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細野豪志が政局と政策の一歩先を読む!

永田町歴25年の筆者が既存メディアに飽き足らない読者に向けて配信します。若い時は物書きになるのがあこがれでした。「政治の現場から見える真実を伝えるのだ」という情熱を込めたマガジン…
月5本から10本を目安に配信します。マガジン読者のコメント、質問には全て目を通し、できる限り回答し…
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#立憲民主党

大連立構想の行方を占う

正月早々、石破総理と公明党の斎藤代表から「大連立構想」に関する注目の発言が飛び出しました。 この話題は今年中に必ず表に出てくるだろうと予測していましたが、想像以上に早いタイミングで取り上げられた印象です。 「アドバルーン」的な意味合いもあるのかもしれませんが、本気で進めるにはやや時期尚早ではないかと感じています。 野田佳彦・立憲民主党代表は正月の読売新聞のインタビューで、立民の政策が取り入れられることを前提に予算案に賛成する可能性に言及しましたが、その後、次のように述べ

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枝野幸男憲法審査会長で憲法改正は遠のいた!?

このところ憲法改正が話題になることは少なくなりました。 歴史上、おそらく最も憲法改正に情熱を注ぎ、史上最長政権を築いた安倍晋三総理の時代ですら、憲法改正は実現しませんでした。 自公が少数与党となった現状は、憲法改正を望む方々からすると絶望的に見えるのかもしれません。 憲法改正の大きな機会を逸したことは間違いない… 他国と比較しても硬性憲法とされる日本国憲法の改正には、衆参両院で三分の二以上の賛成という高いハードルがあります。 自公に加えて維新、国民民主、有志の5会派

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補正予算審議で見えてきた与党と野党各党の複雑な関係を読み解きます

自公国の幹事長合意を受けて、臨時国会の最大の懸案である補正予算は成立の目処がつきました。 政策面では103万円の壁を撤廃すること、ガソリンの暫定税率の廃止が決まりました(詰めはこれからですが…)。 政策面以上に大きかったのは、幹事長間のホットラインが確立されたことです。 米国、欧州、韓国など各国の政治が大きく変化する中で、政権を安定的に運営するためには基盤の強化が必要です。 来年の政局で、自民党の森山浩幹事長と国民民主党の榛葉賀津也幹事長が主役を担ってくれることを期待

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立憲民主党の代表選挙にはなぜ若手が出てこないのか?その背景を解説します

今秋は政治の季節です。続々と候補者が名乗りを上げる自民党総裁選が注目されていますが、私が気になっているのが立憲民主党の代表選挙です。かつての仲間が数多くいることもありますが、野党第一党の方向性はこの国の民主主義に大きな影響を及ぼすと考えるからです。 立憲民主党の代表選挙の候補者は今のところわずか2人 立憲民主党の代表選挙の告示は7日ですが、現時点で立候補を表明したのは前代表の枝野幸男氏と野田佳彦元総理の2人のみです。自民党総裁選には少なくとも8人の候補者が名乗りを上げるの

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