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雑誌をみて、モデルとの違いに落ち込んでしまう人たちへ

フランスでモデルにフォトショップ加工された写真は、写真内に「フォトショップ加工済み」と記載するよう義務づけられるようになったそうです。

不自然なまでに細く、ありえないプロポーションのモデルに、勘違いしたティーンエイジャー達がそれを「理想の体型」だと信じて無理なダイエットをしたりすることを防ぐ目的。素晴らしいですね。

だよね。
デザイン業界にいた人なら全員知ってるけど、
出版物で加工されてない写真なんてないっ!


デザインの学校で「加工されていないフリーの写真をネットから探してリタッチのビフォーアフターを作る事」って課題が出されたときは、リタッチそのものより修正/加工されてないフリーの写真を見つける方がはるかに大変でしたから。


もう、それくらい加工されてない写真なんて出回ってない。
雑誌に限らず、ウェブでも広告でもパッケージでも、なんでもそう。


みんなが理想だと思っている美しいモデルさんももちろん加工済みです。
しわやしみ、たるみもほくろもクマもホウレイ線も二重あごも、
なかったことに!


ついでにちょっとえらを削ったり、二重をくっきりさせたり、肉付きがいいところはキュッとそぎ落としたりしてね。
魔法のツール、フォトショップがあれば理想の顔も体型も全部手に入ります。


なので、雑誌を見て

「はぁ〜、なんでこのモデルはこんなにスタイルが良くてかわいいのに私はこんななんだろ。。」

と思ってる方はこの事実をね。ぜひ頭に刻んでほしい。
かわいいは、作れる!


雑誌の写真は完璧で当たり前なんです。それが商売ですから。


実際、セレブや芸能人が「知らん間に勝手に加工されてるがなーガッデム!」っつって抗議したりすることもあるらしいですね。

どんな完璧な人間でも常にフォトショップ加工後みたいな人は存在してませんから。
あれは100%盛った写真に作った結果です。
盛るっていっても素人のわかりやすい加工じゃなくて、自然に見せかける為のもっとずっと巧妙なものです。

だから、普通にみたらわからない。(たまにわかりやすいのもあるけど…)


なので、このフランスの取り組みは世界的に広がったらいいなと思う。


理想は理想、現実は現実として見れるために。

雑誌やネットでコンプレックスを植え付けられて、悲しかったり苦しかったりしている全世界の女の子の為に。


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真殿 あかり
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