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第二次石破内閣が誕生したものの決選投票で石破票は一票も増えず…。国会は玉木代表の問題の余波でさらに厳しいものになる可能性も
特別国会が始まりました。総選挙が終わってから2週間なのですが、はるか昔のような感じすらします。第103代の総理大臣には石破茂氏が予定どおり就任しましたが、厳しい環境を痛感しています。
開会初日、直前に会議があったため、私は事前に自席の位置を確認せずに本会議場に入りました。私の足は自然と選挙前に座っていた本会議場中央の後方に向かったのですが、どうも周りの様子が違います。私が迷い込んだのは立憲民主党の席でした。
国会では議長に向かって左から大会派順に議席が割り当てられており、最も左側が自民党席、その隣が野党第一党である立憲民主党の席になっています。この順番は選挙前後で変わっていないのですが、自民党は大きく過半数を割っていますので、中央は立憲民主党の議席になっていたのです。
慌てて自民党議席に移動したものの、なかなか自席が見つかりません。会派内の議席の順は前列から当選回数順ですので、当選回数を重ねると後ろに行くのが通常なのですが、多くの若手が落選したため、私の議席は選挙前よりも前列に移動していたのです。自民党議員の誰もが国会の厳しい現実を痛感したはずです。
このままでは予算案も法案も通らない…
首班指名選挙で注目されたのは決選投票の票数です。1回目の投票で「石破茂」と書いた議員は221人。これは自公が獲得した215議席に、自民党会派に加わった無所属の6人が加わったものです。ここまでは予定どおり。
1回目に「野田佳彦」と書いた議員が151人いました。以下、維新の馬場氏38票、国民民主の玉木氏28票、れいわの山本太郎氏20票、共産党の田村氏8票、有志の会の吉良氏4票、参政党の神谷氏3票、帰ってきた日本保守党の河村たかし氏3票となりました(合計465票)。
30分間の休憩を経て行われた決選投票の最大の焦点は、石破氏と野田氏がどれだけ票を増やせるかという点でした。結果は石破茂氏221票、野田氏160票。野田氏には共産党の8票に加えて無所属の1票が加わりましたが、石破氏は1回目と全く同じ結果でした。総選挙から執行部によって行われたであろう多数派工作が功を奏していないことを表しています。
国民民主党の玉木雄一郎代表の報道の余波
本会議場では玉木雄一郎氏についての報道も話題になっていました。玉木氏は朝一番に記者会見を行い、仲間の議員に自ら説明し、首班指名では国民民主党議員全員(28票)に自らの名前を書いてもらい、夕方には街頭演説に立ったということです。私も経験がありますが、こういう時は逃げたら終わりです。
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