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赤ウーソーと赤五マソ
日記。
古い麻雀牌を買ったら赤ドラがなかった話。
高校の時の友人と年に数回集まって雀卓を囲む。普段は池袋の雀荘を利用しているのだが、このコロナ禍の下、雀荘に行くのも憚られるので郊外にあるうちのアパートで開催することになった。
しかし、我が家には麻雀インフラが整っていなかったので、急遽購入する運びとなった。とりあえず炬燵を囲む座布団が2枚しかなかったのでホームセンターで調達。
さて、メインとなる麻雀牌だが、新品は高いのでハードオフで中古品を探すことにした。ボードゲームコーナーを漁り二種類の牌を見つけた。一方は500円の黒い麻雀牌だった。デザインは悪くなかったのだが、点棒のサイズが通常の半分程度しかなくちゃっちく見えた。よって、もう一方の値段不明の黄ばんだ牌をレジで確認してもらった。800円だったので購入することにした。ちなみに麻雀マットはリサイクルショップで見つからなかったのでやむなくドンキで購入した。
とりあえず麻雀牌を確認した。
麗光印麻雀牌栞と書かれた赤い紙。
多分ヤニで黄ばんだ牌。
ここまではまあ想定内。
想定外の問題は二つ。
赤牌が五筒二枚のみ、代わりに白が六枚ある。
何故か七索だけ裏面が変色している。
そして問題という程でもないが役表が漢字カタカナ表記、しかも四暗刻以下役満が満貫になっている。九連宝燈は大満貫。
どうやらかなりの年代物のようである。
しかしこれもご愛嬌というものだろう。
三人が揃ったところで前哨戦、ノーレート三麻をすることにした。
喰いタンあり赤ドラあり裏ドラありがいつものルール。
余った白とマジックで赤五萬、赤五索を錬成した。
(見出し画像参照)
五萬は五マソになっている。
世にもシュールな赤ドラの誕生である。
このことは後から来るもう一人には伏せておくことにした。
この三麻で倍満をアガってしまう。
これまでの経験上、前哨戦での大きなアガりは転落の兆し。
最後の一人が到着し、近所の中華屋で腹ごしらえ。
店員のおっさんにお冷をぶちまけられるは敗北の狼煙。
家に戻って、揃って雀卓に着く。
山を組み賽を振る。
全自動雀卓が欲しいな。
だが、金も置き場所もないので諦める。
東1局。
最後に来た一人が山から牌をツモる。
瞬間、笑い崩れた。
計画通りである。
彼は赤ウーソーか赤五マソ、どちらかを引いたのだ。
そこだけ手牌が透ける仕掛けだ。
その後も赤ウーソーと赤五マソは場を掻き乱した。
それはそれとして。
この日は結局半荘5局テンピンで8400円の赤字。
ここまでの大敗は久しぶりであるがいつも通りの惨敗。
腹いせに全て硬貨で支払ってやった。
まあ、結果はともあれ麻雀って楽しいよね。
一人は福岡に転勤、
一人は火曜日が休日、
一人は今年から就職。
私だけがまだ暇な学生。
集まれる機会は減ってしまうかもしれないが
できれば一生相手をしてもらいたいなと思う。
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最後になるが、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さて、私の今年の目標はズバリ、
「黒字麻雀」
です。
これまで黒字で終われた年は無かった。
今までの赤字全ては一生かけて取り返す。
始めの一歩は一年を黒字で終えること。
ここからは復讐だ。
私なりの成長を見せるから。
首を洗って待っていろ、親愛なる貴様等。
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