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大連立構想の行方を占う
正月早々、石破総理と公明党の斎藤代表から「大連立構想」に関する注目の発言が飛び出しました。
この話題は今年中に必ず表に出てくるだろうと予測していましたが、想像以上に早いタイミングで取り上げられた印象です。
「アドバルーン」的な意味合いもあるのかもしれませんが、本気で進めるにはやや時期尚早ではないかと感じています。
野田佳彦・立憲民主党代表は正月の読売新聞のインタビューで、立民の政策が取り入れられることを前提に予算案に賛成する可能性に言及しましたが、その後、次のように述べ、大連立への参加を否定しました。
「災害やパンデミックなど大きな危機の時に考えられる選択肢で、平時では考えていない」
与党の早すぎる仕掛けに対して「火消し」に走った格好です。
予算案には賛成するが、野党に留まる選択肢はあるか?
年明けの政局は、2月末の衆議院での予算案採決に向けて一気に動き出しています。
予算が通らなければ政権は立ち行かなくなるため、与党は国民民主党、維新、立憲民主党のいずれかからの賛成を得る必要があります。
残された時間は多くありません…
もちろん、予算案の賛成と連立政権入りは異なります。
ただし、予算はあらゆる政策(法律も含む)の根拠となるものですので、「賛成した政策(予算)を前に進めるために連立政権に入る」というのが、理屈の上では自然な流れです。
私は予算案への賛成と連立政権入りを一体のものとして捉えるべきだと考えています。
ただし、理屈通りにはいかないのが政界の常ですので、連立入りのタイミングは政治的な判断になります。政治日程については後に触れます。
私には、大連立という言葉を耳にすると脳裏によみがえる記憶があります。
あの時、大連立が成立していれば日本の政治は大きく変わったことだけは間違いありません。
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