リスクを減らすため職員の不要不急の外出は控えている」と公言する医療機関もあるようですが、一般には外来の感染患者と同じ空間にいたくないという心理が働くようにも思え、アピールとして有効なのかは疑問です。
感染リスクを低減する設備の導入
対策委員会・訓練の実施
一般の方は委員会活動はご存知ない方がほとんどですから、日頃から実施されている活動も案内すべきです。
イラスト・ピクトグラムを使った案内
一覧性を重視した方法で、前述の取り組みを端的にまとめたコンテンツも一考の余地ありですが、実際の現場やスタッフ写真の方が信憑性があり、信頼できるという印象は与えられます。画像素材を配布する自治体や企業もあります。
動画による解説と紹介
Q&A
個別に確認したいこともあることは、これまでの電話問い合わせなどで判明していると思います。よくある質問に掲載して窓口負荷を減らす、来院者にも協力いただけるよう、ひとつひとつ答えるコンテンツは有効です。
客観的な評価
このマーク自体の知名度は十分ではないと思いますが、客観的な評価に見える安心材料のひとつに見なされる情報です。