石破総理と野田代表の財政論争に注目してみたが…
昨日指摘した通り、石破総理の施政方針演説の隠れたポイントは財政規律でした。
今日は総理の施政方針演説に対する代表質問。トップバッターに立ったのは立憲民主党の野田佳彦代表です。
かつて財務相を務めた野田代表が財政問題で石破総理にどのように切り込むのか、注目していました。
石破総理と野田代表はケミストリーが合います。このあたりの事情は年始に書きましたので参照してください。
整合性を欠いた野田代表の演説
演説前に我々に配られたのは要旨のみ。野田代表の演説に原稿はありません。
原稿に目を落とさず演説する姿は今回も圧巻でした。野田佳彦氏は、当代一の演説上手です。
しかし、財政論に注目していた私から見ると、演説の中身は全く整合性を欠いたものでした。
野田代表は財政問題で厳しく石破総理を攻め立てましたが、具体論では財政支出を伴う政策を並べたてました。
立憲民主党が求める新たな財政負担はどこまで膨らむのでしょうか。立憲民主党の方が税制健全化への道筋は全く見えません。
前原節は健在だったが…
日本維新の会の前原誠司共同代表も質問に立ちました。
歳出増と改革による歳出減を組み合わせた提案は、立憲民主党と比較すると整合性があるように感じました。
維新に対しては、自民党内に予算案に賛成してくれるのではないかと期待する声がある一方で、維新がまとまって行動できるのか疑問の声もあります。
明日は国民民主党
私が連携を期待する国民民主党の代表質問は明日です。
当然、103万円の壁とガソリンの暫定税率の問題を強く訴えてくるでしょう。
その時、自民党の雰囲気と総理の答弁はどういったものになるか。私は何とか接点を見出していきたいと思っています。
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