口うるさいお母さん
小4算数の宿題をやっている男の子と、それを見ているお母さんが隣にいて、私は息子の習い事(プール)を見学しているのですが、、、。
「わり算のくり上がる数字は小さく書かないとわからなくなるでしょ!」
線はまっすぐにひく!
ちゃんと消す!
あーほら字が汚い、やり直し。
問題よく読んで。
めんどくさいじゃない!
それは言わない約束でしょ!?
ほらもう時間!お兄ちゃんプール終わっちゃうでしょ早くして‼︎
みたいな調子で、すぐ隣でやってるので私がビクビクしちゃう(゚∀゚)コワイ。
大変そうだなぁと聞き耳を立てながら、私は「なんて教え方が下手なんだ」と思いました。
そしてこのお母さんに、どうしたらこの子がやる気になるか教えてあげたいと思いました。
これじゃあ思春期に「うるせえくそばばあ」って言われてもしょうがないです。だってうるさいもん笑
いちいち口出して、いろんな問題がごちゃまぜになっていて、男の子がいまやるべきことができなくなっていると思います。
いまやってるのは算数だから、あくまでも計算の練習と割り切って声かけを考えないと。
例えば、字の大きさ、綺麗さは別の練習でやることにして、いまは自分でわかれば良しとする。
線をまっすぐひくのは手先の器用さが必要だから、図工とか、LaQとか、手をよく動かす遊びを繰り返すように励ましてあげて。
問題をよく読めるようになるためには、読書の習慣が必要なので、最初はマンガでいいから字を読むことを楽しんでもらって。
徐々に文章を読解する力がつくように、楽しい雰囲気で文字の世界に誘う。タイミングが大事。
めんどくさいって言われてしまうときは、集中力が切れてるんだから、気分転換に遊んだ方が効率よくなりますよ。奥さん👍
って教えてあげようかと思ったけど、余計なお世話なのでやめました。
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算数の中に書写もあり、図工もあり、マンガもあり、遊びもある。
楽しんでいるうちに出来るようになっている。
教育は多面的なものです。
「そこがおもしろいんじゃ」
と個人的に思っています。
写真)
理美容の専門学校で、アニメキャラのヘアスタイルを作ってみる実習。平面から立体へ、いろんな要素の学びがつまってます。
生徒のスキル習得を多面的にとらえると、こういう総合的な学びをとても楽しんでくれるようになります。
2019.4.24
日記 おわり
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